馬入日記

【馬入日記:12月5日】11年ぶりのJ1昇格!!!感謝・感謝・感謝

091205-11達成!J1!!
ついに、悲願の11年ぶりのJ1昇格を成し遂げました!!
選手だけじゃない、クラブだけじゃない、サポーターと地域と、本当にみんなで勝ち取ったJ1昇格です。

10年間もの間、チャレンジし続けてきたものをいま自分たちの手で引き寄せました。
長かった10年は、感謝の10年です。ありがとうございました。
そして、ベルマーレは皆さんのクラブです。だから皆さん、J1昇格おめでとうございます!

 

 
091205-2ケーズデンキスタジアムで行われた2009最終戦。水戸ホーリーホックとの対戦でした。

前半、続けざまにまさかの2失点。同時刻で行われていた甲府vs熊本戦は2-0で甲府のリード。
本当に厳しい状況でした。
しかし、まさに今季を象徴するかのような粘りを見せました。
まず、30分に寺川選手から阿部選手に渡ったボールを阿部選手がヘディングシュート。相手GKが阻むもこぼれ球を拾った田原選手が右足で決めて1点を返します。このゴールで少し落ち着きを取り戻し、さらに34分。今度はFKの場面で、寺川選手がゴール前に入れたボールに再び阿部選手が飛び込みヘディングシュート!見事決まって前半で2-2の振り出しに戻します。

後半、甲府は以前として勝っている状態。引分けのままでは勝点を逆転されてしまいます。
しかし53分、坂本選手のクロスに三度飛び込んだ阿部選手!またもヘディングシュートで決めて逆転!
今季の開幕戦で2009年チーム初ゴールを決めた阿部選手が、最後も締めました。
しかも、0-2から3-2の信じられないような逆転劇。この1点が生まれなければ、昇格はなかったのです。

試合後のことは、もう覚えていないという方も多いことでしょう。
選手たちは終了の笛と共に、ガッツポーズし、倒れこみ、抱き合い、叫び、泣き、顔を覆っていました。

 
091205-3「普通、0-2から逆転するのは、我々の力だけでは無理でしょう。ずっと声を止めないで苦しい時でも応援してくれた。しかも、1人1.5倍ぐらいの音量で応援してくれたことが我々の背中を押してくれたことは間違いない。甲府戦ぐらいからそうした勢いがあって、非常に感謝しています。来年は僕が罵声を浴びるようなことになるかもしれませんが(笑)、辛抱強く応援していただければと思っています。本当に感謝しています」。
会見での反町監督の言葉。まさに、選手たちを突き動かしたのは、皆さんの応援の力でした。

選手たちが一年間望んでいた監督の胴上げ。監督は笑顔で宙を舞い、選手たちは幸せを噛みしめたことでしょう。
そして、選手たちが眞壁社長の胴上げも。とにかくこの10年間、眞壁社長がクラブをよくしたいという一心で全力で走り続けていたことを、選手たちも知っていました。

「本当かどうか今でも信じられない」と阿部選手。「みんなのお陰。ありがとうという言葉しか出てこない」と坂本選手。「みんなのことを誇りに思う。このチームでやってきてよかった」と野澤選手。「J1で暴れたい」と田原選手。
選手たちの熱いコメントはぜひ試合レポートのページをじっくりご覧下さい!
http://www.bellmare.co.jp/?p=10544

 
091205-4そして、今日は水戸に恐らく約3,500人の方が駆けつけてくれ、パブリックビューイングには雨の中約1,600人の人。さらに、夜20:00すぎから平塚競輪場で行われた「J1昇格報告会」にも2,000人以上の方が駆けつけてくれました。

ホーム・平塚へと凱旋した選手たち。
地元の盛り上がりと歓声、祝福に、驚き、喜びました。

「皆さんがこんなにたくさん待っていてくれて、テンション高く喜んでくれている姿を見てやってきたことは間違っていなかったんだと思えた。結果として表れたことを本当に嬉しく思います」と反町監督。

そして選手会長の田村選手は「(引分けだった)ホーム最終戦では言えなかったのですが、いま、心の底から言います。一年間本当にありがとうございました!」と叫びました。

 
091205-5そして、眞壁社長は「ベルマーレは皆さんの情熱によって支えられたクラブです。皆さん、昇格おめでとうございます!36クラブの中で一番素晴らしいクラブにするんだという気持ちでやってきました。まだまだ道半ばです。まだ10年です。これからもっと急な坂を上らなければなりません。皆さんと一緒にこれからも坂を上っていきたいと思います」と感謝の言葉と共に語りました。

地元に帰り、選手たちも少しリラックスした雰囲気の中での、最高の報告会。
誰の顔も笑顔・笑顔・笑顔でした。

最後は、金選手の音頭による万歳三唱で締めました!

 

 
091205-6共に戦い、共に涙したサポーターの皆さんに、熱いベルマーレコールと拍手で見送られた選手たち。

信じられないような試合が幾度もありました。
でもそれは決して偶然ではなく、諦めなかった先に掴んだものであり、日々のトレーニングの先にあったものでした。

ありがとう・ありがとう・ありがとう!!!