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2009Jリーグ ディビジョン2 第50節 試合結果
2009Jリーグ ディビジョン2 第50節
2009年11月29日(日)16:03キックオフ 平塚競技場
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0 前半 0 0 後半 0 |
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94 >> 95 | 勝点 | 61 >> 62 |
– | 得点者 | – |
出場選手
シュート数 | 選手名 | 背番号 | ポジション | 背番号 | 選手名 | シュート数 | |
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0 | 野澤 洋輔 | 32 | GK | GK | 1 | 本田 征治 | 0 |
1 | 臼井 幸平 | 5 | DF | DF | 7 | 佐田 聡太郎 | 0 |
0 | ジャーン | 3 | DF | DF | 32 | 有薗 真吾 | 0 |
0 | 村松 大輔 | 19 | DF | DF | 4 | 田中 淳 | 0 |
0 | 島村 毅 | 30 | DF | DF | 2 | 寺田 武史 | 1 |
0 | 田村 雄三 | 2 | MF | MF | 25 | 佐藤 穣 | 2 |
2 | 寺川 能人 | 7 | MF | MF | 26 | 藤井 大輔 | 0 |
1 | 坂本 紘司 | 8 | MF | MF | 6 | 櫻田 和樹 | 1 |
1 | アジエル | 10 | FW | MF | 8 | 山崎 渡 | 1 |
0 | 田原 豊 | 34 | FW | FW | 9 | 高田 保則 | 1 |
2 | 中村 祐也 | 22 | FW | FW | 27 | 都倉 賢 | 2 |
– | 植村 慶 | 16 | GK | GK | 22 | 北 一真 | – |
– | 阪田 章裕 | 14 | DF | DF | 15 | 喜多 靖 | – |
0 | 永田 亮太 | 21 | MF | DF | 18 | 小池 純輝 | 1 |
– | リンコン | 9 | FW | MF | 24 | 三澤 慶一 | – |
0 | 阿部 吉朗 | 11 | FW | FW | 11 | 氏原 良二 | 0 |
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得点経過
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[得点経過の記号の意味]~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート
選手交代
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開催データ
[入場者数] 14,080人 [天候] 曇、弱風 [気温] 12.1℃ [湿度] 46% [ピッチ] 全面良芝、乾燥 [試合時間] 90分
[マッチコミッショナー] 小畑 穣 [主審] 東城 穣 [副審] 高橋 佳久 [副審] 村上 孝治 [第4の審判員] 亀井 章 [記録員] 福井 哲也
坂本選手コメント
チャンスがありましたが最後のところで決め切れなかった。
最終戦を迎えるにあたって、勝つしかないという状況はハッキリしたので、シンプルにラスト90分を決勝戦だと思ってやるだけです。ポジティブにとらえたいです。
最後のところは個の力だと思うし、一人ひとりがそれを認識して個の力を上げることが大事だと思う。
10年というのはサポーターの皆さんにとっては本当に長いものだったと思うし、時間がかかったけどこういうチャンスまで辿りついた。クラブとしても自身としても地道にやってきたことが間違ってなかったとすれば、結果につながると思う。水戸戦での90分で全てが決まるので、今までやってきたことの全てをぶつけたいと思います。信じてやるだけです。
田村選手コメント
何度かあったチャンスなど決めるところ決められなかったのでこういう結果になってしまった。ただ最低限の勝ち点1はとった。
自力で昇格を決めるには、次の水戸戦で勝つしかないので、目標がはっきりしたと思う。開幕当初は今日の半分くらいのお客さんだったのに、ホーム最終戦は1万4000人以上の人が来てくれた。応援してくれた皆さんに勝利をプレゼントしたかったです。
まだ終わっていないし、次の一戦が今までやってきたことの全てを出す場だと思っています。勝つか負けるかで天国にも地獄にもなる。勝たないと今までやってきたことの意味がなくなる。ただ勝つことを考えて戦います。
野澤選手コメント
チームの雰囲気はいつもどおりだったと思います。後ろから見ていても、みんながプレッシャーを感じているようには思わなかった。
あれだけ攻めていたのに点が入らなかったのは仕方がない。GKとしてはゼロに抑えられたのはよかった。
今日が引分けでしたが、最終終で引き分けてもOKというよりも勝てば自力で昇格が決められるというほうが、戦いやすいと思う。新潟で昇格を決めたときも、最終節で勝てば昇格という状況だったのでそれと同じだと思う。今回は次はアウェイですが、きっとサポーターがホームのような雰囲気を作ってくれると思います。
寺川選手コメント
これまで、自分たちがやってきたことをやろうと試合に臨みました。勝ちに行ったので、その分前にかかりすぎたところがあったと思う。勝とう勝とうという意識が強く、味方同士がサイドでダブったりしたところもあった。そういう時に僕とかがもうすこし中で受けられればよかったと思います。
ただ、僕らは勝てばいい状況にある。みんな精神的にマイナスにはなっていない。余計なことを考えず、勝つだけです。
臼井選手コメント
勝ちたかったことはたしかです。でも昇格はそんなに甘いものではないと思っています。前半数多くあったチャンスを決めきれなかったことが引分けとなった要因だと思う。ディフェンスはゼロに抑えることができたので、今日のように引いて守られたときにいかに崩すかが課題です。甲府戦のように、球際などの細かい部分でもっと気持ちを出せればよかった。ただ、決して悪くないので、継続してやっていくことだと思う。あと1試合にすべてをぶつけたい。勝てば上に行ける。勝つことだけを信じてやっていきたい。
草津 佐野監督 試合後コメント
総評
今日は熊林、松下、廣山、小林、崔と、5人の選手が出場停止もしくは怪我で出場できなかったのですが、代わって試合に出た選手が非常にハードワークしてくれて、チームの狙い通りの今までの積み重ねをしっかり発揮してくれたと思います。
ゲームの中ではPKはビデオを見てもらえれば完全なシミュレーションだと思いますが、本田がよくセーブしてチームを盛り立ててくれました。
ゲームプランとしては前半我慢してノーリスクでいこうと考えていました。こういうビッグゲームでは先制点が非常に重要なポイントだと思うので、前半は狙い通りのサッカーができたと思います。
後半は相手のプレッシャーが弱くなってきて、我々の目指すゴールに向かうポゼッションサッカーが少しずつできてきて決定的なチャンスも3、4回はあったと思います。そこで決められず最終的には0-0。でも、選手が非常によくファイトしてくれたし、昇格を争うチームに対して堂々と戦ったと選手を褒めたいと思います。
質疑応答
-湘南と3度対戦して今季負けなしだが、なぜ湘南に対して成績がいいのでしょうか。
小学校からのサッカー仲間の反町監督に対してはライバル意識もありますが(笑)、湘南のスタイルがはっきりしている。昇格バージョンのサッカーをしていて、カウンター、完全リアクション化している。それには十分対応しなければいけないということで、今週もそのトレーニングをしてきました。
あと決定的な仕事のできる選手、田原君、坂本君、アジエル選手などのケアをグループで、ユニットでやろうというところが今季の3試合の結果につながったと思います。
-次節のホーム最終戦は佐野監督にとっても草津でのラストゲームとなるが、抱負や意気込みは?
50試合やってきたわけですが、決して納得のいくシーズンではなかったと思います。ただ、やってきた積み重ねは徐々に出ているという手応えは感じています。今までやってきた積み重ねを全てラストゲームで出せるようにしたいと思います。もちろんホーム最終戦ですし、勝利という形で終わりたい。
また何人かの選手が出られませんが、我々は全員レギュラーで戦ってきましたし、総合力で何としてでも勝って終わりたいと思います。今日よりももっと積極的に攻撃したいと思います。
-左サイドバックに小池選手ではなく寺田選手をスタメン起用した理由は?
後半勝負だと思っていましたので、決定的な仕事のできる選手をベンチに置きたかった。小池はユーティリティプレイヤーですし、シュート力、サイドバックで6点も取っているとおり非常に得点力がある。後半勝負のために小池をサブで使いました。
-今季を振り返ってなにか思い残すことは?
思い残すことですか(笑)。昇格争いに加わるとこれだけたくさんの報道陣の方々が来てくださるというということで、ぜひ昇格争いに加わりたかったというのはあります。
ただ、目指すサッカーは決して間違っていなかったと私自身は思っていますし、今の選手のことを考えたらしっかりパスをつなぐことをまずしないかぎり次のステップにはつながらないと僕は信じています。今でも疑っていませんし、やってきたことに間違いなかったと思います。もちろんそれに結果が伴えばよかったのですが、勝負どころで無駄な失点が多かったり、失ってはいけないところで失って失点したり、そのあたりが非常に悔しいと思います。
-後半になって両サイド、得に左の山崎選手がパスの受け手としても出し手としてもゲームに絡んできたが、何かやり方を変えたのか?
彼の持ち味は2列目からの飛び出しで、湘南さんはマンツーマン気味になるところがあるので、そのギャップを使おうと彼には指示しました。チャンスがすごくできたと思うのですが、最後の決定的な部分でシュートが決まらなかった。センターバックの間に入っていく狙いは試合前からありました。練習でもその形で、今週はずっとトレーニングしていた。
サイドバックの上がりが今日は少なかったのですが、向こうが疲れてきた時に佐田らがいいチャンスをつくっていた。本来なら我々のサッカーはもっともっとサイドバックが攻撃参加するのですが、今日は後半にとっておきました。
湘南 反町監督 試合後コメント
総評
相変わらずカメラが多くて、次の試合もっとカメラが多いかもしれませんね。
こんな長いシーズンで最後の試合で決まるというのは、ある意味、感慨深いものがあるのかなと思っています。
勝ち点3を取りたいゲームでしたが、なかなかそう出来ず、草津さんの方は逆に出場停止の選手とか怪我とかがることによってちょっとモードを変えて今までの草津らしくないサッカーだったので、逆にこちらが手を焼いたという感じは否めないと思いますね。
次、また1週間良い準備をして、何とかイエローカードも出ずに準備的には非常に良い形で出来ると思いますので、何とか最後一花咲かせたいなと思ってます。
最後から2試合目も同日の同時刻でやってくれたらなというのが私の感想です。
質疑応答
-最後の一言は昨日の試合が何かしら心理的な影響を生んだということか?
うーん、どうなんでしょうね。やはりそれを踏まえて今日は勝ち焦っているようなところがちょっとあったのではないかと思いますね。
-最後にひと花咲かせるために何か策はありますか?
僕はマジシャンじゃないのでステッキから花がパッと出るようなことはできませんが、今までの積み重ねを90分に凝縮して出すしかないですよね。それだけです。
もちろんサッカーは相手があって成り立つものですから、相手がどういうサッカーをするかということを踏まえたうえで2点、3点はしっかりと対処すると。今日の都倉みたいなものですね。都倉に入ったときに1テンポ置いて必ず狭いエリアで数的優位をつくってボールを奪うということをやっていましたが、ああいうところですね。
-非公開練習を2日行なったのはどういう目的だったのか?また、目標は達成されたのか?
マジシャンではないので公開と同じようなことをやっていますが、こうしてたくさんメディアが来ると選手と私が舞い上がってしまうので、自分は芸能人じゃないということを戒めるためにあえてそういうところから距離を置いて、集中した環境をつくりたいということです。特にシークレットで何かをやるということはないです。
-最終戦に向けて選手にも心理的にプレッシャーが相当かかると思うが、そのあたりのマネジメントで何か考えていることは?
いや、もうここまで来たらあまり色んなことを言っても難しいかもしれないですよね。まあ、オリベイラ監督に電話して訊きたいと思います(会場笑)。
-今日の草津のようにスペースを消してくるサッカーを相手がしてきた場合、なかなかアジエル選手や田原選手にボールが入らず、坂本選手の飛び出しも難しくなる。そのなかで点を取るのは非常に難しいと思うが、そのあたりの対策は?
そうですね、おっしゃるとおりだと思いますね。ここではうまくコメントできませんが、今までも相手がそのようにやってきたことはあるし、それでも何とか打開してきたので、振り返って自分たちのビデオをもう一度見て、無い頭で考えたいと思います。
-アジエル選手がいい時はフリーマン的にもっといろんなところに顔を出してプレーすると思うが、今日はどちらかというとポジションが固定気味のようだったのは何か理由があるのか?
僕はアジエルじゃないのでPKを外してからの心理状態はわからないんですが、やはり長い期間ケガ等があって休んでいたので、100%かと言われると僕はそうじゃないと思いますね。
でも、やはり一発で局面を変えられる力はある。先ほどの質問にあったように、そういうときにこそアジエルのインプロビゼーション(即興演奏)というか、ふたり引きつけるとかそういうことができると思う。それをチームの戦術に組み込んで我々はやってきたので、今日の悔しさもあるし、最後やってくれるんじゃないかと期待を込めています。