第34節 VS ファジアーノ岡山
9月17日(月曜日) 14:00 @kankoスタジアム
HOME ファジアーノ岡山 | 湘南ベルマーレ AWAY |
3 | 3 | 前半 | 0 | 1 | ||
0 | 後半 | 1 | ||||
48 > 51 | 勝点 | 63 > 63 | ||||
仙石 廉 34分 田所 諒 41分 川又 堅碁 45分+2 |
得点者 | 62分 古橋 達弥 |
選手 | シュート | シュート | 選手 | |||||
GK | 1 | 中林 洋次 | 0 | STARTING LINEUP |
0 | 阿部 伸行 | 27 | GK |
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DF | 22 | 篠原 弘次郎 | 0 | 0 | 鎌田 翔雅 | 2 | DF | |
DF | 18 | 竹田 忠嗣 | 0 | 0 | 遠藤 航 | 3 | DF | |
DF | 3 | 後藤 圭太 | 0 | 0 | 大野 和成 | 22 | DF | |
MF | 2 | 澤口 雅彦 | 0 | 0 | 島村 毅 | 30 | DF | |
MF | 8 | 千明 聖典 | 0 | 0 | 永木 亮太 | 6 | MF | |
MF | 14 | 仙石 廉 | 2 | 0 | 下村 東美 | 14 | MF | |
MF | 25 | 田所 諒 | 2 | 0 | 古林 将太 | 5 | MF | |
FW | 7 | 金 民均 | 2 | 4 | 古橋 達弥 | 18 | MF | |
FW | 13 | 石原 崇兆 | 3 | 1 | キリノ | 9 | FW | |
FW | 20 | 川又 堅碁 | 2 | 0 | 菊池 大介 | 10 | FW | |
GK | 21 | 真子 秀徳 | – | SUB | – | 松本 拓也 | 21 | GK |
MF | 17 | 服部 公太 | – | – | 猪狩 佑貴 | 16 | MF | |
MF | 29 | 大屋 翼 | – | 2 | 髙山 薫 | 23 | MF | |
MF | 34 | 田中 奏一 | – | – | 宮崎 泰右 | 25 | MF | |
FW | 35 | 上條 宏晃 | 0 | 1 | 岩上 祐三 | 15 | FW | |
FW | 36 | 関戸 健二 | 0 | – | 馬場 賢治 | 17 | FW | |
FW | 38 | 三村 真 | 1 | 4 | 大槻 周平 | 19 | FW |
警告・退場 | スタッツ | 警告・退場 | ||
16分 3 後藤 圭太 ■ラフプレー |
12 | シュート | 12 | 31分 5 古林 将太 ■反スポーツ的行為 90分 3 遠藤 航 ■反スポーツ的行為 |
17 | ゴールキック | 13 | ||
4 | コーナーキック | 6 | ||
11 | 直接フリーキック | 10 | ||
4 | 間接フリーキック | 1 | ||
1 | オフサイド | 4 | ||
0 | PK | 0 |
得点経過 | ||
|
~:ドリブル →:グラウンドパス ↑:浮き球パス S:シュート |
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選手交代 | ||
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入場者数 | 天候 | 気温 | 湿度 | ピッチ状態 | 試合時間 |
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7,155人 | 曇一時雨、中風 | 29.3℃ | 73% | 全面良芝、乾燥 | 90分 |
コミッショナー | 主審 | 副審 | 副審 | 第4の審判員 | 記録員 |
浜頭 昌宏 | 東城 穣 | 越智 新次 | 原田 昌彦 | 権田 智久 | 山下 和也 |
湘南 曺監督 試合後コメント
総評
お疲れ様でした。
天気の悪い中、湘南からたくさんのサポーターが来てくれて、最後、負けたにもかかわらず声援を送っていただいて、非常に感謝しています。
今日置かれている試合の重要性は選手も理解して、我々なりに準備をしてやってきたつもりだったんですけど、前半、リズムのとれないプレーが出た後の修正がうまくとれず、カウンターをみすみす許している場面から失点をしてしまった。特に3点目の失点が痛かったかなと思っています。
ただ、僕が送り出して戦った選手には、まったく責任がないと思っていますので、連戦だとかアウェイのデーゲームだとか、うちの分の悪いところをなんとかプラスにもっていこうと努力はしたつもりだったんですけど、結果的にはうまくいかなかった。
ただ後半、1点をとってから相手の足が止まってチャンスが増えるという状況だったんですけど、2点目が入っていればまた面白い展開になったとは思います。
前半に0-3にされたのも初めてですし、2点とられたのも初めてだと思うんですけど、残り試合、もう一度ねじを締め直して、我々のよさをきちんと出していかなければいけないということを再認識したので、岡山さんから学んだことをつぎの試合に活かしていきたいと思います。
質疑応答
最初の布陣が4バックだったがこの狙いは?
戦術的なことは詳しく言えないんですけど、それぞれのコンディションだったりとか、いま我々がやらなければいけないことだとか、そのタスクを補うメンバーを起用したつもりです。高山がいつも頑張ってくれているんですけど、当然ベンチからいくケースもありますし、そのあたりのことは選手に言っているので、逆に今日出られなくてウズウズしている選手もいましたので、そういうところも見極めながら次の試合に臨みたいと思います。
4バックにしたのは相手が岡山だからか?
そこもちょっとありますけど、我々のこの2日間の中での状態で最終的にそういう形の選択をしました。そこの選択が正しかったどうかは、結果論になりますけど、見ている方が一番分かると思います。もうちょっとこうすればというのはありますけど、やってみたチャレンジについては自分としても後悔していないですし、選手もよくやってくれたと思います。
前回、岡山と戦った時と印象の違いは?
特に違いはないんですけど、どの試合においてもボールをしっかり動かして相手のゴールに迫るというやり方は非常に統制がとれていますし、我々はそれを粘り強くみながら、さらに裏返した攻撃、後半くらいのことができればよかったんですけど、そこは前半の失点が重くて、最後に思い切りでとれなかったかなという印象があります。非常にまとまったいいチームだという印象は前期同様にあります。
2失点した後に二人代えたがその狙いは?
少し我々がやるべきことの中で、ゲームフィーリングやコンディションのところで疲れも見えていたので、彼らが悪いということではなくて、フレッシュな選手を投入しないと前半のうちでもう1点とられる、もしくは1点がとれなくて苦しい試合になると思ってのチャレンジでした。結果的にもう1点やられてしまって、結果だけ見ると、どうだったかなと自分で反省する部分はありますけど、ただ、今年前半の途中に選手を代えたのも初めてですし、34試合、横綱相撲をとってきたわけではなくいろんな経験の中で選手たちが伸びてきているので、この経験を僕個人としても、選手個々も次に生かしてこそ強いチームに、勝ち切れるチームになれるのかなと思っています。
今日の試合の重要性とは?
今年、我々はアウェイで勝点27をとっているんですけど、アウェイの戦績というのが例年あまりよくなくて、そこで勝ち切れない試合が続いていました。そういう意味では今年はみんな頑張ってくれていたんですけど、今日は中2日のデーゲームのアウェイということで、非常にタイトなスケジュールの中での試合だったので、これを乗り切ってこそ、次に進めるという話で、我々にとってひとつ大きな壁だったと思います。その壁を登り始めて、後半はもう少しで向こうの景色が見えそうになったんですけど、見切れなかったので、まだまだ選手たちの今後の後押しをしなければいけないなと思っています。
古橋達弥選手コメント
最初にちょっと前がかりになりすぎて選手同士の距離が遠くて、なかなかプレスがかからなかったのでボールが奪えず自分たちのペースで攻撃できなかった。
(システムが違ったが?)普段やっていなかったので少しプレスの行き方など戸惑った部分はあったんですけど、今日のように新しいことにチャレンジすることは悪いことじゃないと思うし、そういう中でも選手たちがしっかりやれないと上にいったとしてもやっていけないと思う。そういう意味では自分たちの課題が見えたし、それをまた次に繋げていきたいと思います。
(得点については?)そこしかないというところに蹴ってくれたので、自分は合わせるだけでした。
なんとかもう1点とって相手にプレッシャーをかけられればよかったんですけど、FKもチャンスがあったし、なんとかもう1点とりたかった。
相手もすごくボールまわしがうまかったし、冷静だった。よく研究していた。そういうところでもっと自分たちが落ち着いてボールを動かせる状態もあったので、そういうところを高めていければ自分たちのリズムは増えると思う。今日は簡単なミスも多かったので、そういう個人の技術や周りのサポートはもっともっと勉強して、高めていきたいと思います。
髙山薫選手コメント
2点先にとられてしまった状態だったので、攻撃ではチャンスを作ったり得点に絡む動きをしようと思って入りました。
後半はシュートチャンスも多かったと思うし、自分もあったんですけどそのチャンスを決めていたらどうなっていたか分からない展開だったと思う。
(アシストについては?)あそこに誰かいるだろうなという感じで入れたらフルさん(古橋)がいてくれました。1点とれたことはよかったですけど、あの後とれていたらと思うと悔しい。逆転できるくらいの勢いはあったと思うので2点目をとりたかった。
(次に向けては?)岐阜も死に物狂いで戦ってくると思うので、自分たちも絶対に甲府を抜いて1位になるんだという気持ちで必死に戦って、勝ちたいと思います。
遠藤航選手コメント
(最初は4バックだったが?)4バックでしたけどやることはいつもと変わらないという意識でした。いつもどおり前からいこうと思っていたんですけど、なかなか一歩寄せるところや球際のところで相手に上回られた時間帯が前半は多かった。一歩ずつ遅れてプレスがハマらないまま失点をしてしまった。
失点をしても切り替えてはいたんですけど、相手のほうが攻撃の出足が早く、前半で失点を重ねることになってしまった。後半はある意味割り切って、3失点したことを引きずらないようにということを意識して戦いました。後半のような試合が前半からできていればよかった。そうやって後半で1点とれたことは成長に繋がるのかなと思います。
すぐにまた試合があるのでこういう試合を経験して、しっかり次に向けて切り替えてやっていきたいと思っています。
永木亮太選手コメント
少し新しいスタイルで挑んだのですが、やることは変えるつもりはなかった。ただ少し守備の部分で不慣れなところがあって、後手後手になってしまうところもあって、うまく相手のマークに付ききれずポゼッションを許してしまった。相手にペースを握られて3点続けざまに決められてしまった。
後半、切り替えていったんですけど、相手もかなり引いて守ってきたのでなかなか崩せなかった。ただ、うちも前に人数をかけていたし、何回かチャンスがあったのでそこで決め切りたかった。せめて同点までいきたかった。
岡山 影山監督 試合後コメント
総評
お互いに中2日という厳しいコンディションでしたが、我々の選手は勝つための強いメンタリティを試合開始から出してくれたと思います。前半3点取れた、非常にいい入り方をしてくれたと思っています。甲府戦から引き続き強気にボールを動かす、取るというスタイルを立ち上がりから出してくれまして、湘南の出方は意外ではあったんですけど、それを上回る入り方をしてくれた。強気に、勇敢に戦ったことが前半の3点に繋がったのかなと思います。ただ、そうならないように、と送り出した後半、ちょっとずつ弛みが出てきて、前半の3点が大きく影響しているのですが、全員で守備をする、全員で動かすというところに弛み出したというのがあって、相手にペースを奪われてしまった。2点目が入っていたら非常に難しいゲームになっていたと思いますね。そこでたえたところは評価しますが、そういうゲームにしてしまったところ、ゲームの運び方、さらに上にいこうとしていますので、展開を含めて次のゲーム、残りの8試合を戦っていきたいと思います。
質疑応答
相手の出方が意外だったというのはどういう点か?
ご覧になったとおり並びの部分もですが、日程的なフィジカルコンディションの問題も大きいと思いますが、我々が一番警戒していた前から積極的にくる強さを出してこなかった。彼らのゲームプランがあったのだと思います。ただ我々は関係なく、自分たちで奪う、運ぶということをやれたところが前半の3点に繋がったんじゃないかと思います。
3点のうちどれが大きかったか?
どれも大きいと思います。1点目がスーパーなシュートだったですね。あれが入らないで0-0が続いていれば難しいですし、2点目も良い形から取れたと思います。実は2-0になった後にちょっと安心が出たんですね。ボールを奪うところに弛みが出て、ボールを運ぶところにも、2-0でなんとか、みたいな…サッカーはメンタルゲームですから、そういう弱気な態度が出たところで3点目が入ったので、3点目のところはメンタル面を一度払拭するという意味で大きかったですね。
得点力不足に悩んでいて、今日は3点取れたのは何が要因か?
前節の甲府戦が大きかったんじゃないかと思います。ちょっとずつ掴みかけていたものが、前節結果は出なかったですが、強豪の甲府相手にボールを動かせたこと、ゴール前まで相手を崩して運べたこと。それを続けていこう、そこから点を取ることに向けてどんどんトライを続けていこうと話していたんですが、そういう態度、振る舞いを続けてくれたことが一番大きい理由だと思います。
甲府戦を受けて、上位相手にこういう結果を出したことは、今後の戦いにどう影響するか?
上位ですので、もちろん、得た自信は大きいと思います。それも含めて、甲府戦、湘南戦の結果は1勝1敗でしたが、守備で奪う、自分たちでボールを動かすことで自信を得たものが、その相手が甲府湘南戦であったことでより自信を大きくしていると思います。大きくしなければいけないですし、今後の8試合に生かさなければいけないと思います。
3-0で勝って、後半の戦いは、反省すべきだと、今怒鳴ってきたんですけど、それでもメンタルタフネスとして元々持っているところですので、緩まないように今日や甲府戦のように強気なサッカーを続けられるところだと思います。