第5節 VS ロアッソ熊本
3月25日(日曜日) 16:00 @熊本県民総合運動公園陸上競技場
HOME ロアッソ熊本 | 湘南ベルマーレ AWAY |
3 | 2 | 前半 | 1 | 3 | ||
1 | 後半 | 2 | ||||
3 > 4 | 勝点 | 12 > 13 | ||||
廣井 友信 12分 大迫 希 34分 武富 孝介 87分 |
得点者 | 馬場 賢治 23分 古橋 達弥 55分 大槻 周平 79分 |
選手 | シュート | シュート | 選手 | |||||
GK | 18 | 南 雄太 | 0 | STARTING LINEUP |
0 | 阿部 伸行 | 27 | GK |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DF | 3 | 高橋 祐太郎 | 2 | 0 | 鎌田 翔雅 | 2 | DF | |
DF | 22 | 吉井 孝輔 | 0 | 1 | 遠藤 航 | 3 | DF | |
DF | 4 | 廣井 友信 | 1 | 0 | 大野 和成 | 22 | DF | |
MF | 13 | 大迫 希 | 3 | 0 | 永木 亮太 | 6 | MF | |
MF | 10 | 養父 雄仁 | 3 | 0 | ハン グギョン | 7 | MF | |
MF | 8 | 原田 拓 | 1 | 0 | 古林 将太 | 5 | MF | |
MF | 7 | 片山 奨典 | 0 | 2 | 髙山 薫 | 23 | MF | |
FW | 19 | 五領 淳樹 | 0 | 2 | 馬場 賢治 | 17 | FW | |
FW | 14 | 武富 孝介 | 4 | 1 | 古橋 達弥 | 18 | FW | |
FW | 27 | ファビオ | 3 | 0 | 岩上 祐三 | 15 | FW | |
GK | 1 | 岩丸 史也 | – | SUB | – | 金 永基 | 1 | GK |
DF | 24 | 筑城 和人 | – | 0 | 島村 毅 | 30 | DF | |
MF | 23 | 根占 真伍 | 1 | 0 | 坂本 紘司 | 8 | MF | |
MF | 25 | 西森 正明 | – | – | 下村 東美 | 14 | MF | |
MF | 30 | 仲間 隼斗 | – | – | 猪狩 佑貴 | 16 | MF | |
FW | 9 | 崔 根植 | 0 | – | 宮崎 泰右 | 25 | MF | |
FW | 20 | 白谷 建人 | 0 | 1 | 大槻 周平 | 19 | FW |
警告・退場 | スタッツ | 警告・退場 | ||
89分 14 武富 孝介 ■ラフプレー | 18 | シュート | 7 | |
8 | ゴールキック | 13 | ||
7 | コーナーキック | 6 | ||
7 | 直接フリーキック | 16 | ||
5 | 間接フリーキック | 1 | ||
0 | オフサイド | 5 | ||
0 | PK | 0 |
得点経過 | ||
|
~:ドリブル →:グラウンドパス ↑:浮き球パス S:シュート |
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選手交代 | ||
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入場者数 | 天候 | 気温 | 湿度 | ピッチ状態 | 試合時間 |
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4,687人 | 晴、強風 | 9.4℃ | 30% | 全面良芝、乾燥 | 90分 |
コミッショナー | 主審 | 副審 | 副審 | 第4の審判員 | 記録員 |
楠 勝好 | 福島 孝一郎 | 藤井 陽一 | 正木 篤志 | 上田 隆生 | 藤山 直秀 |
湘南 曺監督 試合後コメント
総評
湘南から、遠く熊本まで足を運んで下さったサポーターの皆さんに感謝しています。
前半、熊本さんのサッカーの本質を分からせてもらえるような球際の強さだったりセカンドボールの早い拾いなど、そういうものに戸惑って後手を踏んでしまった。
後半、少しシステムを変えて相手に対して圧力をかけようということで、一度は逆転できたんですけど、最後に追いつかれたことも含めて妥当な結果だったと言いますか、ポジティブにいった結果の勝点1だったと思っています。
質疑応答
システムを変えたというのは具体的には?
前半、相手のダブルボランチの10番と8番のところのセカンドボールをことごとく拾われて相手のほうにいっていたので、2トップぎみにしてダブルボランチのところをマッチアップするようなシステムでやってみたんですけど、そこである程度ボールが拾えるようになってそこでうちが目指す攻撃ができたかなと思います。
複数失点は初めてだがその要因は?
シンプルにクロスを上げさせないであるとか、最後の3分の1の守りが前節の岐阜戦あたりから少しずつ出足で負けているなという印象があります。
ただ、我々は敵陣から圧力をかけて、敵陣でできるだけサッカーをしようとうことをコンセプトにしているので-だからといって失点をすることがいいとは思いませんが-リスクも含めて、前へのエネルギーを失わないチームにしようと思ってやっています。
今日、複数失点を初めてしたということで、その原因をVTRを見てしっかり分析して鳥取戦に繋げていきたいと思っています。
交代した選手が得点などの結果を出しているが?
これまでの5試合共に交代枠を全部使っているんですけど、選手にはスタートでいく選手、ベンチの選手、それから今日メンバーに入ってない選手全員が戦力だという話をしているので、大槻については今週、トレーニングに取り組む姿勢やモチベーションが非常に高かったので、いいタイミングで入れたいと思っていました。ポジティブなチームのエネルギーになって、今日得点がとれたことは自信にしてもらっていいんですけど、喜ぶのは今日だけにしてもらってまた来週からいい準備をするエネルギーにしてもらいたいなと思っています。
馬場賢治選手コメント
相手によく研究されていたと思うし、前半はうちがセカンドボールを拾えなかったし、球際でも負けていた。総合的にみて、負けに等しい部分もあったと思います。
(3試合連続ゴールについて)自分のプレー自体がいいわけではないと思うんですけど、点をとるイメージは今すごくあります。そこはいいところかなと思うんですけど、勝利に繋がる得点じゃないというのが悔しいです。
得点については個人というよりチーム全体の好調が要因だと思っています。僕自身もそうですし全体的に場面場面で100%でプレーしている中でたまたま僕のゴールになっているんだと思います。
ただ個人的には他のプレーで満足がいくプレーが少ないですし、どちらかというとチームのいい流れの中で乗れているということだと思います。
前線でタメをつくることやワンタッチプレーの質がよくないと思っています。
(次節に向けて)今日の反省材料を活かさなければいけない。オフ明けからサバイバルが始まるのでまず試合に出られるように頑張っていきたい。2試合連続勝ち星がないのはよくないと思うので、次は必ず勝てるようにいい準備したいと思います。
古橋達弥選手コメント
(得点について)得点シーン自体はよく覚えてないんですけど、決まってよかったです。
前半は相手の迫力に押されてしまい、自分たちがやろうとしていることが全然できなかった。そういう相手にどう戦っていくかは課題だと思う。自分たちがもうちょっとうまくボールを繋いでいけるところまでいかないと、お互いに蹴り合ってしまったら、自分たちには大きい選手もいないので難しい。今後はそこにもっとこだわっていきたいと思います。
僕自身は前線で起点をつくることを意識しましたが、前半は長いボールが多くなってしまってキープできなかった。少し間延びしてしまった。セカンドボールが拾えていなかったので、自分たちの思うようにボールをキープできなかった。前と後ろに分かれてしまったようなところもあったと思います。
後半の最初はルーズボールも拾え出して、うまく同点、逆転といけたんですけど、そこからちょっと打ち合いみたいになってしまい、決められてもおかしくないシーンが何度もあった。本当に難しい試合だったと思います。もう少しゲームをコントロールして、守るべきところはしっかり凌いで、打ち合いも悪くないけれど、もう少し落ち着いた試合展開にしたい。こういう試合をモノにしなければと思います。
今日は負け試合だったと思っているし、ノブ(阿部)もすごい止めてくれたので、チームとしては助かった。これを次に生かさなければいけないと思うし、すごくいい勉強になりました。
阿部伸行選手コメント
前半がすごく不甲斐ない試合になってしまった。相手の勢いにそのままやられてしまってこちらのよさがあまり出せなかった。
後半は、前半の悔しさがあったので後半はみんなが絶対にやってやろうという意識で入れた。下を向かずにもう1回整理して、監督に言われたことをみんながちゃんと意識してやったら、途中逆転まではいけたので、そこは収穫だと思います。
(ビッグセーブを連発したが?)今まで周りに助けてもらったシーンが多かったので、そういうシーンが出たのは個人的にはよかったですが…。
後半、同点、逆転に至るまでにすごく流れがよかったんですけど自分たちがいい時に、“1本あるぞ、ピンチがくるぞ”と誠一さん(斉藤GKコーチ)からも声をかけてもらっていたので、その1本をしっかり止められるようにということを考えていました。いい時こそ、そういう時間が来た時のことを考えてプレーしなければと思っていた。
最後の1失点はセットプレーからでしたが、みんなすごく体をはってくれていた中で悔しいです。前回、岐阜戦の終了間際にやられてしまったことをみんなで課題にして今週練習をしてきて、そういった意味ではオープンプレーではできていたと思うんですけど、セットプレーでそういうところがまだ足りなかった。成長するべきところだと思います。
いいところも悪いところもたくさんみえた試合だったと思うので、次に向かう意味では、またみんなで馬入でやるべきことがたくさんある。もちろん僕も前半は特に課題がたくさん出たので、また馬入でしっかりいい練習をしたいと思います。
大槻周平選手コメント
緊迫したゲームだったので入る時はすごく緊張したんですけど、出たら絶対に点を決めると決心していました。
みんなみたいにうまくないので、泥臭いゴールだったり貪欲にこぼれ球を狙っていました。狙い通りの得点です。
初出場ということもあってか、足が重かったんですけど、チャンスをもらって試合に出させてもらったことへの感謝の気持ちをもってプレーをしました。なんとか恩返ししたいと思っていたので得点がとれたことはよかったです。
坂本紘司選手コメント
(ピッチに入るまで)相手のやり方を見ていたので、どういうふうにしてきているかは分かっていました。セカンドボールを拾っていくというところから始めれば、相手はかなりハイペースできていたのでどこかでスペースが生まれてくるだろうなと思っていた。周りには落ち着いてゲームを運ぼうと言いました。
後半になって自分たちの時間帯ができて、狙い通り逆転することができた。相手がずっとロングボールを入れてくるというのはこれからも充分考えられるところだし、そこでやっぱり冷静さを保ちながら、最後の笛が鳴るまで戦うという課題がひとつ出たと思う。
この試合からしっかり学んでいきたい。今日は特に前半は相手のペースだったしシュート数も相手のほうが多かったので、相手のゲームだったかなと思う。ここでもう一度引き締めてトレーニングからみんなでしっかりやっていきたいと思います。
永木亮太選手コメント
前半はセカンドボールが拾えなかったのでああいう流れになってしまった。相手の勢いに負けてしまっていたところがあったと思います。相手の何が何でもとってやるぞという気持ちが強く、ボランチとしては非常に悔やまれるところです。
逆転までいけたのでその状態で終われればよかったんですけど最後に失点をしてしまった。ただ、後半ポジションを少し変えて、自分たちの流れに引き寄せられたところはよかった。
少し全体的に内容が落ちているところがあると思うので、最初の時の気持ちにまた戻って、まだ負けていないしそこは自信を持ちながらも、しっかり京都戦の時のように素晴らしい戦いがまたできるように、もう1回開幕するというくらいの気持ちで次に向かいたいと思います。
熊本 高木監督 試合後コメント
総評
勝点としては、お互いに3を取り合うというゲームで、非常にアグレッシブに両チームともプレーしていたと思いますし、勝点3を取るという中でのゴールへ向かう姿勢とか、ピッチ上でのプレーには非常に満足しています。
勝点3を取るために、我々もそうですけれど湘南さんとの駆け引きも含めて、僕自身も面白かったですし、90分間を楽しむというのは少し表現がおかしいかもしれないんですけど、そういう感情的なものは残っています。
この2戦、うまく勝てない中で選手たちが気持ちを整理しながらプレーを続けてくれたことにも感謝しています。このゲームを踏み台というかプラス材料として、次のゲームにチャレンジしていきたいと思います。
質疑応答
後半に湘南が2トップにしてきたことへの対応や、指示については?
2トップにしたというよりも、我々の養父と原田のところに対してしっかりマークをしてきて、セカンドボールを取るという流れだったと思うんですけれど、2トップ2シャドウ、1ボランチというふうにシステムを変えて来たのも、後半が始まってすぐに分かったので、そこへの対応というのはできたとは思います。今日のゲームで言うとボディコンタクトから全てが始まって、セカンドボールを取ったか取らないかでチャンスを作っていくというシーンが多かったので、そういう意味ではセカンドボールを拾うことが前半は我々ができていて、後半は湘南さんの方がシステム変更と、あとは風の影響もあったのかなと思っています。そうなったから何かが崩れたというわけではないんですけど、やっぱりセカンドボールを奪えるか奪えないかで、チャンスが広がるか広がらないかというところに入っていったと思うので、システムによって特別なことはしてないんですが、人の配置は少し変えました。
連敗の熊本と4連勝中の湘南ということで試合前に選手たちにどういう声かけをしたのか?
相手が4連勝しているチームだというのは意識しないことはないですけど、そういう意味では僕が言葉をかけなくてもモチベーションは高くなると思いますし、確かに連敗しているチームと4連勝のチームでは流れや雰囲気は違うと思いますけど、過去2戦、我々はアウェイでやったゲームなので、今日はホームだということ、ホームの地の利、ホームでやることによってサポーターの皆さんの後押しの力を借りてやろうという話もして、この試合に臨みました。とにかく90分間持たせようという気持ちは必要ないと。スタートから100%でやっていこうと。そういう風にやっていけば、例えば疲れてもホームですし、サポーターやいろんな人たちの声援が力となって、90分やれるもんだよという話はしました。そういう意味では、最初からエンジンをかけてくれて良かったなと思います。
1試合で3ゴールというのは一昨年以来で、シュートも多かった。そのあたりの意識については?
非常に難しい問題なんですけども、湘南さんはすごくアグレッシブで、点を取られても取りにくるというチームなので、たぶん湘南戦でなければこういうゲームにはなってないかと思います。湘南さんがああいうスタイルでやってきているからこそ、こういうスコアになったし、シュート数も多かったということになるんじゃないかと思います。
前半は湘南の攻撃のよさ出させない対応ができていたが狙い通りか?また90分を通してゲームをコントロールできていたか?
まず、後者の質問ですが、ゲーム自体はコントロールできたと思います。なぜなら追いついたゲームをしたからで、追加点を許していれば引き分けも何もなかったし、きれいにまとめることがコントロールではなくて、結果としてそういう状況を作ったということが、選手たちがゲームをコントロールした証だと思います。
最初の質問について言うと、相手と我々のシステムを比べれば、完全にミラーゲームなんですよね。中盤の選手がどういうアプローチしてくるかをチェックしていたんですけど、相手の中盤の1人の選手が最終ラインに吸収されて守っている場面が多かったので、その分セカンドボールを拾えたというのが、これは後で映像を見直してみないと分かりませんけど、僕が見たところでは、それがあったからセカンドボールを前半は拾えていたのかなと思います。それを後半変えて来たので、そこを抑えられてしまったかなというのもあると思います。