第33節 VS ザスパ草津
9月14日(金曜日) 19:00 @Shonan BMW スタジアム平塚
HOME 湘南ベルマーレ | ザスパ草津 AWAY |
2 | 1 | 前半 | 0 | 0 | ||
1 | 後半 | 0 | ||||
60> 63 | 勝点 | 40 > 40 | ||||
キリノ 16分 キリノ 71分 |
得点者 |
選手 | シュート | シュート | 選手 | |||||
GK | 27 | 阿部 伸行 | 0 | STARTING LINEUP |
0 | 北 一真 | 22 | GK |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DF | 2 | 鎌田 翔雅 | 0 | 0 | 星野 悟 | 17 | DF | |
DF | 3 | 遠藤 航 | 0 | 0 | 乾 大知 | 24 | DF | |
DF | 22 | 大野 和成 | 1 | 0 | 有薗 真吾 | 13 | DF | |
MF | 5 | 古林 将太 | 0 | 1 | 永田 拓也 | 4 | DF | |
MF | 14 | 下村 東美 | 0 | 0 | 林 勇介 | 7 | MF | |
MF | 6 | 永木 亮太 | 0 | 0 | 松下 裕樹 | 30 | MF | |
MF | 23 | 髙山 薫 | 4 | 0 | 熊林 親吾 | 14 | MF | |
FW | 10 | 菊池 大介 | 3 | 0 | 櫻田 和樹 | 6 | MF | |
FW | 9 | キリノ | 4 | 2 | 小林 竜樹 | 15 | FW | |
FW | 18 | 古橋 達弥 | 0 | 0 | 金 成勇 | 11 | FW | |
GK | 21 | 松本 拓也 | – | SUB | – | 内藤 圭佑 | 1 | GK |
DF | 30 | 島村 毅 | 0 | – | 山本 啓人 | 20 | MF | |
MF | 16 | 猪狩 佑貴 | 0 | 0 | 横山 翔平 | 25 | MF | |
MF | 25 | 宮崎 泰右 | – | 0 | 後藤 涼 | 19 | MF | |
FW | 15 | 岩上 祐三 | – | 0 | 遠藤 敬佑 | 8 | FW | |
FW | 17 | 馬場 賢治 | 1 | – | 土井 良太 | 16 | FW | |
FW | 19 | 大槻 周平 | – |
警告・退場 | スタッツ | 警告・退場 | ||
|
13 | シュート | 3 |
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14 | ゴールキック | 15 | ||
10 | コーナーキック | 2 | ||
14 | 直接フリーキック | 4 | ||
1 | 間接フリーキック | 3 | ||
3 | オフサイド | 1 | ||
0 | PK | 0 |
得点経過 | ||
|
~:ドリブル →:グラウンドパス ↑:浮き球パス S:シュート |
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選手交代 | ||
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入場者数 | 天候 | 気温 | 湿度 | ピッチ状態 | 試合時間 |
---|---|---|---|---|---|
6,346人 | 晴、弱風 | 26.9℃ | 75% | 全面良芝、乾燥 | 90分 |
コミッショナー | 主審 | 副審 | 副審 | 第4の審判員 | 記録員 |
内田 直人 | 福島 孝一郎 | 村田 裕介 | 山内 宏志 | 松澤 慶和 | 亀井 信也 |
湘南 曺監督 試合後コメント
総評
お疲れ様でした。
今年初めて、金曜日のナイトゲームということでしたが、たくさんのお客さんに来ていただいて、最後まで声援いただいたサポーターには本当に感謝しています。
ゲーム的には相手のストロングを消しながら自分たちの良さを出そうということで1週間準備してきたことが前半からほぼ上手くハマったなと思っていたんですけれども、最後のゴールをこじ開けられなかったことで、ちょっとゲームが少し苦しくなりました。
そこで取れていればもっと楽な試合になったのかなという気はしますが、我々はいつも勝とうが負けようが課題があって、また良いところも出ていると思うので、この勝ちを次に繋げていかない限りは成長もないと思っています。
今度は岡山と中2日でのゲームで、今日多少ケガ人も出たので、その中のメンバーも含めてもう一度メンバーを選定して次に向かいたいと思います。
ただ、90分のパフォーマンスとしては我々の前線で、敵陣で圧力をかけるプレーであったりとか、奪った後に相手より速く人数を掛けて攻めるであったりとか、今日はいつもに比べてボールの動かし方が少しスムーズで、サイドからや中央からのチャンスが作れたのは、今週やってきたことのひとつの成果なのかなと思います。が、こういう風に言っていると次の試合がいつもダメなので、この辺で止めておきます(笑)
質疑応答
キリノが非常に惜しみなくよく動いているがプラスになっているのか?
ここで一度キリノが途中から出た時に動けないと言われたり、今動けるって言われたりするので、どっちが本当のキリノかなっていうふうに自分でも思いますけども。ただ、最初のほうはやっぱり暑さに慣れていないところがあって少しそういうとこもありましたけども、非常に献身的でチームの事をよく理解してやってくれる選手です。
やっぱり我々は誰がレギュラーと決まってるわけじゃないんですけども、チームに色んなバリエーションを持たせるためにはいいオプションになってくれているし、今日は2ゴールという形でいい結果を出してくれているので、そういう意味では非常にいいプレーだったなというふうに思っております。
2得点とも奪ってから常に全員が前に、人数を多く前に走り込んだところからこそ生まれた得点だと思うのですけど、その2得点についての評価は。宜しくお願いします。
欲がなくなったらいけないと思っているので、あの2点はいい得点になったですけど、どっちかって言うとそれ以外に決めれる点を決めれなかったって言う所が前半・後半特にあったので、決められると言うか、もう少しいい形で崩した点もあったと思うんですけど、逆にあの点もいい点だったんですけども、もう少し確実にやっぱり決められるところを決めていくということをしなきゃいけないなというふうに率直には今感じています。薫(髙山)がやっぱり1点目思い切ってシュートを打ったことがキリノに当たって入ったりだとか、あそこで思い切って東美がクロス上げたのがキリノの最後のヘディングに繋がった。それも含めて、何となく難しいゴールが入っちゃって簡単なのが入らなかったというような試合でした。ただ、思い切りの良さということであればいいゴールだったと思います。
ケガ人が出たという所で、古林君の具合っていうのは今の段階ではどういう状況なんでしょうか。
選手は監督に聞かれたら「大丈夫です」って言うんで、それが大丈夫かどうかっていうのは分かりませんが、一応MRIを撮ってどうなるかっていうのが決まりますけども、まぁ・・・微妙です。気持ちで治せとは言いました。
今日の2得点で通算62ゴールで京都を抜いて1位。たくさん点を取るし、たくさんの人が取るというチームのデザインというのは監督は当初から描いてきたものなのか?
僕は監督として、もちろん勝つ確率を上げるために色んなことをやらなきゃいけないと思うんですけども、やっぱりチームが一体感を持って、去年のドルトムントのように、特定の人にこだわらず、ゴールに向かう人数を多くすることや決定機を増やすことしか作れないと思っています。その決定機を作った結果が今の複数の人が得点を取っているっていうことになると思います。3バックの選手にも「攻撃しちゃダメ」とは言ってないし、逆に「出て行けよ」って話もしています。今日も和成(大野)が何回も行きましたけど。
前線の選手は守備をしなくていいということじゃ全然ないし、前線からの今日の古橋だったりとか、賢治(馬場)だったりとか、大介(菊池)やキリノも含めてあのプレッシャーがあるから点になっているということなので。本当に、点を取ったのは今日キリノ2点ですけども、誰が取るっていう役割を逆に決められないというか、それはみんなで取ったゴールだと思うので、僕はハットトリックしたから「次に試合出すよ」というつもりも全くないですし、逆に1点も取れなかったから「次はチャンス無いよ」って言うつもりも全くないです。総合的に選手の良さを引き出すしか僕がやれることはないと思っています。
北九州戦の後、2点以上取られた試合は1試合もないので、守備力が一段と良くなったと思うが?
そうですね、ここ多分11試合で7失点だと思いますが、やっぱり我々のウィークの事を逆に選手たちが理解して、そうやらせないという所が、前線からキーパーまで統一した意識でやれてる場面が増えたことが大きいと思います。今日は最後のところで、ミドルシュートで松下や櫻田がいいものを持っているので、あそこで体張らないとやられてしまうという所も含めて、一歩寄せたりだとか一歩コースを切るということが、まぁ試合がある意味トレーニングというような感じで積み上げられてきたことが今日の結果に繋がっているなとは思います。
これがドルトムントであって、同じように出来るかって言ったら、レベルの高い相手には絶対通用しないですから、そういう意味では、もっと上のレベルがたくさんあるわけですから、そういう所でできるようにまだ選手たちを「もっともっと」というて気持ちにさせていきたいなと思います。
70分に馬場を入れた意図は?
賢治は練習からずっと一生懸命やっていて、悪いわけじゃなかったけど、最近出場機会も無いところで飢えていたのも分かっていましたし、そういうフレッシュになった時の選手のパワーというのはすごくチームに良い影響を与えると思っていました。
実際、良いプレーしてくれていたと思うので、選手の表情だったりとか今の感じ的なものをつかんで起用はしたつもりです。
監督はシーズン当初から順位は関係ない、目の前の勝点3を目指すんだということを仰っていたが、残り9試合になって、いろんなプレッシャーがかかってくると思うがそれぞれの対策は?
今日ミーティングで話したことをちょっとだけ披露させてもらうと、「プレッシャー」って言う言葉って、直訳すると「圧力」とか「威圧」とかそういう言葉なんですよね。プレッシャー、プレッシャーって言われるけど、それは俺たちを威圧したりとか締め付けたりする要素が今あるのかというと全く無いわけですよ。「プレッシャー」というのは周りだったり自分が勝手に感じるだけで、その「圧力」っていうのは何の圧力なのか。
例えば、戦争に行って自分が死ぬかもしれないって言う時はプレッシャーって言うかもしれないけど、今我々は好きなサッカーを仕事として楽しんでやっているわけだから、そのプレッシャーを感じること自体がおかしいし、自分に圧力を勝手にかけて、自分で勝手に自分を威圧して、そんなので良いプレーが出来るわけないし、プレッシャーがあるか無いかっていうと、プレッシャーというのは僕は存在してないと思っています。
それは、僕自身も少しは悩みますけど、色々。でも、基本的には前向きな仕事としてやらせてもらっているわけで、たくさんの人がそういう風なことが出来ているかって言ったら全員がそうじゃないと思うし、我々が選ばれてここに立っている事自体が幸せな事で、それはやっぱり楽しむしかないという話は選手にしました。
だから、プレッシャーというのは多分、勝手に自分で自分を作っているだけで、僕は僕自身もチームにも全く存在していないなと、存在しないはずだと思っています。
髙山選手は去年のチーム得点王だが、今年のポジションでの彼のチームへの貢献はどう見ているか?
薫だけじゃないですけど、僕なりに思う戦術はあまりなくて、どちらかというと選手にどのポジションに配置したらどういうチームになるだろうなっていうとこでスタートしてるので、ツーバックでもスリーバックでもフォーバックでも何でもいいわけですよ、僕は個人的には。
その中で、今年やったシステムやスタイルが薫の良さを一番引き出せるだろうなと思ってやっているだけで、もしかしたら「あいつはボランチに使ったほうが良い」とか「2トップのほうがいい」って言う人がいるかもしれないですけどね。それは人それぞれだと思うんですけど、僕の中で描くサッカーの中で彼があそこで上下動できる、動き出しの速さで相手より前に取れるというところがチームに活かされたらいいなと思ってやってるだけ。選手のいちばんいいところを引き出すためにいまこういうポジションで使おうとしてるということは間違いなく思ってはいます。
キリノ選手コメント
1点目は薫(髙山)がシュートすると思ってこぼれ球を狙っていました。でも高いボールがきたので触ることができた。
今日は2点とることができて本当によかった。FWだったら誰でも常にもう1点決めたいという気持ちになるので、やっぱりもう1点決めたかったですが。
チームはみんなすごく集中して戦っているし、残り9試合でみんなの攻撃と守備のいいところを出すということを続けていきたい。
(得点だけでなく守備への貢献を感じるが?)そこはベルマーレスタイルです。ポジションに関係なくボールを奪いにいくというのはみんながやっていることだし、ボールを奪ったらすぐにパスを繋いで速攻を仕掛けてカウンターを狙うということはチームのスタイルなので意識しているところです。
下村東美選手コメント
(2点目のアシストは?)セカンドボールの反応とか、そういうところから始まったゴールだったので、やろうとしていることが形になってよかった。
1点目をとってからも決定機は多かったけど、なかなか2点目をとれず心のどこかでセットプレーなどで追いつかれたら嫌だなということを持ちながらやっていたので、2点目がすごく大きかったと思います。自分のアシストで大事な追加点をとれたことは嬉しいです。
どんな相手でも、やるべきことをしっかりやって、120%出して戦うということができたから勝てたのだと思うので、ここはしっかり続けていきたいと思います。
(中2日での岡山戦ですが?)しっかり休むしかないですね。しっかり食べて、しっかり休んで臨みたいと思います。
阿部伸行選手コメント
前半しっかり先制点をとって、その後も追加点をとれるチャンスもあって理想的な守備と攻撃ができたと思います。ただ2点目がとれなかったので精神的には少し難しい後半の入りになったんですけど、チームとして2点目がとれるように後ろがしっかり我慢してプレーできたし、前もしっかり追加点をとってくれた。DFラインには「焦れずにいこう」という声をかけていました。
僕自身は、後半キックのところで1回相手に隙を見せてしまって、相手に勢いを与えるようなプレーをしてしまったので、隙を見せるようなプレーを90分の中でなくすようにしなければいけないと思っています。
精神的な部分だと思うので、次の岡山戦までにしっかり解決していきたいです。
髙山薫選手コメント
相手はサイドバックが上がってくるという話だったので、ボールを奪ったらチャンスになると思っていました。中間のポジションをとって、ボールをとったら攻め上がることを意識していました。
先制点はそういう形で得点に繋がったと思います。スペースがあったので、一人でいけるならどこまでいけるかということを思って行って、中に入ってきてくれたのでクロスを入れました。クロスは、正直キリノを狙ったわけじゃないんですけど、キリノがしっかり合わせてくれた。
ああいう時間帯に点がとれると勢いに乗れるし、試合中の自信にもなりました。
菊池大介選手コメント
周りがすごく動いてくれていたので、プレーの選択肢がたくさんありました。逆にちょっと迷うところもあったんですけど、迷ってるよりは自分でフィニッシュまで行ったほうがいいかなと思っていました。キリノがああやって数少ないチャンスを決めたのを見ると悔しいし、チャンスの数では自分のほうが多かったと思うので点に結び付けたかった。決めていかないといけない。毎週いろんなテーマや試合のなかから出た課題に取り組んでいて、今週も練習をやっていくなかで自分のミスが目立つ場面がけっこうあって、そこから学べることは多かった。
(相手が草津ということについては)正直、ちょっとだけ緊張しました。
草津 副島監督 試合後コメント
総評
2位の湘南とのアウェイゲーム、非常に楽しみにして臨んだのですが、サポーターに申し訳ないゲームになってしまった。2点ともミスから早々に取られて、うちとしては狙いと違うかたちで失点したことが最後まで響いた。それとやはり結果に関してだけじゃなく、もっともっとファイトする姿勢を打ち出せるような持っていき方をできなかったことは自分自身としても残念なこと。中2日ですぐまたホーム富山戦があります。そういったものを整理して次のゲームに臨みたいと思います。
質疑応答
特に前半センターバックから縦へのパスが入っていなかったが、出し手の問題なのか、受け手の問題なのか?
それはチームとして狙っているボールではない、意図するかたちではないことです。おっしゃるとおりで、乾は初先発、有薗も前節久しぶりのスタメンということで、ゲーム勘がない、もしくはゲームに不慣れな部分がああいう自信のなさげなプレーにもなったと思う。それは私自身もまた足りなかった部分でもあります。一概に選手を責められない。
切り替えの部分で湘南の前への推進力を受けて後手を踏んだと思うが、その点については。
切り替えと一言でいうが、自分たちの失い方が悪いので切り替えで置き去りにされてしまう形が非常に散見された。事前に湘南の縦へのスピード、切り替えの速さは分かっていることで、プレーをやりきらないとパスカットやミスパスから相手のいちばん得意なショートカウンターのかたちをたくさん作られる。実際そういうかたちからピンチもしくは失点シーンをつくられていた。うちとしてはそういうかたちを出させないような狙いを持っていたが、やはり相手のあることだしうまくは運ばなかった。
熊林選手はハーフタイム、その後、星野選手を代えたがその理由は。
熊林はまだまだゲームコンディションが整っていなかった。星野はイエローカードをもらって4枚目で次節出場停止にもなるし、自信なさげなプレーはさらに傷口を広げる可能性もあった。さまざまな要因があります。