第31節 VS 栃木SC
8月26日(日曜日) 18:30 @Shonan BMW スタジアム平塚
HOME 湘南ベルマーレ | 栃木SC AWAY |
2 | 2 | 前半 | 1 | 1 | ||
0 | 後半 | 0 | ||||
54> 57 | 勝点 | 49 > 49 | ||||
古橋 達弥 27分 下村 東美 34分 |
得点者 | 19分 廣瀬 浩二 |
選手 | シュート | シュート | 選手 | |||||
GK | 27 | 阿部 伸行 | 0 | STARTING LINEUP |
0 | 武田 博行 | 21 | GK |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DF | 2 | 鎌田 翔雅 | 0 | 0 | 赤井 秀行 | 19 | DF | |
DF | 3 | 遠藤 航 | 0 | 0 | 宇佐美 宏和 | 26 | DF | |
DF | 22 | 大野 和成 | 1 | 0 | 當間 建文 | 6 | DF | |
MF | 5 | 古林 将太 | 1 | 1 | 菅 和範 | 14 | DF | |
MF | 14 | 下村 東美 | 1 | 0 | 高木 和正 | 10 | MF | |
MF | 6 | 永木 亮太 | 2 | 0 | 小野寺 達也 | 25 | MF | |
MF | 25 | 宮崎 泰右 | 0 | 1 | パウリーニョ | 7 | MF | |
FW | 10 | 菊池 大介 | 0 | 2 | 菊岡 拓朗 | 28 | MF | |
FW | 9 | キリノ | 2 | 2 | 廣瀬 浩二 | 8 | FW | |
FW | 18 | 古橋 達弥 | 1 | 2 | 佐々木 竜太 | 20 | FW | |
GK | 21 | 松本 拓也 | – | SUB | – | 柴崎 邦博 | 1 | GK |
DF | 30 | 島村 毅 | 0 | – | 大和田 真史 | 4 | DF | |
MF | 16 | 猪狩 佑貴 | – | – | 山形 辰徳 | 17 | DF | |
MF | 23 | 髙山 薫 | 1 | – | 西澤 代志也 | 2 | MF | |
MF | 28 | イ ミンス | – | 0 | 杉本 真 | 16 | MF | |
FW | 15 | 岩上 祐三 | – | 0 | サビア | 9 | FW | |
FW | 19 | 大槻 周平 | 0 | 0 | 棗 佑喜 | 22 | FW |
警告・退場 | スタッツ | 警告・退場 | ||
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9 | シュート | 8 | |
14 | ゴールキック | 7 | ||
5 | コーナーキック | 3 | ||
9 | 直接フリーキック | 14 | ||
1 | 間接フリーキック | 0 | ||
0 | オフサイド | 0 | ||
0 | PK | 1 |
得点経過 | ||
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~:ドリブル →:グラウンドパス ↑:浮き球パス S:シュート |
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選手交代 | ||
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入場者数 | 天候 | 気温 | 湿度 | ピッチ状態 | 試合時間 |
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7,129人 | 晴、弱風 | 28.1℃ | 75% | 全面良芝、乾燥 | 90分 |
コミッショナー | 主審 | 副審 | 副審 | 第4の審判員 | 記録員 |
上田 忠彦 | 岡部 拓人 | 岡野 宇広 | 大川 直也 | 塚越 由貴 | 亀井 信也 |
湘南 曺監督 試合後コメント
総評
お疲れ様でした。…もう疲れました、正直。というくらいの試合でした。
本当に日曜日の夜にも関わらずヴェルディ戦同様、多くのサポーターが我々を後押ししてくれました。
前々節ですかヴェルディの時はセットプレーで追いつかれて悔しい思いをしました。今日も似たような展開になったんですけれども、最後PKのところは神様が我々にちょっとご褒美をくれたかなという風に思っています。
90分を通して栃木さんのフィジカルパワーがあるということは、前回の対戦でも最近の試合でも分かっていたので、そこの球際とセカンドボールでどう支配できるかということをシステムを通じて考えました。立ち上がりから悪くない展開だったんですけれども、1回のピンチからやられてしまって、栃木さんのリズムになりかけたんですけれど、古橋のスーパーフリーキックと、下村のあんなシュートは…本当何年も付き合って1回も見たことないんですけれど(笑)。お父さんお母さんが北海道から来てたと聞いていたので、ご両親に良いプレゼントになったんじゃないかなと思います。
どの試合でも、本当に湘南らしさを出そうという話をしてるんですけれども、今日はいろいろな意味で選手が大人になってくれたひとつの試合だったかなと。栃木さんも本当に素晴らしいチームでしたし、見ている方はどちらが勝った負けたというよりもすごく楽しんで見ていただいて帰れたんじゃないかなと思います。
明日も練習試合がありますし、次の週はすぐに京都さんとアウェイの試合が入ってるので、良い回復をしてアウェイでまた勝点3をとって帰れるように頑張っていきたいと思います。
質疑応答
–栃木のゴールについては?また、「大人になってきた」というのはどういう点に関してか?
1点目の失点に関しては、我々のスリーバックのあのスペースを早く裏返して狙おうという栃木さんの狙い通りの点だったと思いますし、入ってきたアーリークロスの質もよかった。やっぱりその辺りは警戒はしていたんですけども、やられてしまったというのは反省として残ります。ただ90分やって全部ゼロで抑えられるわけではないので、やはり「2点取れるチームになろう」という話をずっとしてきたので、そういう意味では早く失点したことで割り切って出来たかなという風に思っています。
その点では、後半の立ち上がりにやられるよりは修正も利くし、よかったかなと、あの時点でもちょっと思っていました。
それから、「大人になってきた」ということに関して言えば、今日はシステムを最後15分くらい変えたんですけど、相手の良さを消しながら自分達の良さを出していくということに関しても、違和感なく入れますし、我々の良さというのは「システム」に依存するものじゃなくて、「スタイル」に依存するものだと思っていますので、そういう意味でいろいろなオプションや戦い方で、交代で出たメンバーの3人も含めて、非常によくやってくれたと思います。
付け加えて言うと、今日先発した宮崎と途中から入った大槻は山形戦の後にきつく怒った部分があるんですけど、今日は本当にそういうことを学んで、二人とも前に行く力を出してくれた。泰右は本当に、あんなチビですけど(笑)、フィジカルパワーをしっかり使ってくれてよく戦ってくれたなと。大槻に関しても最後の5分、本当にまた前にエネルギーを出してくれた。これがやっぱチームなんだという話をしたんですけど、やっぱり我々は全員で戦っているので、今日出られなかった選手も含めて、また競争させて、僕もこの競争をしっかり見てメンバーを決めて次の試合に準備をしていきたいと思います。
–まだ時期尚早という感じだと思うが昇格について話すのはまだ早いか?
よく分からないですね、早いのか遅いのか中ぐらいなのか。ただ、目の前の勝点3の積み上げが順位に繋がっていきますけど、そこを見てやっても仕方がないので。とにかく目の前の試合で勝点3を取っていくということしかないと思っています。選手も全くそういう順位のことを意識しないでやってくれているので。まぁこの位置にいたことで何かまた化粧がかった練習やサッカーをするんじゃなくて、ちゃんと地に足つけて練習していかないといけないなと改めて思います。
古橋達弥選手コメント
(ゴールシーンは?)直接決めたのは久しぶりです。GKも駆け引きをしていたのかもしれないけど、ちょっと真ん中寄りに立っていてファーサイドが空いていたのでそこに強いボールを蹴れれば入るかなと思ったので思い切って蹴りました。
栃木は球際に激しくくるという情報もあったし、そういうところで立ち上がりでペースを握れなかった。そういうところはもっともっと自分たちも勉強してやっていかなければいけないと思っています。
失点してしまったのは悔しいですけど、それを逆転できたのは自分たちの力にもなるし、次に繋がると思います。
東美(下村)のゴール、すごかったですね。なかなかあんなゴールないですからね。いいゴールを見ました。一緒にゴールを決めたのは初めてですね。頑張ってればいいことあるなと思いました(笑)
下村東美選手コメント
(ゴールシーンは?)もうよく覚えてないですね(笑)
監督からも攻撃の時に人数をしっかりかけるように言われていますし、ゴールシーンはセットプレーで2列目からこぼれ球を狙うポジションでした。セットプレーの時もですけど、流れの中でもっともっとチャンスがあれば亮太(永木)とのバランスを見ながら狙っていきたいと思います。
実は左足のほうがゴールを決めていると思います。利き足の右だと力んでしまうんですけど、左だと無意識に迷いなく蹴れるのだと思います。
両親も来ていたし、初めて子どもを抱っこして入った試合で決められたのでよかったです。
キリノの子どもも昨日産まれたし、点を決めたらベンチ前にいってみんなで抱き合いたいと思っていました。それしか頭になかったです。チーム一丸というものを見せたいし、すごくいいチームだと思うので、ゴールした瞬間はそういうものが頭をよぎりました。
阿部伸行選手コメント
本当にチームメイト全員に助けられた試合でした。
失点のシーンは自分は本当に不甲斐ないですし、ああいうことだけはしたくない。センターバックを引き出されて、スペースが空いたところをカバーしなければいけなかったが、ギリギリのところで体を張れなかった。もっとああいうシーンで突き抜けるようなアグレッシブなプレーを心掛けているんですけど、それをチームが苦しい時間に出せなかったことが大きな反省です。もうああいうことはしたくない。
本当にみんな集中していたと思います。そういう中で自分が気持ちの面やプレーの面で不安定な部分がたくさん出てしまったので、それが出ないようにしっかり練習していきたいと思います。
(MOMだったが?)自分ではふさわしくないと思っていますので、もっと選んでもらってふさわしいと思って胸を張って受けられるように、練習したいと思います。
宮崎泰右選手コメント
攻守のバランスに関してはある程度できたと思います。相手もなかなか攻めてこれなかったですし、うまくハマっていた部分もあったと思います。ただ、仕掛ける回数はまだまだ少なかった。自分の持ち味はドリブルなので、さらに出すことができればよかった。
(失点のシーンは?)自分が裏をとられてしまった。マークの受け渡しがうまくできなかった。サイドに相手がいるのは分かっていたんですけど、分かっていたのにやられたので自分自身に反省しかない。ああいうところをもっと突き詰めないといけないと思っています。失点してすごく悔やまれる部分です。
古林将太選手コメント
先に失点したが、1点取ってからは自分たちのサッカーができ、いい戦いができたと思う。あの1点を入れられる前にもっと自分たちから仕掛けていきたい。最後まで走れたんですけど、個人的にはまだまだ足りないと思っているので伸ばしていきたい。
(次節京都戦に向けて)開幕戦では勝ちましたけど、自分は全然ダメだったので借りを返したいです。
栃木 松田監督 試合後コメント
総評
今季見ていて一番面白かったですし、一番良い出来の試合かなと思ったんですけど、皮肉にもそれが敗戦ということでサッカーというのはそういうものかなと。実際に失点をしたわけですから、うちにミスがなかったわけではなくて、そういう事も許してもらえなかった日なのかなと、今日は。そんな気がしています。
選手は本当によくやってくれて誇りに思いますけども、厳しい言い方をすると失点、あとは得点機というのをやっぱり決められなかった、あとは与えてしまったというところを反省する以外にないのかなと思います。それが現実だと思います。ただ、全く頭を下げる必要のないゲームだし、これをもっと精度を上げて残り試合、まだこれで終わったわけではないですし、逆に自信をつける試合になったと思うので切り替えてやっていきたいと思います。
質疑応答
–いい入り方をして先制したが、同点弾が痛かったか?
そうですね。あまりにも上手く行きすぎたところが落とし穴というか、ちょっといい気になったかなというところは反省としてありますね。あのゴールはもう素晴らしいですし、2点ともね。古橋選手と下村選手のゴールはもう褒めるしかないですけど、それまでのところに我々に小さなミスがそれぞれあったんですよね。赤井のヘディングはファールではないと思いますけど、その前にボールの失い方でちょっとミスがあったと思うし、2点目のフリーキックに関してはクイックリスタートというような形に対して隙を作った。それが直接入ったわけではないのでこじつけなのかもしれないけど、でもそこを問題にする以外にないんでね、我々としてはね。
この前は廣瀬の1発で、それはもう素晴らしいゴールでしたけど、それで勝てたこともあるので。こういう日もあるかなというか、2引き分けより1勝1敗のほうが勝点は多いんだろうし、考えてそれを生かすしかないですね。
–プレースキッカーを二人下げてまで大きい選手を入れたというのはそこでなんとか得点をというところか?
そうですね。残り時間も少なかったし、ワイドのポジションが一番疲れるポジションなので。フリーキックのためだけに残すというのは、それよりも棗など実際高さとか最後のほうは生きていたし、サビアのスピードだとか1発っていうのがね。廣瀬はPKも取りましたけど、最後まで何かを起こしそうなので、廣瀬と棗を変えるよりは、一番疲れている疲労の多いところに代えてスリートップ気味でやったほうがいいかなということです。