馬入日記

【馬入日記:1月22日】J1で結果を。武田選手インタビュー

150120-1新チームが始動して1週間以上が過ぎました。

厳しい2部練習が続く毎日ですが、選手たちは明るい雰囲気で練習に取り組んでいます。

今季、横浜F・マリノスから移籍加入した武田英二郎選手。永木選手や高山選手と同年代の26歳。横浜FM、千葉、鳥取、福岡とこれまで4チームでプレーしてきました。

青山学院大学4年生の時(2010年)に特別指定選手としてベルマーレに登録されナビスコカップに出場しました。プロ5年目、頼もしさを増して帰ってきました。

「去年、圧倒的に他のチームより強かったベルマーレから呼んでもらったことは本当に嬉しかったし、その中でプレーしたいと思いました。思っていた以上に、みんなうまいし激しいし切り替えも本当に早い。改めて来てよかったなぁと思っています。ボランチとしてまだ経験が浅いですし、まだまだ成長できると思」と武田選手。

左サイドのイメージが強い武田選手ですが、福岡ではボランチとして一年間プレーしました。

「前に特別指定でいた時とはポジションが違っていて、去年一年間と鳥取の時も少しボランチをやっていました。自分のボランチとしての持ち味は、献身的にチームのために走って、相手に攻撃をさせないというところです。ただ今回湘南に来て、すごくレベルが高いしみんなすごくうまいので、練習の中で去年みたいに簡単にはボールを取れないし、入れ替わってしまう場面もある。でもそこはシーズンが始まるまで時間があるので、毎日の練習を大切にやっていきたい。レベルの高いところにしっかり慣れていかなければいけないし、絶対にできると思うので、続けていきたいです」

左足から繰り出されるパスにも注目ですが…「激しさ、ボールを取りにいく部分、それを味方に繋げていくというところを大事にしています。キックは自信がありますし、ボランチの時も左足で持ったら狙っています。でもそれよりボールを奪う部分のほうを見てもらいたいです」と。

そして、川崎市出身ということで“帰ってきた”という意識も強いようです。高山選手とは小学4年生の時から選抜などで一緒にプレーし友達だったとか。
「昔からグラウンドもよく来ていたし、自分の中でベルマーレは身近な存在でした。特別指定でプレーした後、マリノスの時も千葉の時も、会場で会う度に曹さんやスタッフの方とも話をしていたし、みんなずっとよくしてくれていました。だから話をもらった時は“やりたい”としか思わなかったです」

1年ずつチームが変わり、その中で早く適応するということは人知れず苦労もあったはずです。

「いろんなスタイルのサッカーを見ているし、いろいろな環境とかやり方を経験してきました。短期間でという意味では誰よりも経験しているかもしれない。マリノス以外の3チームでは試合にも出させてもらいましたが、その中で本当にいろいろな経験をさせてもらった。昇格争いもあったし、降格争いもありました。でも今は、とにかくここで試合に出られなければダメだと思っています」

J1で結果を出す、という想いを強く抱いています。

「自分はJ1ではナビスコに2試合出ただけです。マリノスで一緒だった選手もJ1で試合に出ていて、一緒に中高育った選手が活躍していることに、刺激を受けるしずっと劣等感があった。もちろんJ2の難しさもあるけど、でもJ1で試合に出て本当にプロだと思っているところもあるので、本当に試合に出て結果を出したいです」

決意を持って臨むシーズン。ぜひ献身的にプレーする武田選手にご期待ください!