馬入日記
【馬入日記:9月30日】白井選手がJリーグデビュー!さらに上を目指して。
先週末の岐阜戦で、白井康介選手がJリーグデビューを果たしました!85分、0-0という緊迫した時間にピッチに送り出され、短い時間ながらも自分らしさを出したプレーを見せました。
「思ったよりは緊張しなくて、意外と周りが見えていました。ようやくスタートラインに立てたという気持ちで、試合に出られたのは嬉しかったですし、ひとつ壁を超えられたという気持ちもあります」
緊迫した展開の中での投入に「もちろん準備はしていたんですけど、そういう時に出してもらえるというのはなかなかないと思うので、少しびっくりしました」と白井選手。
入る時に意識したことは…
「監督に言われたのは、“持ったら全部仕掛けろ”ということ。足元でもらうなりスペースでもらうなりしたらシュートで終われと言われました。いい入りができたし、前向きにプレーできたとは思います。監督が出る前に言ってくれたことで、分がやることもはっきりしたし、自分のプレーはできたかなと思います。久しぶりの公式戦ということもあって、練習試合とは緊張感も違いましたし、やっていて本当に楽しいというか、このために今までやってきたんだなという気持ちでした」と。
ただ、ひとつ悔やんでいる場面も。
「最後のプレーでシュートを選択できなかったのはよくなかったし、自分の中で後悔があります。それをふまえて、翌日の水戸との練習試合では、積極的にシュートを狙っていきましたし、ゴールも決められた。次またチャンスをもらえるなら、もっとボールに絡んで、もっとフィニッシュなりセンタリングなりで終わるプレーを出していきたいです」
高校を卒業し、昨年は福島でプレー。今年はこれまでリーグ戦で2回、天皇杯で1回ベンチ入りしていましたが、ピッチには立っていませんでした。
「今年は今までにないくらい、個人的には辛い一年だったので、試合に出られたことが本当に嬉しかった。高校の時も、1年2年の時は試合に全然出られなくて、先輩たちがいなくなって自分たちの代になった時に出られるようになって、でもその時も途中出場が多かったんです。そういう時期を経験はしていたけど、でも今年はそれ以上に辛かった。なかなか自分のプレーができなかったし、練習で全然ついていけないこともあって、曹さんとも色々話してもらって、涙を流したりもして(笑)。劣等感みたいなのを感じている自分も嫌だった。さっき、ひとつ壁を超えられたと言ったのは、そういう意味も含めて、こうして試合に出られたことは、ひとつ乗り越えられた感じがしています」
試合になかなか出られずとも、言い訳せずに黙々とやり続ける姿がありました。熾烈なポジション争いの日々の中で、間違いなく成長を遂げていることでしょう。
「もっともっと試合に出たいですし、それには日々の練習が大事だと分かっているので、もちろんポジション争いはし烈ですけど、絶対に頑張っていれば次には繋がると思うので、これからもやり続けたいと思います」
残り8試合。昇格が決まっても、何ら変わることなく選手たちは高みを目指し続けます。
今週末は愛媛を迎えての一戦。そんな選手たちの姿を、ぜひ見に来て下さい!