馬入日記

【馬入日記:3月27日】明日は鳥栖戦!秋元選手インタビュー

150326-1ホーム連戦の後は、明日からアウェイ3連戦!
明日はナビスコカップの鳥栖戦、そしてリーグ戦の山形戦、さらにナビスコカップの広島戦と遠いアウェイばかり…。
次にホームに戻ってくるのは、4月12日のFC東京戦となっています。

さて、前節の仙台戦でもビッグセーブを連発した秋元選手。
終始攻め続けたチームでしたが、カウンターを仕掛けてきた相手の決定機に鋭い反応でゴールを死守しました。

「自分なりに体重のかけ方など細かい部分をシーズン当初から気にしていたので、それをパフォーマンスに出せたらいいなとは思っていました。まだまだですが、仙台戦に関しては相手のやることがはっきりしている中で、そこに対してみんなでしっかり守れたと思います。スカウティングで相手のことも分かっていたので、1本止めた場面も、手前で落とされた時に相手は体の強い選手なので反転してくると分かっていました。それなりに落ち着いて見れていたと思います」と秋元選手。

ここまでリーグ、ナビスコと4試合中2試合で完封しています。しかし…

「リーグ戦2試合で失点をしてしまっているし、特に浦和戦は3失点してしまった。ただその開幕戦で出た課題を見つめ直したことが鹿島戦に繋がったと思います。開幕戦は自分にとってはすごくいい経験だったし、本当に大きな3失点だったと思っています。3失点をしっかり受け止めて次に活かせたことはよかったと思います」

大きな3失点だったという、そのひとつひとつを噛みしめるように振り返ります。

「1失点目は出ないほうがよかったのではないかとか、ラインの設定にも反省がある。2点目も自分でいけたんじゃないかとか、3失点目もシュートに対するポジションをとってしまってクロスもあるということが頭に入っていなかった。そういう小さいところをしっかり積み重ねていかなければ勝てないリーグなんだということを痛感した試合でした」

続く鹿島戦では、特に全員の集中力が光りました。

「鹿島戦は1失点しましたけど、その後みんな本当に落ち着いていた。逆転できたし最後の最後までしっかりラインを高く保つこともできていた。みんなの協力であの1失点で終われたと思います」

昨年のJ2では失点数25という驚異的な数字でした。それでも秋元選手はじめ、選手たちはそこに満足せず常にJ1を意識して過ごしたシーズンでもありました。

「J2でできてもJ1でできなければ、J2でしか通用しないと言われてしまう。そう言われるのはやっぱり悔しいことです。でもそこで落ち込むのか、エネルギーにして頑張るのかは自分次第。僕にとっては開幕戦でああいう経験ができたことが、逆にいまの試合に繋がっているのかなと思います」

この後4月・5月も厳しい日程が続きます。チームとしてどんな戦いをしていきたいと考えているでしょうか。

「相手どうこうじゃなく、自分たちのやるべきことをしっかりやる。守備の面では相手の特徴をしっかり潰すことが大事だと思います。得点源となっているところのケアをしっかりしたい。みんなでコミュニケーションをとって、練習通りやれればと思います」

守備陣も試合によって変わりますが…
「一人ひとり個性は違うけど、それぞれ“チームのために”という想いが強い選手なのですごく助けられています。誰かが変わったから落ちるとかそういう差もないと思います」と。

もともとは横浜F・マリノスの出身。アカデミーからトップに上がり6年間在籍しました。愛媛、湘南を経て、今年4年ぶりにJ1の舞台に戻ってきました。

「マリノスを出る時に、自分はまだJ1で出られるレベルじゃないと分かっていたので、J2でしっかり経験を積まなければいけないと思っていました。技術面でもそうだしメンタル面でも。どうなるかは分からないけど、J2でしっかり経験して結果を残すことが大事だと。実は愛媛に行ってダメだったらサッカーを辞めようと思っていました。でも何もせずにダメになるのは嫌だったので、やるべきことをやってからだという気持ちで過ごした2年間でした。。愛媛では本当にいい経験をさせていただいたと思うし、あの2年間は人生で一番濃かったし、忙しかったし、大変だったと思います」

経験を重ね、いま堂々とJ1の舞台でゴールマウスの前に立っています。

「一昨年、湘南からオファーをいただいて、チームと共にJ1に上がれたということが一番よかったと思っています。本当にそれが一番嬉しいことです」

明日はナビスコカップ鳥栖戦!
様々な想いを胸に戦う選手たちに、ぜひ熱いご声援を。