馬入日記
【馬入日記:5月21日】連勝にも課題と向き合う日々。武富選手インタビュー
今週末24日(土)はアウェイでの愛媛FC戦です!(13:00キックオフ)
愛媛戦に向けて、オフ明けは2部練習。また激しいチーム内の競争が繰り広げられています。
練習後、武富選手に話を聞きました。
まずは先週末のホームでの福岡戦について。終了間際まで得点が入らなかったのは、今季初めてのことでした。
「攻撃はうまくいっていたので、入りそうな気がしていました。でもそれがあまりよくなかったのかなと思います。前の選手が決めるところで決めないとああいう試合になってしまう。焦ってはいけないと思うんですけど、もっと危機感を持つというか、もっと貪欲になってしっかり決め切るということが大事だと感じました。最終的には遼平(吉濱選手)が決めてくれたのでよかったですけど、もう少し前半で1点、2点とっておきたかったです」
19日の馬入日記で吉濱選手が武富選手と大槻選手のことを「あれだけチームのために走れるのはすごい」と語っていましたが、本当に90分間途切れることのない、驚くほどの運動量を発揮しています。
それは、武富選手の昨年から今年にかけての変化でもあるのです。
「今年に入ってから、自分の中での基準が変わって、今日は走れたな、今日はあまり走れなかったなということを常に意識してやるようになりました。以前は技術的なことを自分の中でクローズアップするところがあったけど、今年は運動量の面もすごく意識しています。たとえ無駄走りだったとしても、無駄走りもいずれチームや自分のためになると思う。だったら走れないより走れたほうがいいという考えになりました」
そう思うきっかけというのは何だったのでしょうか。
「去年は全然意識していなかったんです。でもそう思えたきっかけは、単純にボールを奪えたら自分の中ですごく嬉しいし、こうしてチームが勝てている中、もっと勝ちたいと思った時に、ボールを奪うということはすごく重要なことだと感じたから。複雑なことではなくて、ボールを奪いたいからダッシュで帰る、という感じです」
ただそのためには、走る意欲と共に走れるようになるためのトレーニングも必要。「普段のトレーニングもそうですけど、練習後の有酸素運動は絶対に休まないで毎日やっています」ということ。
さて、前節の試合でチームは14連勝。ついにJ2の連勝記録に並びました。これについては…
「実感もあまりないし、それが自信に繋がってるという感覚でもない。ただ積み重ねてきたことが出せていて、いい結果に繋がっていることは一番嬉しいことです。練習で、毎週曺さんが出してくれる課題に対して、みんながしっかり向き合って、練習でうまくなりたいっていう気持ちがみんなにあるから、試合にも活きている、毎試合うまく修正できているのかなと思います」と。
勝っていても「課題は毎試合出る」という中、毎週その課題にみんなで取り組んでいます。
そして、次に挑むは愛媛FC。アウェイでの戦いです。
「しっかり準備することはもちろんですけど、この間出た課題として決定力だったり、前でより良いコンビネーションを作って得点を奪うということを意識して練習しています。しっかり決め切ることのできる試合にしたいです」
自分の中では「あれだけチャンスを作れるチームなのでもう少し得点が取れていなければいけないと思っています」と厳しさを持っている武富選手。
さらに成長を遂げる日々。ぜひご期待下さい!
※愛媛戦の次はホーム・東京V戦!10,000人プロジェクト!
http://www.bellmare.co.jp/104398