馬入日記

【馬入日記:9月25日】J1自動昇格圏内確定!!島村選手インタビュー

140925-19月23日(火・祝)、西京極陸上競技場において2014シーズンのJ1自動昇格圏内(2位以内)が確定しました!!
9試合を残しての2位以内確定は、史上最速となります。

たくさんの皆さんのご支援、ご声援に支えられ達成することができた記録です。
本当にありがとうございます!

試合自体はこれまでにないほど厳しいものでした。
岡田選手のゴールで先制し1-0で前半を折りかえすも、後半大黒選手に2点を奪われ逆転を許してしまう展開。
しかし、84分に島村選手が豪快なミドルシュートをゴールに突き刺し同点に!!
気持ちが込められたこの素晴らしい一撃がJ1を引き寄せました。

3位の磐田が敗れていたため、引分け以上での2位以内が決まるという状況の中、2-2で90分が終了。
最速という記録を伴って、J1への切符を手にしました。

値千金の同点弾を決めた島村選手に話を聞きました。
まずは、あの素晴らしいゴールについて。

「躊躇もなく迷いもなく、無我夢中という感じでした。でもドリブルして上がっている時は色々考えたんです。クロス入れるか、いやクロスはないな。パスコースは…いやそれもないな。そうなると、残るはひとつだと思って、打ちました。右足で打ちたかったんですけど、右側に選手がいてカットインができなかったので、まさかの左足で(笑)。ずーっとパワーを溜めてたので爆発させました」と。

今季はなかなかスタメンでピッチに立つことができず、京都戦は2試合目のスタメンでした。

「先発で全然出られなかったけど、いつかチャンスがくると思っていたし、先発で出た時には絶対に点を取ってやろうと思っていました。群馬戦で先発で出て惜しいシュートもはありましたけど決められなくて、めちゃくちゃ悔しくて。次に出た時は絶対に決めてやろうと思っていたんですけど、それが本当に昇格に繋がったので、よかったです」

たとえ出場機会が少なくとも、常に練習から100%でプレーしチームのためにポジティブな空気を出し続ける島村選手。選手会長だから、ということ以前に、一人のプロ選手として全力を出す姿勢は、チームメイトからの大きな信頼となってました。

「悔しさはめちゃくちゃありますけど、でもそれをネガティブな方向に出しても仕方ないし、それよりも“ここぞ”に溜めています。大学の時もずっとそうだったんです。なかなか先発で使ってもらえなくて、4年間ずっとそんな感じだった。FWだったし点を取っていい準備して認めてもらうしかなかった。その意識が染みついているんだと思う。だから、常にいい準備をして、出るチャンスをもらったらやってやるっていうのは、僕にとってはいつも通りです」と島村選手。

2009年、2012年、そして2014年と島村選手が唯一3度の昇格をピッチの上で経験しました。

「シーズン前から昇格の瞬間はピッチに立っていたいというのがありました。開幕してから出られない時間が続いて、でも昇格の瞬間は絶対にピッチに立つという目標は捨てずに、そこは絶対に最後まで諦めずにやろうと思っていました。そこに対しての準備はできていたと思うのでよかったで」

90分を振り返ると、特に後半は厳しい時間が続きました。

「1-0からの時間帯というのは、どこかここから守り切ろうという空気になってしまって、相手の攻撃を受ける形になってしまった。割と早い段階からそういう形になってしまったので、正直、このペースで最後までいくと1点くらい奪われてもおかしくないと思っていました。攻めなければダメだというのはあったんですけど、ズルズル逆転されるまでいってしまった。でもそこから逆に開き直って、点を取りにいくしかないと思えた。1-0にしてこのままいけば昇格だっていう雰囲気から、逆転にされて、もしこのまま負けて帰ることになったら…と思ったらそれは本当に嫌だったので、なんとかしたいと思っていました」

その結果を得てから1日は喜んで、しかし選手たちの心は既に28日(日)の岐阜戦に向かっています。
残り9試合、どんな戦いを見せられるか、とても重要です。

「ここまで積み上げてきたので、最後に崩れることが絶対にないように。やっぱり勝点100を超えたいと思うし優勝も早く決めたい。それも湘南で決めたい。過去3回、昇格を決めたのはアウェイだし、ホームで決められたら気持ちいいと思う。それも優勝だったらまた違った感動があると思います。今はそこを目指してやるのみです」

※岐阜戦で凱旋セレモニー開催!
http://www.bellmare.co.jp/111717