馬入日記

【馬入日記:3月10日】多くを感じた開幕戦。古林選手インタビュー

150310-13月7日、ついに開幕を迎えました。
浦和を迎えてのホームゲームは14,446人の観衆の中での熱戦となりました。

前半、主導権を握り、らしさを発揮して果敢に前へ向かったのはベルマーレ。縦への仕掛けからPKのチャンスを得ると、遠藤選手がきっちり決めて先制しました。しかし前半終了間際、FKから失点を許します。さらに後半に入り75分と78分に連続して失点し、結局1-3で敗戦を喫しました。

久々のフル出場となった古林選手に話を聞きました。

「やれた部分もたくさんありましたけど、まだまだできていない部分が多くありました。前半はいい形で攻めることができたし得点にも繋がったけど、後半、相手の流れになった時に守り切れなければいけなかった。J1ではそういう決め切るというところでやられてしまう。そこはやはりJ2とは違うなと感じました」

後半、徐々に相手にペースを掴まれました。運動量の問題なのか、と聞くと…

「あの15分間で立て続けにやられてしまったし、なかなかカウンターで前に出ることもできず、自分たちの単純なミスでやられることも多かった。運動量は、距離的には変わらないみたいなんですけど、走らされたというか自分たちのミスによるものも大きかった」と。

戦っていて印象に残ったことは…

「例えばカウンターの時に自分たちがパスミスをしてDFとFWの間が空いていたことで、直樹さん(石原選手)のところで当てられてフリーな人を作られるという場面があった。FWの選手がうまく休んで前に残っていて、あまり守備ラインまで戻ってこない。守備をしている時もあるけど、残っているときのほうが多いので、僕も上下運動で一番前までいって、次は一番後ろまで下がらなければいけないという場面も多かった。でもうちのスタイルとして、あそこまで出ていって、あそこまで戻るというのは当たり前のことなので続けていくんですけど。ただ、J2だとカウンターをしてミスをしても、相手がまたミスしてマイボールになるということが多かったと思う。今年はあそこで簡単に失うと、最後の15分もそうですし、自分たちで失くして逆カウンターを受けることが多かった。足が止まっていたというよりは、そういうところで対応できていなかったんだと思います」と古林選手。

ピッチの上で多くのことを感じた開幕戦。
古林選手にとっては、昨シーズンケガで離れていた分も含め、強い気持ちで戦った一戦でした。

「久しぶりに90分間試合に出て、緊張はありましたけどやってやろうという気持ちでした。なかなかボールが足につかないところもあった分、これからしっかり上げていかなければ。やれた部分の手ごたえ以上に、自分のミスもあったし課題はまだまだあると感じています」

さて、第2節の相手は鹿島アントラーズです。

「去年も上位でしたし、個々の技術は間違いなく高い選手ばかりなので、まずは目の前の相手に負けないということを強く意識しています。1試合負けたからと言って湘南スタイルをやめるわけではないし、このスタイルを貫いていく。相手がビビるくらい、どんどんプレッシャーをかけて、前からいければいいなと思います」

2ステージ制となり、1ステージ17試合の短期決戦。1試合1試合の重みを感じながら、しかし大胆に思い切ってプレーしていこうというのが湘南スタイルです。

「2013年のJ1でマリノスと戦った開幕戦は、ボール支配率も全然負けていたと思うし、今年はまた違った戦いができたと思う。浦和の前半はチャンスも作れたので今後もっとそういう時間を多くしなければいけない。僕自身はようやくフルで試合にも出られたしこれからだと思っています」

熱き想いで戦う一戦。ぜひ2節以降、そしてナビスコカップも、変わらぬご声援をよろしくお願いします!

 
150310-2さて、火曜日はJ:COM湘南「みんなのベルマーレ」放送日!(3月から放送曜日が火曜日に変更になっています)

今日は古林選手がスタジオゲストに登場。
開幕戦の振り返りはもちろん、様々な話で盛り上がりました。
まだスタジオへ来たことがないという方は、ぜひ遊びにいらしてください!