馬入日記
【馬入日記:6月12日】いい準備期間を。高山選手インタビュー
川崎戦から次の試合となる20日の新潟戦まで、少し期間が空いています。ハードにトレーニングをする日々、1stステージ残り2試合に向けていい準備をしています。
練習後、高山選手に話を聞きました。
まずは改めて前節の川崎戦について。
「川崎はボールを繋ぐチームで、それは分かっていたしボールを持たれる時間は長かったんですけど、自分たちのやりたいように守れていたと思います。そういう中で自分が早い時間で点を取れたことはよかった。ただ、追加点を取れるチャンスもあったと思うし、残念なシーンも多かった。個人的にもチャンスは他にもあったので、そこを決めていたら勝てたかもしれないと思うと、悔しいです」
結果的には高山選手のゴールで先制するも逆転負けを喫しました。
しかし、対川崎戦はなんと5戦5発(リーグ戦)という相性のよさをこの日も発揮し周囲を驚かせました。
ゴールシーンを振り返ると。
「湘南はクロスに強いイメージはないかもしれないけど、個人的にはクロスに入っていくことは自信があって。あの場面では駆け引きの中で、相手の動きを見ながら感覚で入っていきました。合わせたのは膝で、バウンドに合わせて打ちました。どうしてああいう体勢だったのか、どうしてヒザだったのかは分からないけど、打つ瞬間はしっかり狙っていました。うまい系のゴールに見えないけど逆にうまいんじゃないかと思ってます(笑)」と高山選手。
遠藤選手からのスピードのあるクロスに対し、瞬時の判断。自身の今季5得点目は貴重な先制ゴールでした。
「2年前とはポジションが違うというのもありますけど、得点の匂いは前より全然あります」という高山選手。その理由は?と聞くと。
「周りからの声や、例えば外した時の“あぁ”という溜息などを気にしなくなったというのが大きいと思います。変に気にするのではなくて、“一生懸命やってるんだからいいんだ”と開き直れたというか。そう思えるようになったら大胆にプレーできるようになった。2年前はシュート練習でも、ふかしてしまったら変に思われるかなとかあったけど、今はそう思われたっていいや、本気でやっているしと思う。今年はそういう意味ではポジティブにプレーできているし、決定機も増えたと思います」
自身の気持ちの変化と共に、周りとのかかわりにも手応えが。
「チームとしてポゼッションも前よりうまくなっているし、実際今まで取ったゴールは全部、自分一人で取ったゴールじゃない。誰かがパスを出してくれて取れているので、周りとの連携というのはよくなっていると思います」
さて、チームは20日の新潟戦に向けてハードにトレーニングをする毎日です。
川崎戦では判定も含め釈然としない敗戦となりましたが、選手たちはどんな心持ちなのでしょうか。
「僕は大丈夫です。全然やれていないほうが切り替えるのは難しい。でもやれていたという気持ちがあるので、結果的に負けてしまったけれど自信を失うことはないし、そういう意味では気持ちはしっかり切り替えられます」
1stステージは残り2試合。新潟戦はホームでの1st最終戦です。
連戦とのギャップが大きいですが、あと1週間しっかり準備ができます。
「パスとかシュートとか、フィーリングも上げられると思うし自信をつけられる期間だと思います。ナビスコで新潟に負けてしまったという意味では、自信をなくしたわけではないけど、そういうところも回復して、しっかり自信をもって挑めると思う。この期間は大切にしたいし、しっかり勝てるように準備したいです」
※新潟戦の情報はこちら
http://www.bellmare.co.jp/hg20150620。