【馬入日記：1月9日】2010年も寺川兄貴に期待です！

自主練習に来ている寺川選手。35歳ベテラン…もっと休むのかと思ったら、早めの始動です。

「でも年末年始はのんびりできたよ。実家に帰ったし、高校の時の友達に会ったり小学校の時のチームの初蹴りに行ったり。まぁベタっと休んでしまったら完全によくなるのも難しいし、かといってやりすぎず、自分が心地いいと感じるくらいで動いてますね」と寺川選手。

そのあたりのさじ加減は自分自身が一番分かっているというところでしょうか。

「そういえば」と寺川選手、「3日くらい前に、初めて水戸戦を見たんやけど、すごい試合やったね。もう見てたら汗が滲んできた」ということ。
今まで見てなかったんですか！という感じもありますが（実家でお兄さんにDVDをもらったらしい…）、やはり振り返ってみると「もう言葉では何とも言えない感じ」だったとか。

選手たちに今季のMVPを聞くと「テラさん」という声が本当に多いのですが、水戸戦でも存在感の大きさを感じさせました。
「（2点をとられて）何とかせなあかんと思った。でも焦ってもろくなことはないからね、落ち着こうと。1点とってみんな普通に戻ったし2点目をとった時は絶対勝てると思った。でもDVD見て思ったけど、あの野澤が決定的なシーンを止めたのは大きかったね。その後の大輔（村松選手）もよく防いだ。ああいうプレーが引き寄せるんやなぁと思った」と寺川選手。

水戸戦だけでなく、本当に激闘の1年でした。
「苦しい時もあったけど終わってみたらホンマにいいシーズンだった。6回の移籍をしてきたけど、初対面が得意なほうじゃないからその度に気を遣うし考えるんだけど、ベルマーレはすんなりと入れた。自分から入っていかなという気持ちもあったし、選手がみんな真面目やし素直やしね」。

そして今年、寺川選手にとっては、J1は戻ってきたというべき場所です。
「うれしいですね。また厳しい戦いになると思うけど、でも今は楽しみの気持ちのほうが強い」ということ。

ところで…。
ずっと気になったいたのですが。
あの水戸戦終了後、寺川選手が黄色いキャップをかぶっていましたよね。黄色いキャップをかぶりながらの勝利のダンス！あれは一体…

「なんかゴール裏に行ったらアルゼンチン人のサポーターが“お前よかったからやるよ！”ってくれた（笑）。わけも分からずかぶってたんだけど」ということでした。

今年も全試合出場！寺川兄貴に期待しましょう！