馬入日記
【馬入日記:8月3日】岡田翔平選手が鳥栖へ復帰。感謝と覚悟を胸に。
この度、岡田翔平選手がサガン鳥栖へ復帰することとなりました。
今朝、突然の発表となってしまい驚いた方も多かったことと思います。
2014年から期限付き移籍で1年半湘南に在籍しましたが、もともとの所属元である鳥栖へ戻ることが決まりました。
「鳥栖から話をもらってから1ヶ月近く悩んでいました。以前から鳥栖には恩義があったし、いつかは戻ろうと思っていました。今回、シーズンの途中で戻ることになるということは、みんなと一緒に一年間やるって決めた自分の気持ちに背くというか、投げ出すようですごく悩みました。ただ、サッカー選手として鳥栖がいま自分を必要としてくれるということを言ってもらって、もちろんどちらにも恩があるんですけど、大学の時からお世話になってプロになったチームなので、戻るのが少し早くなってしまいましたが決断しました」と岡田選手。
加入した昨年は14得点を挙げ、また“ここぞ”という時のゴールが多かったという印象です。
ただ今年はここまでケガなどもあり、なかなか思うような結果を出すことができずにいました。
「今年レンタルを延長して、皆さんが期待してくれていることも感じていたし、だからこそこの半年間、得点がとれなかったことはすごくもどかしかった。そういう意味では今年は苦しい時間が多かったと思います。でもそういう時間もすべてが悪かったわけではないし、いろいろ考えさせられて学ぶことも多かった。それに、そういう時に応援してもらったことが嬉しかったし、励ましてもらえたことで力をもらっていました」
湘南での1年半は色濃い日々だったようです。
印象に残っていることは?と聞くと…
「去年、最速で優勝を決めたことは印象深いし嬉しかったです。でも、それよりも一番嬉しかったのは、湘南に来てすぐに自分の応援歌を作ってもらって、歌ってもらったこと。あれは嬉しかったですね」と。
また、試合で言うと…
「アウェイのジュビロとの試合はやってて本当に楽しかった。大勢のサポーターが来てくれた大事な試合で、シーソーゲームだったけど最後に勝てて。ゴールを決められたこともそうですけど、あの試合はゴールを決めていなくても本当に印象深い試合だったと思います」と。
そして、岡田選手といえばチームメイトから愛され(いじられ?)る存在でもありました。
「すごくよくしてもらいました。入ってすぐにみんなが話しかけてくれて、すぐ仲良くなって。本当に来てよかったって思います。サッカーを楽しむことができた時間だったし、それは本当に周りの人に恵まれたお陰だと思っています」
そして、もともといた場所とはいえ、5日からは新たな場所へ飛び込んで行くことになります。
「鳥栖に帰ってしっかり力にならなければいけない。ここで学んだことに自信もって、覚悟をもっていきます。湘南でやってきたことを鳥栖の人たちに見てもらいたいと思います」と、しっかりとした覚悟を胸に。
最後に、サポーターの皆さんにメッセージを聞きました。
「本当に感謝しています。そして、今年結果を残せなかったことはすごく申し訳ない気持ちでいっぱいです。最初から温かく迎え入れてくれたことを感謝していますし、ずっと応援してもらえて嬉しかった。サッカー選手として幸せな時間を過ごすことできました。本当にこの感謝を忘れずに、しっかり鳥栖で自分らしさを出して頑張っていきたいと思います」
多くのゴールと共に、多くの歓喜をもたらしてくれました。
そして、仲間想いな温かい人間性でチームにもたくさんの笑顔をもたらしてくれました。
これからも、岡田翔平らしく、ピッチで躍動することを願って。
※岡田選手は明日4日までは馬入で練習を行います