馬入日記

【馬入日記:8月4日】千葉との一戦は引分けに。菊池選手インタビュー

昨日、ホームで迎えたジェフユナイテッド千葉との一戦は1-1の引き分けとなりました。

見応えのある90分は、前半を0-0で折り返し、後半に入り55分に投入された岡田選手が61分に見事なゴールを決め先制!藤田選手のクロスに飛び込み、“らしい”ゴールで今季6得点目!
しかし、72分に一瞬の隙を突かれる形で左サイドのクロスから井出選手に同点弾を決められてしまいます。
幾度もチャンスを作るも追加点が奪えず、残念ながら1-1のまま終了のホイッスルを聞きました。

ホームは12連勝とここまで全勝していましたが、初めて引分けとなりました。
「お互いに勝点3を狙いにいく中での痛み分けだったと思う」と監督が話したとおり、互いに勝点3を貪欲に目指した、白熱の試合でした。

昨日、いつもの左サイドではなくシャドーの位置でプレーした菊池選手。
「本当にあいつのドリブルからシュートというものは、まったくボールを下げないで仕掛けて行ってシュートまでいくもの。シンプルでサッカーの中で一番いいプレーというのを随所に出した。大介がシャドーで出て躍動してくれたことでチームに勢いをつけられたと思います」と監督は試合後に振り返りました。

菊池選手が試合に入る時に意識したこととは。

「急だったので迷わないように、またシンプルにプレーしようということを心掛けて試合に入りました。迷いだったり難しいプレーを選択する場面は少なかったと思います。相手のバイタルエリアは少し空いているというイメージもあったので、どんどん顔を出したり、そこだけじゃなくて裏に飛び出したりとか、はっきりしたプレーを繰り返すことが前半から何回かできたとは思います。ある程度、シャドーの手応えを持つことはできたけど、ただ最後のところの精度だったり、シャドーとウェリントンの3人の関係で守備をするという部分、特に寄せの速さについては、もう少しできたんじゃないかと思います」

決定機を作り、何度か沸かせるシーンもありました。

「3、4回そういうシーンがあって、ただそれを決められずに結局1-1なので悔しいです。やっぱりうちのチームは2点、3点取りに行くチームなので、そこで突き放せなかったことが勝利を掴めなかった要因だと思う。そこはすごく悔しさが残っています。ドリブルで相手を抜いたりシュートまで持っていくことは、自分が得意としているところなので、そこは何回か出せたけれど、でもやっぱり最後決められないのは自分の実力がまだ足りないということだと思う。去年、悔しい想いをしたということを考えるともっともっと成長しなければいけないなということを考えさせられました」と。

常に「J1ではどうか」ということを意識してプレーしている中、勝利した試合の後でも自省の言葉が先に出てくるのが今年の菊池選手なのです。

「いまはJ2でこの順位につけていますけど、決めるべきところで決めるということをクリアできないとJ1での戦いに向けてどうなんだ、ということになってしまう。上がったとしてもその繰り返しになってしまうので、そこは本当にシビアに考えて練習からやらなければいけないと思います。クリアしない限り、自分たちがもうひとつ上のチームにステップアップすることができないと思う」

様々なポジションを経験し、プレーの幅は広がっています。

「普段のタケくん(武富選手)の動きを自分なりにすごく観ていたつもりでした。守備の時も攻撃の時もすごくタケくんに助けられていたので、そういうプレーをして後ろのカメ(亀川選手)や三竿を助けようと考えていました。普段出ているタケくんやオカくん(岡田選手)、昨日はひぐ(樋口選手)が出ていましたけど、そういうシャドーの選手に比べたら、守備の寄せや運動量はまだまだ足りないなと思いました。攻撃では何回かよさは出せたけど、得点に結びつけられないと意味がないと思うし。手応え以上に、悔しさが残っています」

この悔しさこそが次へと向かうエネルギーです。
次節はアウェイで岡山との対戦。さらにアウェイで栃木と戦い、24日(日)にはホームに磐田を迎えます。

「前半戦、自分たちがああいう結果を残したことで、いろんなやり方をしてくるチームが増えてくると思います。昨日のように自分たちの強さをより増して挑んでくるチームもあれば、引いてしっかりブロックを作ってくるチームなど、いろんなチームがある中で、それを乗り越えて勝点3を積み上げることがJ1に行った時の自分たちの自信に繋がると思う。そういう意味ではすごくやりがいがあるなと感じています。ここ2試合は勝点1が続き、自分は勝点4を失ったと思っています。その悔しさを取り返すためにこれからの試合に向かえたらと思います」

より一層の決意の中で、日々の練習に取り組みます。
ぜひ、引き続きの熱いご声援を!

 
そして、こちらは!
手術が無事に終了し、退院した大槻選手です!

5月の愛媛戦で負傷し右ハムストリングス総腱付着部剥離で全治6ヵ月という長期離脱が発表されました。

スタジアムには横断幕が出されたり、大槻選手の歌が歌われたりと、サポーターの皆さんから愛され、信頼されている選手であることを改めて感じさせられました。

長く地道なリハビリが続きますが、大槻選手ならば間違いなくより強くなって帰ってくることでしょう。

尚、8月の1ヵ月は馬入ではなく別の場所でリハビリをしています。また馬入に戻って来ましたらご案内します。
皆さん、たくさんのご心配、ありがとうございます!