馬入日記

【馬入日記:11月4日】ポジティブに戦う。菊池選手インタビュー

141104-1先週末行われた群馬戦、1-0で勝利し優勝後の連敗を2で止めました。
古巣との対戦となった菊池選手に話を聞きました。

今季初めて苦しい状況で迎えた試合、どんな意識で臨んだのでしょうか。

「ポジティブに考えてプレーしようと思っていました。迷ったら縦にいこう、と。たとえミスをしても切り替えるということを試合の前から意識して臨めたので、連敗していましたが難しく考えすぎることはなかったです。ミスはありましたし、うまくいかない時間帯もありましたけど、結果がついてきたことは次に向かう上で大事な試合になったかなと思います」

優勝の後で気持ちが緩んだのではなく、逆の部分がありました。

「自分自身も優勝が決まってから、こんなに難しくなるとは思っていませんでした。決まったからモチベーションが落ちて負けたとか、うまくいかなくなったよねって言われたくなかったので、そういうところをガチガチに意識しすぎてしまったところがあったと思います。ザスパ戦はそういうネガティブな感じを一切なしにして、伸び伸びやろう、楽しもうという気持ちで試合に臨みました」

その前向きな気持ちが功を奏し、攻撃では多くのチャンスを作りました。

「最近少なかった、前へのパワーが徐々に出てきたし、よくない流れできていた中で勝利したということ、前への意識の強いプレーが出てきたことは次に向かう上でよかった点だと思います」と。

「ただ、シュートも相手より倍近く打っているし、チャンスも多く作った中で1点しか決められなかったということは反省点です。去年、J1でそこが通用しなくて降格したというところもあったので、改めてまだまだやるべきことがあるし、今のままではダメだなと思いました。ザスパ戦では、悔しさもあったし、ポジティブな面もあった。次の北九州戦まで5日練習できるので、その練習を大事にしたいと思います」

高校生でプロ契約をし、高卒1年目に群馬に期限付き移籍した菊池選手。
古巣と戦う中で、また今季ここまで出場停止の1試合を除く38試合に出場する中で、自身の変化は感じられたでしょうか。

「サッカーに対する想いというのは変わったと思いますけど、一昨年、ザスパとやった試合と、土曜日の試合を比較して、何か自分が変われたのかなって思うとあまり変われていないような気がしました。技術、走るところ、存在感など含め、何かがすごく伸びたなと自信になっているものがあまりないと改めて感じました。そういう意味で勝利の喜びと共に、悔しさも感じた試合でした。やるべきことがまだまだあると思ったし、もっと真摯にサッカーに向き合って、成長しなければ、と」

今シーズンは残りわずかに3試合。ホームゲームに至っては、15日の横浜FC戦の1試合のみです。

「チームとしても、優勝という結果は手にしましたけど、やるべきことはたくさんあると感じています。当然、3試合全て勝つつもりで戦いますし、最近不甲斐ない試合をしてしまった分を取り返したいと思っています」

気持ちのコントロールは常に難しいところですが…

「優勝した後だとかあまり意識しすぎず、難しく考えず、ポジティブに戦いたい。自分たちのいいところを伸ばす、課題を克服するといった、これまでやってきたとおりしっかり向き合ってやれればいいのかなと思います。自分たちが楽しんでプレーすることが、勝利に近づく一歩だと思っています」と。

まだまだ深化の途中。
その想いで、残り3試合を戦います!

※ホーム最終戦!
11月15日(土)16:00 横浜FCとの神奈川ダービー!