馬入日記
【馬入日記:8月7日】岡山に向けて。亀川選手インタビュー
今週末、アウェイでの岡山戦に向けて、オフ明けから厳しいトレーニングが続いています。
練習後、亀川選手に話を聞きました。
まず、左のアウトサイドで出場した前節の千葉戦を振り返ると。
「試合前は絶対に勝ちに行くという気持ちでした。チームとしても左イドの3人は初めて組むメンバーでもあったのですが、大介くん(菊池選手)とは去年僕が後ろで、三竿くんとは今年になって前後でやっているので、3人でやるのは初めてだったけど、まったくやりにくさはなかったです。3人でいい距離感を保てていた時はいい攻撃にもなっていたと思います。守備のところでもまったく違和感もなく大介くんも走ってくれる選手ですしやりやすかったです。誰がどこに入ってもやれるというのが今年のチームの特徴だと思いますが、いいところも出たと思うし、勝てなかったという意味では修正するところもあったと思います」
福岡、千葉と2試合連続での引分けとなりました。
「福岡戦は点が取れずに引分けという形で、湘南のスタイルとして攻撃的にいくというものがある中で、1点も取れずに終わってしまうというのはチームとして、まだまだだなと感じました。千葉戦は、先制して追いつかれましたけど、1点取って守りにいくという考えの選手は一人もいなかったですし、2点目3点目を取るチャンスもあった中で決め切れないであったり、とどめを刺せないというのはチームの課題でもあります。今後、チームが上のレベルでやる、上に行くためにはそういうところで決め切る力や勝つ力をつけていかなければいけないと感じました」
亀川選手自身は積極的にプレーし、らしさを発揮する場面が多くありました。
「その1試合のために準備しているというのもあるし、ベンチに入って試合に出られなければまたその次のために準備をしてきて、スタメンでいくぞと言われた時は準備をしてきた自信はあるので、やってやろうという気持ちも強く持っていました。コンディション的にもどんどん上がってきているというところもあります」と手ごたえも。
ただ、千葉戦では失点シーンに責任を感じていると言います。
「あの1本のセンタリング、絶対にあれは僕のマークだった。あの場面、J1になったらクロスの精度はもっと上がってくるし、あの1本でやられてしまえば今回のように勝てないということもある。この前の試合はあの1点がすごく響いたと思っているし、すごく責任を感じています。こうして、やられてしまったと口で言うのは簡単ですが、その結果自体は取り返すことはできないと思うし、今後のプレーで取り返すには自分を変えていくしかないと思っています。絶対に同じことでやられてはいけないと思っています」
自分自身を厳しく振り返り、あれは自分のミスだったと認め口にするのは、勇気のいることです。
「隠しても意味がないし自分には嘘をつけない。それを受け止めるしかないし、ごまかしても自分が成長するとも思えないので。悔しさや逆境が自分を強くしてくれたというのが今までの経験としてもあるので、受け止めるしかないと思います。過去を変えることはできないので、未来をどうするかを考えたい」
猛暑の中でも、変わらずに厳しい練習を続けています。
「練習は変わらずきついですけど、それが湘南かなと思います。他のチームだったら練習量を落とすのかもしれないですけど、そこは曹さんもブレないですし、そのギリギリの線でやっているというのは選手も分かっているし、ああいうトレーニングをやっているから、今の結果が出ていると思います。そこは曹さんは絶対にブレないと思うので、選手も信じてやっているという感じです」
次節はアウェイで岡山との対戦。ずっと負けなしが続いている好調のチームです。
「岡山もここ何十試合も負けてないですし、前期は自分たちが勝っているので、当然後期は絶対に勝つという強い気持ちでくると思うけど、そういうところを受けて立つとやられてしまう可能性もある。自分たちから仕掛けて行きたいし、練習からいい雰囲気でできていること、練習で厳しくやっていることが試合に絶対に出ると思うので、大事にして、まず岡山だけに集中していきたいと思います。ここからアウェイ2連戦ですけど、勝点3というのが遠くまできてくれたサポーターへの一番のプレゼントなのかなと思うので、そのためにも1試合1試合戦っていきたいと思います」
まずは目の前の岡山に向けて。
練習の成果をしっかりとピッチで発揮したいところです。