【馬入日記：5月10日】明日はアウェイで熊本戦！永木選手インタビュー

前節、ホームで行われた栃木戦、終始緊迫した一戦を2-1で制し、開幕連勝記録を12に伸ばしました。
厳しい日程が続いていますが、栃木から中4日で明日はアウェイで行われる熊本戦です。（16:00キックオフ）

栃木戦で目の覚めるような、素晴らしいフリーキックを決めた永木選手。
1-1で迎えた前半の終了間際、直接決めたゴールが決勝点となりました。

「キーパーが少しファー寄りにいたので、位置を見てニアかなと思って思いっきりニアに蹴りました」と永木選手。

今季は永木選手はじめ、丸山選手、藤田選手、三竿選手などセットプレーにおけるいいキッカーが揃っています。
FKを得ると3人が集まってきて、「一番自信のある人が“蹴りたい”と言う」ことになっているそうです。

「祐市（丸山選手）は左足だと少し難しそうな位置だったし、征也くん（藤田選手）ももう少し近いほうがいいのかなと思って、俺が蹴るって言ったら二人がすぐに了解してくれました」と。

「蹴れる選手が多いと、例えば3人なら3人で蹴る瞬間の空気を作れるのがすごくいいです。話し合って相手を惑わすことができる。オレが手を挙げるからとか、誰かまたいでとか、壁の位置を確認して一人壁の前に立たせたりとか、そういうことが2人か3人でできるようになった。相手にとっては嫌だと思うので、それは今季すごくいいと思います」

追加点として奪った時間帯も最高でした。

「蹴った瞬間、僕の感覚ではサイドネットかなと思ったんです。ちょっとよく見えなくて。でも、入ってたので“あ、入ったんだ”って感じでした。前半はあまりうまくいってなかったし、自分も納得できない前半だったので、あそこで点を決められて気持ち的には少し楽になりました。チームにとってもあの時間帯にとれたことはよかったと思います」

2-1で迎えた後半、意識したことは。

「前半、少しミスがあったので、そういうミスを減らしていこうということ。後半のほうがうまくボールがまわっていたし、追加点を狙いにいっていた中ですごく惜しいシーンがあったりと、みんなでいい攻撃ができていたと思います。運動量も、あの連戦の中で落ちなかった。そこはプラスに捉えたいと思います。ただ、その大きなチャンスの時にボールをロストしてしまったりということもあった。ああいうところの精度を高めていかなければいけない。ただ、姿勢はよかったと思います」

中3日、中2日と続いた試合でしたが、しかし走り切るということはしっかりとピッチの上で体現しました。

「そこは最低限だと思っているので。走れてすごいというよりは、それができて当たり前と思っています。そう考えると、去年、一昨年から比べると、全体のベースが上がっているんだなと思います」

一昨年は、開幕ダッシュを図るもGWの連戦で躓くという経験をしました。なんとか乗り切りたいと、連戦に入る前から永木選手は意識していました。

「水戸、栃木と僅差のゲームになって苦しい場面もありましたけど、チームみんなで戦えたし、その中で連勝を伸ばせたことは本当に素晴らしいことだと思います。でも連戦という意味ではもう1試合残っています。自分の中では熊本戦までが区切りなので、今も連戦中の感覚です。最後、しっかり勝ち切りたいです」

相手に対策をされるということも多くなってきました。

「今後、スタイルを消してまで湘南の対策をして戦ってくるチームが増えてくると思うので、そういうチームに対しても、自分たちのサッカーを貫いて勝たなければいけない。そういうことをまだ経験していない選手も多いので、そうなった時に、自分の経験を周りに伝えていきたい。うまくいかない時もあると思うので、声を掛けながらやっていきたいと思います」

ところで、先日嬉しいニュースが届きました。
昨年まで4年間、ベルマーレに在籍し、今年柏でプレーしているハングギョン選手がワールドカップブラジル大会の韓国代表メンバーに選出されました！！

選手もスタッフも、みんなこのニュースを喜んで祝福しています。
特にずっとボランチを組んでいた永木選手にとっては感慨深いものがあるようです。

「ずっと一緒にボランチをやっていたグギョンがワールドカップのメンバーに選ばれたというのは、本当にすごいことだと思うし、そういう選手とずっとコンビを組んでいたというのもすごく嬉しいことです。同時に、自分にとって一番のいい刺激になります。彼が代表に入ることによって、自分にとっても代表は憧れという存在ではなくなる。今年は難しいと思ってるけど、4年後のワールドカップは本当に目指しているし、そこに向けていまできることを逆算しながらやっているつもりです。グギョンを一番近くで見ていたので、本当にワールドカップに出るんだなと思うと、すごいなと思います。自分も、という気持ちが本当に強くなります」

グギョン選手同様、誰の目にも明らかなほどの進化を遂げている永木選手、大きな刺激を受けて、まずは目の前の一戦一戦に集中し、戦います。

明日も熱いご声援、よろしくお願いします！