馬入日記

【馬入日記:7月13日】名古屋に快勝し白星発進!大槻選手インタビュー

150713-1いよいよ開幕した2ndステージ!
開幕戦となった週末の名古屋戦では2-1で勝利!声援に支えられ白星発進となりました。
試合内容も素晴らしく、選手たちが溌剌とプレーする90分でした。

前半、貴重な先制ゴールを決めた大槻選手に話を聞きました。
アシストした大竹選手のボールも素晴らしかったのですが、大槻選手のバックヘッドも見事。試合後のミックスゾーンでは、二人が示し合わせたように…

「僕は簡単なシュートよりああいうシュートのほうが決められるので(笑)」という大槻選手と「周平は難しいボールのほうが決めやすいみたいなので(笑)」と話していたことがまた、あうんの呼吸を感じるものでした。

「本当は小川選手の前に入ろうかと思っていたんです。でも洋平の蹴り方と蹴った瞬間のホワーンとしたボールを見て、前に入るのは違うなと思ってちょっとポジションを変えて、ボールに合わせたという感じでした」と瞬時の判断。

2点目の高山選手のゴールも藤田征也選手のクロスから。背の高い選手が多い名古屋を相手にクロスからの2点でした。

「背が高いのは分かっていたけど、低いボールで駆け引きに勝てば、一瞬の力で勝てるかなと思っていました。少しボールウォッチャーになる選手が多かったので、まず相手の視野から隠れて前に入ったりということは、自分の中でイメージしていました。あとは相手の間に入っていけばチャンスになるかなとも思っていたので、それがうまく出せたのがよかったかなと思います」

90分を振り返ると…

「(1stステージ後の)中断中に、アウトオブプレーも含めて、曺さんにボールから目を切らさないこととか、スローインやコーナーキックの止まった状態のところも細かく言われていました。そういったことをチームとして、みんなで一体感をもって向き合えたことが試合に表れたと思います。そういうことを意識すれば、本当に結果はついてくるんだなということは改めて感じました。小さなことの積み重ねが大切なんだと思った90分でした」と。

試合前に永木選手も話していましたが、チーム全体で細部こだわってトレーニングをした2週間でした。

「実は最初は、“スローインの練習?”とか思ったんですけど、やっていくうちに本当にこれは大事やなと。実際に試合でも、みんなスローインの時にもすごく集中していたし、慎重に投げたり、意識高くやっていたので、本当によかったと思います」と。

また、意識していたことというのは…

「フロンターレとドルトムントの試合を見て、ドルトムントは全然違うなということを感じました。本当に僕たちもあれぐらいやらないと、世界との差は縮まらないと思った。せめて、走ることは名古屋の試合でもできると思ったので、走るということ。そしてその中で質を上げることが大切だと思っていました。走る質もそうだし、ラストパスやシュートの精度も、走ったうえで高めるということを意識していました」と。

試合後の会見で曺監督がスポーツ紙に書かれていた「日本は走行距離やスプリント回数が多くても順位とは比例しない」という記事の話(詳しくはこちら)をしましたが、大槻選手が感じたことは。

「ドルトムントの選手たちのレベルでも、まずは走っているんだから、僕たちが走らないわけにはいかない。彼らは走って、且つパススピードであったり、プレーの質も高い。それが世界なんだと思う。僕たちはまずは走らないといけないし、もちろん質を上げていくことが大事。そこを意識してブレずにやっていきたいです」

常に、走ることとプレーの質を高めることを意識しながら戦うことで、個々もチームも間違いなく成長しています。そのことを、2ndステージの順位でも証明したいという意気込みで戦っていきます。

さて、今週は水曜日にアウェイゲーム、神戸との一戦が行われます。

「個の能力の高い選手が多いチームという印象です。名古屋との試合のように、90分間通して集中力を切らさないこと。湘南スタイルを見せられれば結果はついてくると思います。そこは意識して継続していければと思います」

19日のホーム・甲府戦まで3連戦となります。ぜひ、変わらぬ熱いご声援をよろしくお願いします!