第22節 VS 松本山雅FC
7月1日(日曜日) 18:30 @Shonan BMW スタジアム平塚
HOME 湘南ベルマーレ | 松本山雅FC AWAY |
1 | 1 | 前半 | 0 | 1 | ||
0 | 後半 | 1 | ||||
40 > 41 | 勝点 | 24 > 25 | ||||
島村 毅 36分 | 得点者 | 船山 貴之 90分+3 |
選手 | シュート | シュート | 選手 | |||||
GK | 27 | 阿部 伸行 | 0 | STARTING LINEUP |
0 | 野澤 洋輔 | 21 | GK |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DF | 2 | 鎌田 翔雅 | 0 | 0 | 多々良 敦斗 | 23 | DF | |
DF | 22 | 大野 和成 | 1 | 0 | 飯田 真輝 | 4 | DF | |
DF | 30 | 島村 毅 | 3 | 0 | 飯尾 和也 | 28 | DF | |
MF | 5 | 古林 将太 | 1 | 1 | 鐡戸 裕史 | 16 | MF | |
MF | 7 | ハン グギョン | 0 | 0 | ユン ソンヨル | 37 | MF | |
MF | 8 | 坂本 紘司 | 0 | 0 | 喜山 康平 | 38 | MF | |
MF | 23 | 髙山 薫 | 1 | 0 | 玉林 睦実 | 14 | MF | |
FW | 10 | 菊池 大介 | 2 | 1 | 木島 徹也 | 13 | MF | |
FW | 17 | 馬場 賢治 | 1 | 1 | 船山 貴之 | 32 | FW | |
FW | 15 | 岩上 祐三 | 4 | 2 | チェ スビン | 39 | FW | |
GK | 21 | 松本 拓也 | – | SUB | – | 白井 裕人 | 25 | GK |
DF | 20 | 三原 向平 | – | 1 | 弦巻 健人 | 8 | MF | |
MF | 6 | 永木 亮太 | 0 | – | 楠瀬 章仁 | 18 | MF | |
MF | 14 | 下村 東美 | 0 | – | 須藤 右介 | 20 | MF | |
MF | 25 | 宮崎 泰右 | 0 | 0 | 大橋 正博 | 27 | MF | |
FW | 11 | 中村 祐也 | – | – | 渡辺 匠 | 30 | MF | |
FW | 18 | 古橋 達弥 | – | 0 | 塩沢 勝吾 | 19 | FW |
警告・退場 | スタッツ | 警告・退場 | ||
81分 23 髙山 薫 ■遅延行為 | 13 | シュート | 6 | 29分 39 チェ スビン ■ラフプレー 31分 28 飯尾 和也 ■反スポーツ的行為 79分 27 大橋 正博 ■異議 |
8 | ゴールキック | 12 | ||
6 | コーナーキック | 7 | ||
11 | 直接フリーキック | 8 | ||
3 | 間接フリーキック | 1 | ||
2 | オフサイド | 3 | ||
0 | PK | 0 |
得点経過 | ||
|
~:ドリブル →:グラウンドパス ↑:浮き球パス S:シュート |
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選手交代 | ||
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入場者数 | 天候 | 気温 | 湿度 | ピッチ状態 | 試合時間 |
---|---|---|---|---|---|
6,693人 | 雨、弱風 | 20.3℃ | 85% | 全面良芝、水含み | 90分 |
コミッショナー | 主審 | 副審 | 副審 | 第4の審判員 | 記録員 |
難波 邦雄 | 三上 正一郎 | 相樂 亨 | 穴井 千雅 | 高寺 恒如 | 亀井 信也 |
湘南 曺監督 試合後コメント
総評
試合開始から何分経ってるか分かりませんが、まぁちょっと…どう総括していいか正直解らないような試合なんですけど…。監督として、今日プレーした選手たちには素直に感謝いたいと思います。それを支えてくれたサポーターにも、もちろんいつもと同じように感謝の気持ちを持って、ここで感謝の礼を述べたいと思います。
山雅さんと対決するにあたって、僕も反さん(反町監督)からいろいろなことを学んだし、アウェイの時はちょっと何か物足りないような試合内容だったので、今日はやはりホームで成長した姿を見せたかった。それは選手も同じだったと思います。そういう意味ではアディショナルタイムの3分で最後やられましたけれども、それ以外の時間帯は我々の良さを、逆に言ったら今年一番出せたかもしれないというような、攻撃の良さ、それから守備のコンパクトネス、この前の千葉の少しラインをコントロールしながらという所も含めて、選手はよくやったと思います。
今日、勝点2を落としてしまったという形になるんですけれども、それはもう本当に僕のやらせ方が、最後のゲームをクローズさせる仕方も含めて自分で自分の事を物足りない監督だなという風に思っています。
選手たちは、何度も言いますけれども、勝点3を取ることに向かって100%やってもらったし、強いて言えばあれだけ決定機を作った中でもう1点取れなかったということが、神様がお前らそんな甘くないよと、1点取らないと上には行けないんだよということを教えてもらったのかなという気持ちでいます。
今日、岩上が長いブランクから戻ってきたりと明るい材料もあるので、明日もジェフさんと練習試合しますけれども、しっかり切り替えて、次の水戸さん、大分とアウェイが続くのでそこで今日の悔しさを存分に出せるように、もう一度基本に立ち返ってしっかり準備していきたいと思います。
質疑応答
最後の部分で足りなかったというのは具体的には?
洋輔(野澤)がよかったってことじゃないですか?(笑)。今もそこで会ったので言ってきたんですけど。
何が足りないかと言ったら、技術も足りないし精神的にも足りないし、入ってくる人数も足りないんでしょうけど、今年の我々のコンセプトで得点を取ろうという前に決定機をたくさんつくれるようになろうという話をシーズン前に選手たちに要求してきました。
そこで入る入らないは普段の練習だったり、もしかしたら運もあるかもしれないし、キーパーのナイスセーブがあるかもしれない。
そこの部分に関して、ネガティブな検証は僕は全然抱いていないのですが、あそこでどうやって入れるかというのは、何か自分なりにヒントを考えて、どの監督さんも考えられると思うんですけども、自分の中でしっかり研究してそれを選手たちに落としていきたいと思います。
ハン選手を途中で代えたのは万一ケガをしたら困るからか?
そんな余裕はなかったです。本人が痛みをちょっと訴えていたので、そういう意味での交代ですね。
明日出発するハン選手にコメントを。
今本人とも話してきたんですけど、コーチ時代も含めて3年近くの付き合いになりますけど、来たときの彼と今を比べるとまず選手としてのオーラが全く違います。
やっぱり今日もルーズボールや球際にはほとんどウィン(勝ち)してましたし、そういう良さが彼の特長だと思います。真摯に毎日コツコツ積み上げてきたことがこのオリンピックということに繋がって、湘南ベルマーレらしいと言いますか、そういう選手だと思うので、ぜひミョンボさん(ホンミョンボ監督)と誠剛さん(池田誠剛フィジカルコーチ)のチームのオリンピック代表として、世界の選手を相手にいい試合をしてもらいたいなと、いち人間として強く思います。
ハン選手は1ヶ月はいないということだがその期間については?
最初から不在になるということは分かっていたので。
グギョン中心のチームで、グギョンがいないと何もできないようなチーム作りをしているつもりはないので。もちろん彼は大事な戦力ですけど、グギョンがいない分、他の選手がもっともっとファイトしてくれると思いますし、絶対的なレギュラーはこのチームには存在しないということはシーズン当初からずっと言ってきています。
グギョンがいないからダメだなと思われるようなチーム作りをしているつもりはないので、それは僕は全く心配してません。
ベルマーレは両サイドの上がり下がりがひとつのバロメーターだと思うが、最初に連勝していた時はきちんと決められた通りに上がり下がりしている印象だった。成績が出ていない時は躊躇している印象。今日見ると最初の頃より自分たちで掴む感覚というものを非常に上手くなったと感じたが、そのあたりは?
そう言ってもらえるのはすごく嬉しいんですけど、僕は勝てなかったときに選手たちに言ってたのは「勝ってる時も全部がよかった訳じゃないし、勝てなくなったことが全部悪い訳じゃない。でも、このベルマーレのスタイルにもっとそれを発展的にしていくにはお前たちの判断が大事だ」という話はしていたんですね。
だから、行く行かないというのは0.(コンマ)何秒のことを監督が全部決めれないと。でもそれを決められるように、ベターな方法を取れるような練習をやっているつもりです。
そういう意味ではここ最近の彼らはプレッシングに行くときも、行く行かないの判断が伴うようになりましたし、でも前提としては絶対にコンパクトにしないといけないんだよってことも彼らは理解しています。前半なんかは特にウチがラインを上げるのが早いので3人か4人、向こうが置いていかれてというような状況が何回かあったと思うんですけど、あの状態を両サイドがいつ行くのかいつ下がるのかということも、主体的に彼らが判断してできることが僕は彼らの成長とチームの勝点3に繋がると思っています。ただ、ああいった展開になってしまってるので、そう言っていただけて嬉しいんですけど、素直に喜べないなという感じです。
後半の終了間際41分くらいに宮崎選手を入れたがその時に入れた後は何をしようとしていたのか?
すごいいい質問だと思います。僕は、正直もう1点取りに行こうと思っていました。守りきるんじゃなくて。
でもそれがチームにとっても、もう一つは泰右(宮崎)にとってもよかったのかなということは自省をしているところです。宮崎は非常にいい能力を持った選手なのでそういうところの場を彼が乗り越えることで彼の成長にももちろん繋がるし、それが1点を取る、それに絡むということを彼の仕事として要求して出したんですけど、展開的にお前やりすぎだよって言う人もいるかもしれない。でも、そのことに関して彼に全く責任はない。もう1回あの状況だったら同じことをするかと言ったらちょっと分からないですけど、あの時にやった僕の選択に関して後悔はしていないです。
泰右にとってもチームにとっても、絶対大事だと思ってそれを出しているので。ただ、結果的にはそれがよかったかどうかというのは皆さんの判断にお任せしたいと思います。
1点を取るというのはチームとしての統一したものか?
守り切るメンタリティのことは最初かやっていないので。泰右を使うということは賢治(馬場)が泰右にスペースに出したりして、それはもう選手自らお互いのことは分かっているのでやっていたと思います。
それで1対1でPKをもらったらいい采配になるし、今日みたいになったらダメになるし。その辺の際のところの僕の判断が今日はもしかしたらそっちに行っちゃったと思うんですけど。
守備的にやってやられるより、今日みたいなことをやってやられるほうがマシかなと、自分で自分をちょっと慰めていますが。
水戸の次の大分は厄介な相手だが?
厄介なのはどこも同じなので。僕は次の水戸のことも大分のことも、まだ何も考えていないので。ただ、今日のゲームのフィーリングを彼らが常に出してくれれば、勝点3の可能性は近づくんじゃないかと思って信じてやります。
「ただ」というところについてはスタッフ全体でもう一回考えて選手に落としていかなければいけないなと思います。
普段なら縦に勝負していくようなところでも今日は止まってミドルを打つ印象があるが戦略か?
山雅さんはJ2の中でもすごく特殊な…とい言い方は正しいか分からないですけど、反さんがやられる研究の中ですごくまとまりのあるディフェンスのチームなので、僕はその裏を掻こうと思っていました。それも選手たちが理解してやってくれたんですけど、入らなかったですね。
後半は常に仕掛ける部分があったがそれはどこかのタイミングで?
縦に仕掛けるのか中に行くのかというのは、僕は選手の判断に任せているんですけど、一つキーワードが山雅の守備にはあって。それは山雅さんも次があるのであんまり公にはできないですけども、そういうところで中に行ったときと、縦に行ったときの選手が判断しやすいような材料は、ビデオと練習で示しました。
島村毅選手コメント
(ゴールシーンは?)狙っていました。GKが野澤さんだったし、反さん(反町監督)のチームということもあって、絶対に得点をとりたいという想いが強かった。強い気持ちをもって狙っていけばとれるのだと思う。
やはりチームとして追加点がとれなかったことは痛かったですし、2点3点とれるように攻撃も守備もより積極的にやっていきたい。
僕自身も、セットプレーで祐三(岩上)がいいボールを入れてくれるので追加点を狙っていました。なんとかもう1点とりたかったです。
守備に関しては、3バックとGKでしっかり対応できていたと思うしアグレッシブに戦えていたと思う。最後に甘さが出てしまったんですけど、全体を通した守備はよかったと思います。
相手はシンプルに蹴ってくる部分が多かったので、そこまで前からいく必要がなかったし、後ろがしっかりラインの上げ下げをすることで対応できていた。それは狙いどおりの展開でした。
後半の終盤も、リスクマネジメントをしながら追加点をとるということを考えていました。時間稼ぎをするなんていう指示も出ていないし意思統一はできていたと思います。
ハングギョン選手コメント
いつも全力を尽くそうと思って試合に臨んでいるのでいつもと変わらない気持ちで入りました。
最後の詰めの部分が甘かったんじゃないかと思います。その詰めの部分がしっかりできていれば2点目3点目を狙えたと思う。シュートのタイミングであったりクロスに合わせる入り方のタイミングであったり、そういうものが少しずれてしまったと思います。
(ロンドン五輪への意気込みを)ベルマーレはしばし離れることになりますが、個人的な目標もありますし、国を代表するという誇りを胸に戦ってきたいと思います。
岩上祐三選手コメント
(スタメン復帰について)チームが温かく受け入れてくれてすんなり入ることができました。前半の最初はゲームに慣れるのに大変さがあったが、慣れてからは動けたし疲れもなかった。
やだもう少しできたかなと思う。勝ちがほしかった。悔しい。ただ、内容的には下を向く必要ではないと思う。
今日は雨の影響もあってパスが合わない場面もあったので、雨の日でも合うパスをしっかり出せるようにしたい。細かいミスもあったので、もっとコミュニケーションをとって突き詰めていきたい。
(セットプレーは?)いいボールは蹴れていたと思うので、中とのコミュニケーションをもっと詰めていきたい。
菊池大介選手コメント
(決定的なシーンもあったが?)抜けるまでは自分のイメージどおりだったんですけど、シュートにいくところで駆け引きがなかった。そのイメージのまま打ってしまって、GKとの駆け引きや、タイミングを外すことも考えないと簡単に点はとれないということを感じさせられた。悔しかったです。
そういうところは祐也さん(中村)とかお手本になる選手が近くにいるので、見て盗んで、自分のものにしていきたいと思います。
シュートに行くまではうまくいってる場面が多くなってきている。でも前の選手は得点をとらなければ評価されないし、こういう試合になってしまうので、今日に限らずいろんな試合で感じるところではあるので、改善しなければいけないと思います。
大野和成選手コメント
後半の途中から少し後ろのバランスが悪くなってしまって、バイタルを前半より使われる場面が多くなってしまった。結果論ですけど、最後はもう少し後ろにパワーを置いてもよかったかもしれない。
(千葉戦の経験が活かされた試合だったのでは?)ディフェンスラインは高く保つけど、今日みたいに相手がダイレクトで後ろから蹴ってくるような時は無駄にラインを上げすぎると裏をとられてしまうので、そこは3人でしっかり待って対応しようと。相手の状況を見てラインの上げ下げをするということはできていたと思います。
(攻撃面は?)崩すまではいいと思うんですけど、ラストのパスの精度などもっと高めれば簡単に2点、3点とれると思う。そこは来週からまた意識してやっていけたらと思います。
松本 反町監督 試合後コメント
総評
一年前経っても変わらない(記者の)メンツなのは、皆さん健康な証拠だと思って嬉しく思っております。
私もちょっと痩せたかと言われましたが、過酷な生活をしているために3、4キロ痩せました。如何に東京生活が裕福なものであるかということを実感しております。
こうしたゲームですので、ボールを止めて蹴るとか、しっかりとパスを繋ぐような技量とか判断とかはやっぱり差があったかなというのは認めざるを得ないでしょうね。
いつも我々はその差を埋めるものを模索してずっと戦ってきている。一つは闘志であるとか運動量であるとか切り替えの早さだったりとか、どちらかと言うとテクニックにあまり触れないところですね。今日の前半はなんて言うかそういう部分が掛けてて自分たちがバルセロナの選手になっているみたいな感じちゃいけないですよね。まあ、そういう流れだったかなとは感じております。
後半もあんまり変わらなくてこれはもうほとんど決定機もないまま終わるなっていう試合に限ってこうして決定機が生まれるんですよね。サッカーっていうのは本当に不思議だなって思っています。逆に向こうは決定機が多くて決められないので、野澤があの止めた時点で少し風向きが変わったのは間違いないでしょうね。
サッカーっていうのはそういう肝がいくつもあるので、その肝を超えられるか超えられないかっていうのがチーム全体の力になるんではないかと。
最後は野澤も上がって1点もぎ取りたいという姿勢が何かしら伝わったのかなと思います。湘南にとっては非常に痛い勝点2だと思いますね。これから湘南をお膳たてするためにはあと20試合、特に上位のチームには頑張りたいなと思っています。
質疑応答
松本のときの引き分けと今日の引き分けは意味合いが違うか?
そうですね、あのときは連休の中で湘南が移動してきたので、ちょっと湘南は疲れていたという試合でしたね、正直。
今日はやっぱり用意周到で1週間あったということもあって我々のウィークのところも突いてきたし、浮いたボールを使わずにピシッピシッとサイドからボールを回されたりしたのでね。
やっぱり言い方はすごい極端かもしれないですけど、実力が出た試合だったなと思いますね。結果はお互いに1ずつでしたけども、ちょっと帰りのバスの中では暗くなっちゃうようなイメージですかね。
だから今日のほうがチームとしてより出来上がってきていて余裕のある試合運びを湘南さんはしてきたかなというふうには思っていますね。
前回対戦したときにいなかった岩上選手の感想は?
まず祐三がこのチームに入ったというのは非常にプラスだと思いますね。そういうスカウティングを積極的にやってる甲斐もあり、上手く滑り込んできてくれた。我々の試合に出てくるのはちょっとイヤだったですけど。
セットプレーのキッカーとしてもロングスローも、映像で見せたんですけども、映像以上に飛んだんでみんな頭の上を通ってまして。
出てくる可能性はあるというふうには思っていたので、準備していたんですけども。
まあ、祐三の良さはゲームの中でも少なからず出たんではないかと思いますね。これから頑張ってもらいたいと思いますけど。
上位との対戦が続くんですがどのように受け止められていますか。
上位陣と言ってもほとんど上位陣ですからね、我々にとっては。
あんまりそう聞かれても困るんですけど、ここで2つ続けて負けて帰るよりも粘り強く最後に追いついたというのは週明けのトレーニングまたは明日練習試合をしますけど、プラスの材料であることは間違いないですね。
選手も後半はやり切ったという感じがありますし、そうした姿勢がやっぱり最初から出せればなと思いますね。ここ2試合そうなんで我々先取点が早い時間で取れていなくて、最初にすごいエンジン掛けてきたチームなんでもっとエンジンをかけるのを早くしないといけないでしょうね。
スビン(チェ)選手最初に投入して途中で代えて、結果的には塩沢、船山、弦巻間で得点が1番堅いというようなので得点を取ったと思うんですけど、ちょっとやっぱり新加入とか控えの選手っていうのは力量さみたいなのは感じられますか。
ここで「うん」と言ってしまうとこれを読んだ選手が悲しむんでそんなことは一切言いませんけど。
そんな層の厚いようなチームではないのでね、競争しながら勝ちあがっていくしかないと思いますね。最終的にはそれで点を取ったからじゃあ全部OKかと言ったらそうじゃないですけども。
怪我人が少しずつ出始めてきてそれが治ってきた。治ってきて戦力になってるっていうのはプラスに捉えたいですしね。
-今年チャレンジするということで、松本に行かれたと思うんですけど、前半戦終わって反町イズムというのはこのチーム松本にどれくらい出来上がりつつあるのかというのはいかがでしょうか。順位とか内容とかチーム作りというのはいかがですか。
僕がここに来たときとは環境的には全く違いますよね。ここに来たときを思い出してみるとビデオを見てこれで行こうかっていう絵を描いて、もちろんビデオを何試合か見て、松本に来て見ましたけども、やっぱりなにが1番ベストウェイなのかっていうのを探すのにかなり時間が掛かったのは正直あると思います。
それとやっぱりJFLとJリーグは当たり前のように全然違うので。
ほとんどJリーグでゲームチャンスの少ない選手たちの集合体ですから。集合体なんだけど文句だけは言うっていうね。要するにそういう文句ばっかり言ってるからここに居るんだろって言い方になるかもしれないですけど、そういう選手がたくさんいますんで。
しかも最初から30人近くいっぱいいるんで。3チームくらいできちゃうんで。思った以上に束ねるというか、同じ方向を向かせるのは時間が掛かりました。ただ、試合をやっていくうちにやっぱりみんな同じ方向を向けるようになっていわゆる、手ごたえってやつですね。
最初は暗中模索のところがどんどん少し握れてきてなんとなくチームとして出来上がってきたかなというのは実感しております。
ただ、ここの2試合よくないんので、もうちょっとやらなきゃいけないかなと思っていますけど。平たく言えば選手の力ではよくやっているという言い方になるかもしれませんね。本当に絶え間なく動くこと、戦術的な意識をしっかり持ってやるってところまでやっと辿り着いてきたと。
アウェイで4勝しホームで2勝。このアンバランスをどうすべきか?
それが分かればホームで全部勝っているわけで。たくさんいつも応援して来ていただいているのに本当に残念しか言いようがないですね。次またヴェルディなんですよ。是非ともいい試合をしたいですね。勝点3というのをはやく取れるようになればもっともっとお客さん来てくれると思うのでねホームで。努力してやりたいと思います。
中盤ユンソンヨルが入って今回で3試合目だが小松憲太が入ったときと現在の比較というのはどう捉えているのか?
憲太(小松)とユンはちょっとタイプが違うんですけども。もう少しゲームを主導して入りたいっていうのもあるところはあると思いますね。
もちろん憲太はボール奪取の力とか絶え間なく動いてディフェンスの貢献度が非常に高いんですけど、攻撃となると少し簡単にボールを失ってしまう傾向にあるので。やっぱりもう一つ上の段階を目指すというのもチームとして考えていると。
そういう話は小松にもこれから話をしてやっていかなければいけないと思いますね。それがやっぱり一つ上に行くための方策であるとも考えています。
今日ユンが入った中盤っていうのはどういうような評価をしていますか。
ユンもオリンピックに行くグギョン同様にしっかりとしたプレーが出来るようになってきました。
ユンはまだまだ足りないところもありますけど、ゲーム体力も付いてきましたし、これから後半戦を戦っていく上で重要な存在であることは間違いないですね。
グギョンもよかったですね。結果的には京都のチョウヨンを抜いていってしまうんですからね。
後半見事に盛り返したが、両サイドを相当高く強引に張って3バック左右に開かせる。試合頭からはできないという感じか?
やっぱりどこかでうちが先制されたら裏返すことができないのでどうしても守備から入る。ミーティングでもやっぱり守備の話も当然しますしね。まだちょっと実力的にそこまで行かないという実状があると思いますね。
今日の場合はコバショウ(古林)にしても薫(高山)にしても、高い位置を取って何回か仕掛けるタイプの選手なので。やっぱりそこのところのポジショニングを取らないといけない。そこから出て行くとなると労力と時間が掛かりますよね。
逆に割り切っちゃうと薫とコバショウが今度は下がってきますからね。そうなってくると今度はこっちが高く行ける。それは本当に得点の経過とかボールのポゼッションの力とかそういうのに大きく左右されるでしょうね。
我々の場合は最初からああいうような形をしていたら薫が元気だったらもっと精度が上がってゴールしているシーンもありますしね。あるかもしれませんしね。我々の実状を考えた場合にはあれが限界値かなと。
それから飯田を上げたのでやっぱり飯田に引っ張られることはありましたからね。6対5みたいな感じで最後なったところがありましたけど。
そうであれば最初守備にもっとはっきり守備で入ってどこかで勝負を掛けるようなやり方をしなければ、前半はきれいにサイドをやろうとしすぎたのかなと思うが?
それがエンジンなんですよね。誰にでも人間限界がありますからね。今日なんかもあれでも一生懸命やっているんですよ。本当に自分たちの力を100%以上に出しててあれですから、そう言われちゃうと謝るしかないんですけど。
ちょっと両サイドの1対1を見ていると簡単にペナルティエリア入られちゃいますからね。でもそれは1番最初にも話しましたけど、我々はその集合体で戦っているわけであって、そこのウィークのところを消すために他の方策も取っていますし。長い目で見てください。
しかしよく後半盛り返したのでは?
最後、湘南も東美(下村)を入れましたけど、今日は後ろのサブがいないんですよね。もう一人いれば多分もう少し最後のところ締めくくれるんじゃないかなと思いましたが。いないのがかなり響いたんじゃないかなと思いましたけどね。でも最後、何回かオープンプレーからピシッと入れたかったですけどね。