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2010Jリーグ ディビジョン1 第26節 試合結果
2010Jリーグ ディビジョン1 第26節
2010年10月16日(土)13:03キックオフ 平塚競技場
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0 前半 1 1 後半 0 |
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15 >> 16 | 勝点 | 45 >> 46 |
90分+5 阿部 吉朗 | 得点者 | 9分 マルキーニョス |
出場選手
シュート数 | 選手名 | 背番号 | ポジション | 背番号 | 選手名 | シュート数 | |
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0 | 都築 龍太 | 39 | GK | GK | 21 | 曽ヶ端 準 | 0 |
0 | 臼井 幸平 | 5 | DF | DF | 24 | 當間 建文 | 0 |
0 | 村松大輔 | 6 | DF | DF | 3 | 岩政 大樹 | 1 |
0 | 山口貴弘 | 4 | DF | DF | 4 | 大岩 剛 | 1 |
0 | 島村 毅 | 30 | DF | DF | 5 | ジウトン | 0 |
3 | ハン グギョン | 15 | MF | MF | 6 | 中田 浩二 | 0 |
1 | 寺川 能人 | 7 | MF | MF | 40 | 小笠原 満男 | 0 |
0 | 坂本 紘司 | 8 | MF | MF | 8 | 野沢 拓也 | 0 |
1 | 新居 辰基 | 18 | FW | MF | 11 | フェリペ ガブリエル | 2 |
5 | 阿部 吉朗 | 11 | FW | FW | 13 | 興梠 慎三 | 1 |
1 | エメルソン | 40 | FW | FW | 18 | マルキーニョス | 8 |
– | 野澤 洋輔 | 1 | GK | GK | 1 | 杉山 哲 | – |
– | 阪田 章裕 | 14 | DF | DF | 32 | 宮崎 智彦 | 0 |
– | 古林 将太 | 26 | DF | MF | 15 | 青木 剛 | 0 |
– | 遠藤 航 | 33 | DF | MF | 16 | 船山 祐二 | – |
0 | 馬場 賢治 | 17 | MF | MF | 25 | 遠藤 康 | – |
0 | 中村 祐也 | 22 | FW | FW | 9 | 大迫 勇也 | – |
1 | 三平 和司 | 36 | FW | FW | 17 | 佐々木 竜太 | 0 |
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得点経過
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[得点経過の記号の意味]~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート
選手交代
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開催データ
[入場者数] 11,200人 [天候] 晴、弱風 [気温] 26.6℃ [湿度] 49% [ピッチ] 全面良芝、乾燥 [試合時間] 90分
[マッチコミッショナー] 高田 豊治 [主審] 吉田 寿光 [副審] 名木 利幸 [副審] 大塚 晴彦 [第4の審判員] 数原 武志 [記録員] 岩崎 洋
都築選手コメント
木曜日の紅白戦の時から締まりのある雰囲気があったと思う。
今日もそれが継続できていて鹿島に対してプレッシャーがかけられていたと思う。それだけに、ホンマに勝てなかったことは残念です。
0-1で負けている状態が続いたけど、うちのほうが決定機が多かったし勝っているような雰囲気でやれていた。最後に追いつけたことは今までずっとやってきた結果だし、今日は本当に阿部とタツ(新居)が裏に抜ける動きを徹底してやった結果だと思う。
攻撃面はきれいな形ではなかったけど、全体的にいいバランスだったと思う。
残り試合は少ないかもしれないけど、遅すぎるとは思わずに、これが最低限だという気持ちでいまうまくいっていることを続けて、勝ち点をとっていきたいと思います。
寺川選手コメント
勝っていないから、それはすごく悔しいですが…次に繋がる試合だったと思います。
気持ちの入った試合ができた。チャンスも多く作れたと思う。
ゴールを取りにいこうという戦い方で、裏を狙う姿勢が随時出ていたし、相手の陣地でチャレンジできる時間が多かったと思う。でもとにかく勝ちたかった。
自分たちには後がないので、残り試合全てで勝点をとるつもりで戦っていきたいと思う。
坂本選手コメント
ダブルボランチで臨んだ意図をしっかり考えてプレーした。うちはバイタルを使われてミドルを決められることが多く、とくに鹿島はそういうチームなので、ダブルボランチでスペースを消してバイタルで相手に攻撃をやらせないよう意識した。(ハン)グギョンが前に行けていたし、もともとダッシュ力もあるので、グギョンをボール保持者に行かせて、僕はコースを消したりバランスを見ながらアンカー的な仕事をした。ボールのないときも意識してスペースを消した。奪った後も前線がボールをキープしてくれたので攻撃に出やすかった。効果的にスペースを消すことができたと思うので、今後もしダブルボランチをやるとすれば、今日のゲームはヒントになると思う。(チームとして球際に厳しく行っていたが)天皇杯の内容がよくなかったこともあるし、今日は久々のホームでサポーターがすごくいい空気をつくってくれたことがアドバンテージになったと思う。勝っていないので喜べないけれど、リードされてから0-1でいかに我慢できるかもひとつテーマだったので、展開という意味では失点後のリアクションはつぎに繋がると思う。
阿部選手コメント
点を取れたことは嬉しいですが、もう1点取りたかった。悔しいです。今日はDFラインも集中していたし、セカンドボールも拾えていた。今日は1失点した後、最近ならばすぐにまた失点していたけれど、今日は絶対にみんなで耐えようという気持ちでした。
(同点ゴールについて)相手DFが重なっていたのでボールがこぼれてくると思っていたら自分のいいところに転がってきた。あとは押し込むだけでした。でも、もう1点取らなければ意味がないと思っています。
ハン選手コメント
失点に絡んでしまったので悔しい。鹿島は代表クラスの選手ばかり。自分はとにかくハードワークしようと思っていた。
(ダブルボランチについて)紘司さん(坂本)とのバランスを大事にしていました。また前に出たら必ずシュートで終わることが大事だと意識していた。もっと集中力を高めて、次こそは勝点3を取りたい。
鹿島 オリベイラ監督 試合後コメント
総評なし
質疑応答
-今日はチームに躍動感がないように見えたが?
躍動感がないということは否定します。ゴールに対する意識もアグレッシブさも持っている。試合によっては、逆に我々がビハインドで最後に追いつくことも、広島戦や浦和戦など、あったわけで、別にチームが気が抜けてしまっているとか気持ちが入っていないといった風には、僕の目には映っていません。ただ、サッカーはやはりチャンスを作って決める。あるいは相手が作ったチャンスを決めさせないというスポーツであり、多くのチャンスが前後半ともにあったわけで、決めるべきところで決まらなかった、決めていなかったことが最後に大きなダメージになってしまったのではないかと思う。ただ、チームが最後まで諦めずにやっていることに変わりはないので、躍動感が足りないとは感じていません。
-青木選手と宮崎選手を終盤入れたが、1-0で終わらせるプランだったのか?
そういった試合になることは全く予想できないことであり、それは試合をやってみないとわからない部分です。宮崎選手に関しては残り2分であって、相手がかなり攻撃に枚数をかけ、またうちの左、相手の右サイドからのクロスが多くなっていた。宮崎選手は守備能力の高い選手なので、そうした対応だった。青木選手については、當間選手が初めての先発なので1試合はもたないだろうという予測はしたが、もう少しもつのではないかという部分はあった。ただ、交代する前に、湘南がエメルソン選手を置いて勝負を仕掛けようとして、そのかわされ方が明らかに疲労が溜まっており集中力が低下している傾向があったので、そうした部分で交代しました。
-最終ラインにふたり出場停止があったが、最終ラインはゲームを通してどうだったか?
たまたま累積で今回ふたりDFが欠けてしまったが、ひとりの変更でも周りの選手が感じる部分は多少は変わってくる。ふたりだとなおさらそうした部分が出てくるのではないかと思いますが、そんなに大きな負担を相手がかけてこなかったわけで、前にロングボールを蹴って来るような形でその1本が決まってしまった。ただ、やはりそれ以前につくった多くのチャンスを決めなければいけない。それをしっかり決めていればまったく違う展開であったわけで、そこが一番の要因ではないかと思います。
-前回の対戦と今回で湘南に違いはあったか?
明らかに大きな違いがある。我々のホームの時には攻撃することを否定して完全に引いている消極的な姿勢だった。我々が1-0で勝っていたにもかかわらず、GKが時間稼ぎをしてることは長年やってきた中で初めて見た光景だった。ただし、今日に関しては、自分たちがやろうとしているものを最後まで諦めずにやろうとしたことが、最後に同点に追いつくことに繋がったのではないかと思う。全く別のチームという印象はあります。
-リーグ戦初先発の當間選手の出来は?
若手で成長株の選手で長所も短所もある。今は成長過程で修正をかけている選手のひとりです。理想を言えば、ちゃんと育ててから試合に送り出す、なおかつホームの試合で送り出したほうが本人も心強いというところが理想的だが、ただ人生は理想的な話だけではない。今回は緊急事態ということで、アウェイで勝たなければいけないといったいろんなプレッシャーの中でやらなければいけないところで、彼がやるべきことを彼なりにやってくれたのではないかと思う。今後も楽しみな選手であり、こうした若い選手はちゃんと育てて指導したうえで送り出すことがいちばん理想的な話です。彼にとってはいい経験だと思うし、こうした試合を経験することも非常に重要ではないかと思います。
湘南 反町監督 試合後コメント
総評
久々の湘南劇場という感じですかね、最後のロスタイム。ここ2試合、失点してから2、3分後に連続して失点することが続いていたので、ミーティングでも、ネガティブな話になるが、1点取られても焦る必要もないしガッカリする必要もないし、逆にその次の5分をしっかり戦うという話をした。それが少なからずいい方向に向いたかなとは感じています。
向こうの前のほうの選手は、見ていただいてもわかるように、私もよく食べますが牛丼でいうと、はやい、うまい、安い…なんですがそこはお金が高い、という三拍子揃っている選手なので、まだ我々のクオリティとは雲泥の差がある。だが、そうした選手に対して1人ダメだったら2人目、3人目と粘り強くやった。その粘り強さがそのまま我々のゴールの粘り強さに繋がっているのではないかと感じています。こうしたゲームをたくさんすることが我々にとっては大事なことですが、ただ、勝点1では我々にとっては何もプラスではないので。
天皇杯は置いておいて、F東京戦と今日の試合は、ちょっと無骨ですがいいサッカーはできていると思う。残り8試合になり、シーズン終了までカウントダウンが始まっていますが、ほとんど週1のゲームなので、またいいトレーニングをして、いい準備をして、やるしかないと思いますね。
質疑応答
-同点ゴールの瞬間、すごいジャンプをされたが?
してないと思いますけどね(会場笑)。あれぐらい島村もジャンプしてくれればいいんですけど。どちらかというと後半、見ていただければわかるように、我々のペースだった部分もあるじゃないですか、ある意味。だから、やはりこれで終わらせるのは辛いというのはありました。そうした意味で、そうした頑張りが報われたという意味での喜びは当然あると思います。最後、島村を前にして長いボールを入れさせたが、向こうは大岩と岩政という大きい選手が真ん中にふたりいますよね。ああして長いボールを入れると、ふたりともヘディングに自信があって跳ね返そうと思うので、ふたり行ってしまう。だから、ああやってこぼれてくるところを狙えということで、あの時、村松も上げて間に合わなかったが、そのまま直接ドンというのはないわけで、その次のボールを拾ってシュートというのをイメージしたら、最後まで頑張った阿部のところにボールが来たということですよね。
鹿島さんは、今日は100%の力を出していなかったと思いますね。85%ぐらいで勝てると思って、我々をナメていたからこういう結果になったのではないかと。決して我々がすごくよかったわけでもなんでもない。例えば最後3分ぐらい経ってる時にフェリペがボールをキープしましたが、優勝がかかっている試合だったらもっとしっかりキープすると思いますよね。そういう心の隙が逆にこちらにプラスになったことは間違いないと思います。サッカーとはそういうものです。
-今日は先制された後に心が折れなかったと思うが、どう見るか?
そうですね。先ほど言ったように折れたところで点を返してくれるなら折れますが、そうじゃないということですね。それと、昨日シミュレーションしましたが、あのロングスローは準備していた。今日は新井場がいなかったので右からはなかったですが、両サイドから毎試合あれをやってくる。その準備をしましたが、それでやられたのは悔いが残ります。流れの中では3拍子揃った選手をGKを含めて踏ん張ってやったと思います。心は本当に折れてもしょうがないと思うし、ずっとハッパをかけてやっているので、それが成果として表れたのはちょっと嬉しいですね。
-今日は4-4-2で臨んだが、その成果は?
今朝、新聞でtotoの投票率を見ましたが、引き分けも1桁、こちらの勝ちも1桁。そういう実力差を考えると、鹿島に対してどう守り、どう攻撃するか、というのも今日のゲームの戦い方、要するにゲーム戦術が半分を占めていたと思います。そうでなければ、やはり実力の差が出てしまいますから。それは間違いないと思います。皆それぞれタスクを与えて、そのタスクをしっかりやることができたと思っています。それだけに、勝点3を取ったらもっと手放しで喜べるが、そこは残念だが、非常に狙いのあった、我々にとってはいいゲームだったと思います。
-GKを都築選手に代えた狙いは?
野澤が特に悪いというわけではないですが、この前の天皇杯などはフワフワした状態で入る。これは野澤病と言うんですが、新潟の時も私は知っているので、慣れてきてしまうとディフェンスラインも含めてすごくまったりしてしまうので、それを防がなければいけないというのがありました。技術的な問題とかではない。野澤はそういう風になって初めて気付くところもあるので、明日あたりちょっと話をしようかなと思っています。
都築の厳しさとか、あいつも浦和の時にはほとんど試合に出てないというか、練習もほとんどセパレートしてやっていたので、いきなり私たちのところに来てゲームをやりましたが、練習やゲームを通じてどんどんスキルアップしている。そういうのも含めて、これからも競争してやっていくしかないと感じています。