馬入日記
【馬入日記:5月26日】丸山選手インタビュー&セルフコントロールについての講義を実施
前節、アウェイで行われた愛媛FC戦で今季初めてとなる敗戦を喫しました。
前半7分という早い時間に失点をし、その後何度も何度も、終了の笛が鳴るまでゴールに向かい続けるもネットを揺らすことができませんでした。
23本のシュートを放ちましたが愛媛の守備は固く、今季初めての無得点となり0-1で敗戦となりました。
試合後、愛媛まで駆けつけてくれたサポーターの皆さんは、選手たちに勇気の湧く言葉を掛けてくれ、選手たちがロッカールームに入るまでベルマーレコールを送ってくれました。
「大切なのは次」。その気持ちで全員が31日の東京V戦に向かっています。
練習後、丸山選手に話を聞きました。
「福岡戦で3分の1が終わって、残り3分の2ということで、愛媛戦はまた新たな気持ちで迎えた試合でした。気持ちも入っていたし、集中していなかったわけではないけど、前半の早い時間に取られると最後まで愛媛にしっかりゴール前を固められて、難しい展開になってしまった。ゴール前を固められるということを想定して練習もしていたし、実際もそうだったけど、愛媛の絶対にゴールを割らせないという気持ちがすごく強くて、相手のほうがほんの少しではあるけどそういう気持ちが上回っていたんだと思います。今後も、ああいう風に固められるゲームは多いと思うので、いい勉強になったし、活かさなければいけない。とにかく連敗しないことが大事だと思うので、次に向けてやっていきたいと思います」
試合後、選手たちで話をしていたこととは。
「選手や監督と話して、パワープレーが少し早かったかなというのもあったし、監督の意図を選手がうまくくみ取れなかったと思っています。福岡戦は、なかなか点がとれない中でも、下でしっかり繋いで崩してサイドからクロスを上げてとか、全員がシンクロしてプレーした中で、福岡の隙を突いて遼平(吉濱選手)が決めてくれたという試合でしたけど、この前の試合に関して言えば、自分たちのスタイルを続けられなかった。自分たちがいつもやっていないパワープレーをやってしまったということは、いい部分もあったかもしれないけど、実際に試合が終わってみたら、下でしっかり繋いでやったほうがよかったかなという想いがあります。パワープレーは監督から指示されたわけではなかったんですけど、例えば、シマさん(島村選手)が入るんだったらパワープレーだったと思うけど、カジ(梶川諒選手)や遼平という足元の技術のある選手が入ったのに、その意図をくみ取れなかったということはまだまだ経験不足というか、ゲームを読み取る力がなかったと思っています。僕は後ろにいて、より冷静に判断しなければいけない選手なのに、まだまだ自分の実力不足ということを感じています」
選手たちはそれぞれに、いつも自分自身がどうだったかを考えています。
丸山選手も責任感を持ってこの試合を振り返っています。
でも決して下を向いているのではなく、「すべては次の試合に活かせると思っています」という力強い言葉があります。
「まだまだいろんなところを伸ばしていかなければいけないと思っていますけど、その中のひとつとして、いまこの時間帯はこうしたほうがいいだったり、チームメイトの疲労度とか、ボールをほしがってるなとか、顔を見たりプレーを見たら大体分かるものなので、そういう判断、ゲームを読む力を伸ばしていきたい。その力がどうやったら身につくのか、常日頃から練習中も考えてやっていきたいと思います」
また、失点の場面については。
「相手がスプリントし始めてから自分もその後を追いかける形になってしまったので、あと一歩、相手より先に出ていれば防げた失点だったと思います。みんながわーっと行く中で、ミスが起こり得るという状況をもっと強く感じてリスクマネジメントの部分で、頭の中でしっかり考えていればよかった。自分ももっと気をつけなければと思っています」と。
試合の翌日には、練習試合が行われ、愛媛戦に出場したメンバーもその練習試合を観ていました。
「チーム底上げのためにみんなで頑張っているし、競争意識は相変わらず高い。すごくいいことだと思います」
さて次節は、ホームに帰って東京ヴェルディ戦との対戦です。(31日16:00キックオフ)
「やることは変わらないです。まず連敗しないことと焦らないこと。連敗しないのが強いチームだと思う。ホームでやれるしたくさんの応援の中で戦えると思うので、変わらずにやり続けます」
経験を糧に、もっともっと逞しくなっていく選手たち。
ぜひ、31日はスタジアムで熱いご声援をお願いします!
※丸山選手&秋元選手の10,000人プロジェクトダウンロードポスターはこちら!
http://www.bellmare.co.jp/104655
日曜日の練習後、トップチームの若手選手&ユースチームの選手たちが参加し講習会が行われました。
オフィシャルクラブパートナーのフィールドマネージメントさん(http://www.field-mgmt.com/)による今回の講義のテーマは「セルフコントロール」。
うまくいかない時、いかに自らをコントロールし、できるだけ気持ちの波を小さくするか。このために大切なことは何か。
トップの選手とユースの選手が共にテーブルを囲んで、テーマをもとにディスカッションし発表をしていきました。
コントロールできること、できないこと。どのように考えたらよいのか…
選手にとって大切な、様々な気づきを与えていただいた貴重な時間となりました。