馬入日記

【馬入日記:9月27日】「ベルせん」再開!金選手&大野選手、下村選手&鎌田選手が先生に。

選手がホームタウンの小学校を訪問し授業を行う「ベルせん」の4回目が行われました!
夏休みもあったのでしばらく中断していましたが、再開です。

「ベルせん」とは…
ベルマーレでは、これまでベルマーレフットボールアカデミーの普及コーチが小学校の体育の授業を行う「小学校体育巡回授業」を行ってきました。
2001年よりスタートし既に11万人以上の子どもたちと触れ合っています。

今回、小学校体育巡回授業に加え、新たに「For 4(フォー・フォー)プロジェクト」の活動の一環として、選手たちが小学校を訪問し、子どもたちへ夢についての授業を実施する「ベルせん」を今季からスタートしたのです。

「ベルせん」は“ベルマーレの「選」手が「先」生になる”というネーミングですが、選手たちが自分の夢を体現した経験を話すことで、子どもたちに夢を持つことの大切さや努力の意味、周囲への感謝の気持ちを実感してもらおうという目的で行われます。

さて、今回は平塚市の神田小学校におじゃましました。
先生を担当したのは…
金選手&大野選手、そして下村選手&鎌田選手の4人です。

神田小に車が到着すると…3階の教室から「ベルマーレ来た―!」「ようこそー!」と元気な6年生が声をかけてくれました。

6年2組を担当した下村選手と鎌田選手。
子どもたちの「選手入場!」の掛け声で、大きな拍手で教室に迎えてもらいました。
教室の後ろはベルマーレのユニフォームを着た子どもたちのお母さんの姿もありました。

自己紹介をした後、ベルマーレクイズを行いました。そして、子どもたちがアンケートに書いてくれた質問に答えていきました。

「サッカーがうまくなるコツは?」という質問には、「湘南ベルマーレの試合を観ること!」としっかりチームのPRも。

また「大変だったことは何ですか?」という質問には「プロになってすぐに怪我をしてしまった。ショックだったし、つらかった。
でも幼稚園からプロサッカー選手になりたいと先生や友達に言ってきたので、簡単に諦められないと頑張れました」と鎌田選手。そうです、幼稚園の時からの夢を実らせたのです。

「嬉しかったことは何ですか?」の質問に、下村選手は…
「プロになって初めて試合に出たデビュー戦は今でも覚えています。多くのサポーターの応援の中でサッカーできることがとても嬉しかった。でも、プロになる前よりもなってからが大変。プロになったからOKではなく、活躍できるように、長くプロでいられるように、体調管理に気をつけたり、もっと成長できるようにと日々考えています」と答えていました。

さらに先生からも「チームスポーツで大切なことは何ですか?」と質問があり、「ミスをしてしまった時に周りの人がカバーしてあげること。ミスがあった時に手を差し伸べて、チーム全体で戦うことが大切だと思います」と下村選手。

 
一方、6年1組を担当した金選手&大野選手のコンビ。

大体想像がつくと思いますが…
もちろんこちらは、笑いで攻めていきました。

まずは自己紹介。
金選手が先に自己紹介し、大野選手の番。
大野選手が「My name Kazunari ONO.」と言い、金選手が「欧米か!」とつっこむ!
しかし、クラスの中は…シーン。。。
二人で打ち合せまでして臨んだ大事な掴みの部分で見事に滑り(スタッフだけは爆笑)、苦戦を強いられることに。

しかし、二人はめげません。
その後も、何度もチャレンジを続けていくうち(試合のようです)、いつしか子どもたちのハートをぐっと掴んでいました。

そして子どもたちの質問に答えていきました。
「いつサッカー選手になりたいと思ったんですか?」という質問に、まずは金選手。

「高校の時、授業中に寝てしまうくらい、あ、いけないけどね。でもそれくらいしんどい練習を3年間続けてきた。その高校の時にプロになりたいと思った」と。
そして大野選手は「最初はプロに興味がなかったんだけど、続けているうちにプロになりたいと思った。ユースの時にプロの練習に参加して、全然ついていけなくてプロになるのは無理かなと思った時期もあった。でもある人に『夢は諦めた瞬間に後悔する』と言われて頑張ることができて、プロになることもできました」と答えていました。

この他、「いつサッカーを始めたの?」「どうやったらボールを遠くに蹴れるの?」という子どもらしい質問から…

「J1昇格したら宴会しますか?」といったクラス中大爆笑の質問もあり、笑いの絶えない授業となりました。

 
そして、下村選手と鎌田選手のクラスでは…

「プロでもアマでも、大切なことは何ですか?」という質問が。これはハイレベル。
鎌田選手は「プロでもアマでも、諦めないことが一番大切」と鎌田選手自身の信条とも言える、大切なことを伝えました。

そして下村選手は「プロとアマの違いというのは、プロはお金をもらっているということ。でも、自分の気持ちはプロでもアマでも同じ。同じように高い気持ちを持つことが大事だと思います」と話しました。

最後に、一人ひとりにサインを入れたアンケートと試合のチケットをプレゼント。
クラスの集合写真を撮影して終了しました。

最後のメッセージは…
「夢がある人も、今、夢がない人もいると思う。今、小学生で夢がなくても中学や高校に行って見つかるかもしれない。夢は夢で終わらせずに目標に変えて頑張って下さい」

大人も聞きたいような大切なことをたくさん伝えた授業でした。

 
金選手と大野選手のクラスも、あっという間に時間は過ぎ、予定時間をオーバーしてしまうほど。

こちらも最後に一人ひとりにサインを入れたアンケートとチケット渡しました。

最近、ホームゲームでは「選手が学校に来てくれたよ!」「見に来たよ!」と声をかけてくれる子どもたちがたくさんいます。
選手たちにとっても本当に嬉しいことです。

みんなで笑顔の集合写真を撮影して終了。笑顔いっぱいの楽しい時間でした。

「ベルせん」、来週も行われます!