馬入日記

【馬入日記:8月1日】自信を持って次へ向かう。秋元選手インタビュー

水曜日に行われましたアウェイでのアビスパ福岡戦は今季初めてのドローでした。
福岡と対戦する前までは、22勝1敗と一度も引分けがなかった今季のベルマーレですが、0-0で初めての引き分け。無得点で終わった試合は今季2試合目でした。

ピッチコンディションに悩まされながらのプレーで、最後まで攻め続けるもゴールネットを揺らすことができませんでした。
試合後の選手たちは悔しさでいっぱいの表情でしたが、その中で秋元選手が発した「引分けが負けというムードにならないようにしたい」という言葉はとても印象的でした。

監督もまた「相手より多く走ったり、足を止めないという我々のスタイルの基準で言えば、下を向くような内容ではなかった。決め切れなかったということが次に向かういいエネルギーになるようにやっていきたい」と話していました。

改めて「負けというムードにならないように」という言葉の意味とは…

「結果が出ているから勝って当然と思われるところもあって、引き分けは負けみたいな雰囲気になりがちだと思います。でも後ろから見ていても、みんなすごく頑張っているし、福岡戦のように攻めても点が入らない展開って絶対にあるもの。責任感の強い選手ばかりなので、負けたような雰囲気になってしまいがちだけど、そういう雰囲気にしたくなかった。僕自身もミスはありました。そこは自分と向き合って改善していきたいし、みんなも気にし過ぎないで、次の試合を大事にしてほしい。次の試合が一番大事なので」と秋元選手。

試合自体は90分間、非常に見応えのあるゲームでした。

「相手もすごくよかったと思います。3連敗した後の試合で、しかも相手がうちということもあって、本当に持っている力を思い切り出してきたと思います」

無失点に抑えた試合でしたが、守備に関しては。

「小さいミスはあったんですけど、最後のゴール前で体を張るところなどはキーパーとしては前でコースを切ってくれているので、本当に助けられています。もっとコミュニケーションをとって、疲れている時こそコーチングをしっかりしていかなければいけないなと思います」

さぁ再び中3日で試合を迎えます。
3日(日)はホームにジェフ千葉を迎えての試合となります。
第7節、アウェイで対戦した時には6-0の大差で勝利しました。

「その時のことは忘れています。もうあの時のチームとは全然違うと思うので。千葉は前線にタレントが揃っているので、そこに対するリスクマネジメントをしっかりすることと、積極的に自分たちのサッカーを出す、走るということが相手にとっての脅威になると思います。相手の攻撃陣がずっと守備にまわるくらいの勢いで戦えればと思います」

そして、メンタル面については「引きずらず、またフレッシュな気持ちでサッカーが楽しいと純粋に思いながらプレーすることが大事だと思います」と。

後半戦だからこその難しさもあると思いますが…

「相手はすごく研究してくると思うけど、自分たちがやってきたサッカーに自信をもって後半戦も戦うことが一番大事だと思う。それが次の段階へのステップになると思います。ブレてはいけない。どんなに厳しい試合でも、自分たちのやるべきことをやり続けることだと思います。いま、例えば大卒の選手がずっと出ていますが、正直辛いところもあると思います。でも、ここを乗り切ることが今年出始めた選手にとっては次のステージに繋がる重要なところ。そういう意味でも、この夏場がひとつの山だと思っています」と。

プレーはもちろん、決してブレることのない逞しい精神力でチームを支えている秋元選手です。

次節は8月3日(日)、見逃せない千葉との一戦です。
ぜひ、大声援で選手たちを熱くサポートして下さい!

※千葉戦もイベント盛りだくさん!
http://www.bellmare.co.jp/homegame20140803