馬入日記
【馬入日記:6月30日】激闘の松本戦でゴール!古林選手インタビュー
先週末のアウェイ・松本戦は激闘でした。
毎回見ごたえのある試合となる松本との一戦ですが、今回は取られ、取り返し、逆転し、同点にされ、88分に決勝点を決めるという目まぐるしい展開。
選手たちの気迫がぶつかり合い、球際激しくスピーディーであっという間の90分でした。
しかも得点を決めたのは、ケガと向き合い悔しい想いをしてきた古林選手と藤田祥史選手。本人たちはもちろん、二人が決めたことはチームメイトにとっても大きな喜びでした。
逆転ゴールを決めた古林選手に話を聞きました。
試合後のコメントで「クロスを打とうとしたけど直前にシュートに変えた」と話していましたが、改めてその場面を振り返ると。
「航(遠藤選手)からのボールでしたが、航は“ちょっと弱かった”って言ってたんですけどそれがちょうどよくて、相手も食いついてきた。これはいけるなと思ってかわして、クロスを入れようとしたらまた相手が食いついてきたので、直前でシュートに切り替えました。シュートも最初はファーを狙ったんですけど、ファーを狙ってオーバーしたら後悔するなと思って、急きょニアに変えたんです」
ほんのわずかな時間の間に、多くの判断がありました。
「気持ちが乗っている時は判断も早くなってくると思う。今まで試合に出たり出なかったりで苦しかったけど、あの時は自分の中でスイッチが入ったという感じでした」と古林選手。
松本戦の90分間を振り返ると。
「ずっと緊迫していたし難しい試合でしたけど、なかなかああいうゲームはないので、経験できたことはよかったと思います。もっと楽に進めるためには、前半自分が点に絡めるようなプレーを出さなければいけなかった。チームとしてかなり多くシュートを打っていたので決め切りたかったです」と。
右サイドの競争は激しく、スタメン出場は第12節以来でした。
「すごく緊張していたし、絶対やらなきゃいけないという気持ちでいました。プレッシャーがあった中で、最初は緊張して試合に入りにくかったんですけど、徐々に慣れていきました」
期待に応えたいという想いをしっかり結果で表しました。
ゴールを決めた後、ベンチの曺監督に向かって走っていきましたが、選手たちに次々引っ張られ、それでもベンチに向かい、しかし曺監督を目前に倒され「結局たどり着けなかった(笑)」と。それでも、想いは十分に伝わってきました。
「結局僕のゴールで終われない、決勝点にはならないっていうのがまた僕らしくていいかな、と(笑)。ヨシさん(藤田祥選手)のゴールは素晴らしかったし、ケガから復帰して短い出場の中で結果を出すというのはなかなかできることではないと思う。ヨシさんだからできたんだと思うし、本当にすごいなと思います」
また、自身の反省点を挙げるとすれば。
「前半でもう少し得点に絡むようなプレーを出したかったし、相手がロングボール主体なので、もっと自分が工夫して中に入って航を活かすようなプレーをすることや、最後もう少しドリブルで崩すなど、もっといろいろな形で崩せればよかった。クロスの場面も少なかったし、前半からもっとボールに絡んでいけるようにしたいです」
松本戦で1stステージが終了。少しのインターバルを挟み、7月11日からは2ndステージが開幕します。
「1stステージは、自分の出来としてはいいものではなかったので本当に悔しい前半戦だった。でもその悔しい中でいろんなものを得られたと思う。まだまだ松本戦の結果だけでは満足できないし、もっとコンディションを整えて、自分のいいところを出して、強い意思をもって戦っていきたいと思います」
1stステージは6勝4分7敗で10位という成績でした。熱いご声援、誠にありがとうございました。
2ndステージのさらなる飛躍に、ぜひご期待下さい!