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【クラブパートナー紹介】スペシャルデー直前!「アイ・ネット・リリー・コーポレーション株式会社」ご紹介

お話を伺った志村社長(中央)と岸直美さん(右手より3番目)

7月17日(日)の(ジェフ千葉戦は「アイ・ネット・リリー・コーポレーションスペシャルデー」です!
スペシャルデーを前に、代表取締役の志村毅さん、取締役の岸直美さんにお話を伺いました。

–まずはアイ・ネット・リリー・コーポレーションさんの設立の経緯を教えてください。

17日のスペシャルデーではたくさんのプレゼントやイベントが実施される。

[(志村社長)アイ・ネット・リリー・コーポレーションという会社は私と岸が2000年に二人から始めた会社なんです。私が日本IBMで23年間勤めていたのですが、2000年という世紀末と私の40歳という区切りの年にIBMをスピンアウトして、有限会社として立ち上げたのが始まりでした。
2000年は平成12年なんですけど、起業日を12月12日と定めて「121212」と(笑)。ヒヨコが歩むように、階段を何段も飛び越えるような成長ではなく、一歩一歩着実に成長するという意味を込めて平成12年12月12日に設立をしました。

–志村社長はもともと技術者だったと伺いましたが。

(志村社長)バリバリの技術者でした。23年間の中では小さいコンピューターから銀行のオンラインで動いているような汎用型の大型コンピューターを扱ったりもしていました。営業も知らないような技術者でしたが、プロジェクトマネージャーという仕事を最後のスペシャリティとして5年ほどやったので、人・物・金・情報をうまく調整しながら、半年や一年のプロジェクトを管理するという仕事を通して多少なりとも経営に繋がるものをやりましたが、基本的には根っからの技術者ですので、技術をしっかりご提供することで、お客様の喜びを感じることが最大の僕の喜びと言えますね。
起業した2000年は、だんだんとブラウザでインターネットを使うことが一般的になってきていました。ITという言葉のインフォメーションテクノロジー(情報技術)というものを、IBMの場合は一部の企業様に提供していたわけですが、自分が得た技術とか経験をミドルレンジ、ボトムレンジの幅広い人たちに対して提供したいという想いが強く、立ち上げました。

–その想いがすべての仕事に繋がっているわけですね。

(志村社長)私はお客様から「これできる?」と聞かれたことに対しては全て「できます」と言うタイプで(笑)。ITの分野で「志村できるの?」って聞かれたものはみんな「YES」なんです。周りからしてみれば「やめときゃいいのに!」みたいなこともね(笑)。でもそうやってチャレンジしてきました。
アイネットのビジョンは「人にやさしいITライフを提供する」というものです。
社名の中にリリーとありますが、この英語表記は「Rely」、つまり「信頼」なんです。
例えば、IBMが同じものを売ったら1,000万円になるとします。それは、もしかしたらミドルレンジ、ボトムレンジの人には良いものだと分かっていても金額的にそのサービスは買えないわけですよね。技術だけを享受するのであれば、ノウハウですから、ミドルレンジやボトムレンジの方に合ったサービスに作り替えることができるわけです。
そういう想いがあって、生活に密着したサービスに作り替えていきましょうというのがビジョンなんですね。

–その想いを変わらずに持ち続けていると。

(岸さん)基本的には変わっていないですね。「人にやさしいITライフを提供する」というビジョンの浸透を特に感じたのは、最近採用した社員がそのビジョンに惹かれて入社を決めてくれたというところです。
社員が今は100人近くなってきていて、最初の10人くらいの時は、その想いを伝え続けていれば耳に入るんですけど、人数が多くなると伝える難しさもあります。でも、例えば研修の中でアイネットのビジョンは…という説明をきちんとすることで、社員も自分たちがこういったビジョンをしっかりもって仕事をするんだ!という理解もできてきていると思います。

–では、ベルマーレをご支援いただくことになったきっかけを教えてください。

(志村社長)私たち人間一人ひとりは、それぞれ人格を持っていると思います。その人格に恥じないようにみんなが生きている。そして、会社も法人格をもっていて、法人である人格をどのように成長させるかということを考えなければならない。会社なので利益を得るのは当たり前なのですが、それを自分たちだけで享受してしまっては法人格としてはまだ半人前かなと思っています。
やはり社会に貢献していかなければ、その会社の確固たる立ち位置はないと思っていました。ただ、社会に貢献するといっても、社会はあまりにも広すぎるから、私たちはスポーツ振興というところを着眼点にして、そのスポーツ振興の貢献に力を入れようと考えました。

–ベルマーレを通してスポーツ振興を支援しようと考えて下さったんですね。

(志村社長)そうですね。加えて、もともとはマリノスのスポンサードをしていたんですけど、その時にスポーツは一般の方にとって限りなく清潔感あるイメージをもたらすし、そこに携わる企業は決して悪いイメージをもたれないと感じました。
例えば、小さい会社は自分の人格を世の中の人に知ってもらうのは大変なことです。僕らはSEなので人を増やしながら仕事のボリュームを上げていかなければいけないわけですが、大事な要素としてはしっかりした人を増やしていかなければいけないということになります。ただ、例えばインターネット上で求人広告を出しても、何の会社か理解してもらうにはハードルが高い。そういった場合でも、中小企業でありながらJクラブのスポンサードしているということが、会社を理解してもらえる機会になる。それによって弊社にとって戦力となるリソースが増えたという事実もあります。

(岸さん)さらに言うと、ベルマーレさんが地元に密着されているというところが魅力のひとつと言えます。今は箱崎に本社がありますが、もともとは神奈川で起業していますので、神奈川という地域、地盤に対して社会貢献をしたいという想いもありました。
ベルマーレさんは親会社のあるクラブではなく、地域の皆さんと一緒に歩んでいるクラブ。そこに対して私たちが支援することで何か社会貢献できることがあるんじゃないかと考えました。

(志村社長)そうですね。ベルマーレのこの10年は市民クラブとして、市民の方によってしっかり支えられたクラブというイメージが非常に強い。我々のような小さな会社であっても、支援することで応援されているサポーターの方と同じ立ち位置で応援ができるのではと思っています。

–昨年はラスト7試合の胸スポンサーになっていただいたりと、クラブとの絆がより強くなっていると感じています。改めてベルマーレへのメッセージをいただけますか。

2010シーズンのラスト7試合はユニフォーム胸スポンサーとしてご支援いただいた。

(志村社長)2年前の2009年にJ1昇格を果たした時のK’sスタジアムでの水戸戦の試合をいつも思い出します。
私は現地で見ていたんですけど、あの試合は選手だけの想いではなくて、本当にすべての人の気持ちが伝わったんじゃないかと思っています。
前半で0-2とリードされていて、その時にライバルの甲府は2-0で勝っていた。このままでいったら甲府が昇格するという厳しい状況の中、逆転をして3-2で勝利した。わずか勝ち点1差で昇格したわけですよね。
あの経験をした選手は少ないかもしれないけど、サポーターはみんなあの試合を覚えていると思います。
常にああいう気持ちでいてほしいと願っていますし、あの時になし得たことがいまできないわけがないと思います。いまは厳しい戦いが続いているかもしれませんが、今度は逆に5連勝することだって今のチームならできるはずです。今こそ、絶対J1ですよね。