馬入日記
【馬入日記:8月26日】磐田戦は1-1のドロー。遠藤選手インタビュー
先週末、ジュビロ磐田を迎えてのホームゲームが行われました。
14,155人という今季最多(J1だった昨季も上回る)入場者数の中、スタジアムは素晴らしい雰囲気でした。
選手入場時には、ゴール裏を中心に、メインスタンド、バックスタンドまで美しいコレオグラフィで彩られました。
試合のほうは残念ながら1-1の引き分け。
先制され、ウェリントンのスーパーゴールで追いつくも追加点を奪うことができませんでした。
最後まで湘南らしく戦うも、熱戦は1-1で終了のホイッスルが吹かれました。
「相手が3枚で来る予想はしていたんですけど、もう少しアグレッシブにというか勝ちにくるのかなと思っていたんですけど…そこは少し意外でした。自分たちとしては、前半は特にもう少しシュートの意識を高く持てればよかった。カウンターのケアはしていたものの、後半の最初でやられてしまった。ただあの失点は仕方ない部分もあったと思う。その後1点返して、追加点として2点3点取れなかったことに悔いが残ります。自分にもチャンスがあったので、そういうところで決め切れんかったことは悔しいです」と振り返るのは遠藤選手。
磐田戦でも、攻守において存在感を見せていました。
「守備に関しては、今年自分が課題にしているボールを奪うところなどの面では、良さが出せたかなと思います。球際でしっかり戦ってボールを奪うシーンも、普段より多かったと思うので、そういうところは続けていきたい。その後の攻撃の精度はもう少しかなと思います」
3バックの右でプレーする遠藤選手、中盤の右はポジション争いも熾烈で試合によって選手が替わることも多くあります。
「右の前の選手はけっこう代わったりしますけど、前の選手の一人ひとりの特徴なども分かっていますし、人が代わった時の僕のサポートの位置とか、どこにいたらいいのかということは考えながらやっています」と。
そして、昨年と比べると遠藤選手が攻撃に絡む回数は劇的に増えています。
「そこは曺さんが右で使ってくれるようになったところに、感謝しなければと思います。センターバックで落ち着くのではなくて、もっとアグレッシブに上下動が多いところのポジションで使ってくれるのは、絶対に自分にとってプラスになると思っていました。そういう意味でも今年は、攻撃に関してチャレンジしていますし、運動量も去年と全然違うと感じているので、間違いなく成長にもなっていると思います」
加えてU-21日本代表ではボランチを担うことも。
「センターバックとかサイドバックとかボランチとかをやらせてもらってますが、今はひとつのポジションにこだわらず、いろんなところでプレーすることがチームのためになるならそこで100%やるだけだと思っています。今はいろんなポジションをこなせる選手が重宝されるというか、そういう世界になってきていると思うし、僕の特徴を考えると、いろんなところをオールマイティにできたほうがいいのかなと思います」と。
さて、先日発表がありましたが、アジア大会に出場するU-21日本代表に選ばれた遠藤選手。
9月8日から代表チームに合流し、少し長い期間チームを離れることになります。
改めて、このアジア大会に向けての想いを聞くと。
「連覇がかかっているので、プレッシャーはかかってくると思いますし、日本はアジアでは強いと言われているけれど、一方で、U-19で世界大会に行けなかったりとか、僕らの世代はまだ結果を残していない。その両面があるので、いろいろ考えるところはありますがまず個人としては、どのポジションでも100%で臨めるように準備するだけだと思っています。湘南の目の前の勝点3にこだわるというところを、代表でもしっかり活かして、目の前の試合に一戦一戦、勝てるようにやっていきたい。代表は本当により結果が求められるので、結果にこだわってやっていきたいと思います」
アジア大会に向かうまでには、リーグ戦はあと2戦。
アウェイでの山形、そして9月6日(土)はホームに2位の松本山雅を迎えます。
「2試合しっかり勝って代表に行きたいという想いがあります。磐田戦は引分けてしまったけど下を向く内容ではなかったと思います。最後、ゴールを決めるというところに、山形戦と松本戦ではしっかりこだわって勝点3を取りにいきたいと思います」
まずは目の前の山形戦に向けて、新しい1週間が始まっています。
引き続きの熱いご声援、よろしくお願いします!