1stステージ 第5節 vs ヴィッセル神戸
4月2日(土) 18:34キックオフ @Shonan BMWスタジアム平塚
HOME 湘南ベルマーレ | ヴィッセル神戸 AWAY |
1 | 1 | 前半 | 2 | 2 | ||
0 | 後半 | 0 | ||||
2 >2 | 勝点 | 6 >9 | ||||
11分 菊池 大介 | 得点者 | 14分 渡邉 千真 34分 レアンドロ |
選手 | シュート | シュート | 選手 | |||||
GK | 1 | 村山 智彦 | 0 | STARTING LINEUP |
0 | キム スンギュ | 18 | GK |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DF | 30 | 島村 毅 | 2 | 0 | 高橋 峻希 | 6 | DF | |
DF | 20 | 坪井 慶介 | 0 | 0 | 岩波 拓也 | 5 | DF | |
DF | 6 | 三竿 雄斗 | 1 | 0 | 伊野波 雅彦 | 39 | DF | |
MF | 24 | 奈良輪 雄太 | 0 | 0 | 相馬 崇人 | 3 | DF | |
MF | 5 | パウリーニョ | 0 | 0 | 三原 雅俊 | 24 | MF | |
MF | 16 | 石川 俊輝 | 1 | 0 | 藤田 直之 | 14 | MF | |
MF | 10 | 菊池 大介 | 2 | 1 | 小川 慶治朗 | 13 | MF | |
FW | 17 | 端戸 仁 | 2 | 2 | ペドロ ジュニオール | 7 | MF | |
FW | 11 | 藤田 祥史 | 1 | 1 | 渡邉 千真 | 19 | MF | |
FW | 23 | 高山 薫 | 5 | 2 | レアンドロ | 11 | FW | |
GK | 25 | タンドウ ベラピ | – | SUB | – | 徳重 健太 | 30 | GK |
DF | 4 | アンドレ バイア | – | – | 高橋 祥平 | 8 | DF | |
DF | 36 | 岡本 拓也 | – | 0 | 村松 大輔 | 33 | DF | |
MF | 14 | 藤田 征也 | 0 | – | 藤谷 壮 | 34 | DF | |
FW | 7 | 大竹 洋平 | 1 | 0 | 小林 成豪 | 15 | MF | |
FW | 19 | 大槻 周平 | – | – | 松下 佳貴 | 23 | MF | |
FW | 22 | 下田 北斗 | 0 | 0 | 石津 大介 | 9 | FW |
警告・退場 | スタッツ | 警告・退場 | ||
15 | シュート | 6 | ◆57分 相馬 崇人■ | |
6 | ゴールキック | 10 | ||
5 | コーナーキック | 5 | ||
15 | 直接フリーキック | 13 | ||
7 | 間接フリーキック | 2 | ||
7 | オフサイド | 2 | ||
0 | PK | 0 |
得点経過 | ||
◆11分
10 菊池 大介 右 17 ~ 中央 ~ ↑ 左 10 ~ 左足S |
~:ドリブル →:グラウンドパス ↑:浮き球パス S:シュート |
◆14分
19 渡邉 千真 中央 相手DF ↑ 7 カット → 19 左足S ◆34分 11 レアンドロ 中央 14 ~ ↑ 7 ~ → 11 左足S |
---|
入場者数 | 天候 | 気温 | 湿度 | ピッチ状態 | 試合時間 |
---|---|---|---|---|---|
8,052人 | 曇、弱風 | 12.9°C | 66% | 全面良芝、乾燥 | 90分 |
コミッショナー | 主審 | 副審 | 副審 | 第4の審判員 | 記録員 |
高橋 信光 | 廣瀬 格 | 西尾 英朗 | 平間 亮 | 清水 修平 | 岩崎 洋 |
監督コメント
●曺監督 総括
お疲れ様でした。
土曜日のナイトゲームということで、たくさんのお客さんに来てもらって、今日は天気も最後までもって、選手のモチベーションも上げながら神戸さんに挑んでいきましたが、勝点1も取れないで終わったというのは、本当に監督として責任を感じていますし、5試合やって勝点2しか取れていないという現状を見ると、選手の意欲や頑張りに応えられてない自分がいるなということを、さっき控え室で選手に話しました。
ただそれは、決して下を向いているというわけではなくて、今日の立ち上がりの入りとか得点を奪った形、神戸さんに対してやらなければいけないこと、逆に抑えなければいけないことを遂行できていただけに、言葉で言うとすごくもったいないゲームだったと思います。
ただ、それも含めてチームの力だと思うし、去年から今年にかけて変わって、僕も新しいチームを引き受けたつもりで今やっていますけども、選手たちをそういう意味で、誰が悪いとか、ここが悪かったっていうような原因を追求しても、このタイミングでは仕方ないと思ってるので、やらなきゃいけないことは、このサッカーの精度を突き詰めるために、何が大事で何を捨てていくのかということを、もう一度自分で整理して、選手たちに示していくことだと思います。
もったいないゲームだったっていう風に終えてしまっては、監督がいてもいなくても同じだと思っているので、非常に悔しい負けになりましたけれども、過去を振り返ることなく、ただ過去から良い意味で学んで、次に繋げていかなきゃいけないと思います。
神戸さんの試合を見て、あの2トップのストロングポイントを抑えないと勝機はないなと思っていたし、それは守備から入るというよりも、あの出どころに対してとか、ちょっともう1回対戦があるので詳しくは言えないですけれども、我々がどのように彼らを抑えなきゃいけないということに関しては、90分通して選手たちは良くやったと思います。
その裏返しで、なるべくディフェンスラインで勝負するようなプレーを選手たちに選択してもらいたかったんですけども、その点についても、シュートが入ってればっていうシーンが、1-2になった後も前半ありましたし、後半も何回かありましたけども、相手の最後のところをこじ開けられなかったなと。
ただ、内容的に下を向く内容じゃなかったと思っているので、そういった自分の力の無さを恥ずかしく思いながらも、選手たちの気持ちに応えなきゃいけないという気持ち、パワーはまだ残ってるので、それをしっかり充電して、来週のナビスコの大宮さん、リーグ戦の甲府さんに向かっていきたいなと思います。
●曺監督 質疑応答
–最初入りが良く開始10分で点をとった展開だったが、その後うまく回らなかった原因はどこにあるか?
良い言葉が見つからないですね・・・。こういうときはモウリーニョ監督(前チェルシー)やトーマストゥヘル監督(ドルトムント)はなんて言うんだろう。
高速道路を走っていてスイスイ行けると思っていていたときに、横から出てきた動物にバンとあたって、車がスピンしたとしましょう。
その時ドライバーとしてどんな準備が必要だったのかなと考えると、減速した方が良かったのか、もうちょっと周りを見た方が良かったのか、いろいろ理由はあると思うんです。
あの時間に失点してしまった流れということに関しては、ひとつのプレーが予期せぬ形で起こったことで、今まで走っていた車に急ブレーキをかけざるを得なくなった。
でもそれはドライバーが周りを見ていなかった訳でも、そういうことを予知してなかった、そういう不注意でなったというよりも、やっぱり我々の車自体に、チーム自体に何か目に見えないものを含めて、僕のコーチングや監督の質も含めて、足りないんだって言われてると思ってるんで。
一つのミスを契機に何か空気が変わってしまうということはよくあることだと思うんですけど、その理由を何かって考えたときに、今この短い時間だとなかなか振り返れないってのが現実です。
ただ、2点目の失点も1点目の失点もその後の時間帯も、チームとしてやるべきところを押さえない中でそういうことが起こったというよりも、やるべきことを押さえた上でそういう現象が出たと思っています。
そういう意味では単に集中力がなかったとか、あれで気落ちしてしまって自分たちのやることをやれなかったとかそういうゲームではなかったなと思います。
でもそれだと勝ち点3を取ることができないなっていう現実もわかっているんで、もう一度車を運転する、それを先導する立場としては、より大胆に、かつより繊細に物事を進めていくっていうことがおそらく結果論ですけど必要なんじゃないかなと今思います。
–失点の多さと得点が入らなかったこと、どちらが重い課題か?
おそらく外からご覧になっている人は、この場面ここにボールを止めてこう打ったら入るじゃんとか、今のプレーは足じゃなくて頭で行けば良いだろう、とかなんでそこに打っちゃうの、とかそういうことがあると思います。
僕はこのチームの監督なんでそのことについて選手と話してもおそらく前を向かないことがたくさんあるので、このチームの監督としてやることは、チャンスをたくさん作るということが一つ、要は少ないチャンスで一回決めるよりも、一回で決めれないんだったら、5回6回作らなければいけない、それが前提です。
その前提を彼らが作り出したというところをポジティブに捉えるのか、前提作ったって入れなきゃ一緒なんだよ、と働きかけをするのかというのは明日、明後日のミーティングで僕がどっちにふるかということは今考えています。
それは選手の顔色だとか、選手がどんな気持ちでいるのかによって言うことを変えなきゃいけないと思ってるんで、僕は彼らにとっての親ではないですけど、彼らを成長させるという大きな役割があると思うので、成長させるために厳しいことを言った方がいいのか、それとも寄り添って違うことを言った方がいいのかということを自分なりに考えなきゃいけないしです。
監督じゃなければあれが入っていればなとか単純に思うかもしれないですけど、なかなかそういう気持ちにはなれないですね。
ただ、今さっき言ったように前提としてやらなきゃいけないことを見失ってしまっては、今までやってきたことが大きく土台から崩れることになるので、チャンスを作り続ける姿勢、それに対して向かっていくということを全体で向き合ってまたやっていきたいなと思います。
●ネルシーニョ監督 総括
今日の試合は予想どおり、お互いの選手たちがタフに戦ってくれた良いゲームだったと思います。
我々としては自分たちのスタンダードをトレーニングしてきて、今日の相手を想像しながら、プレスもゲーム中ずっと出来るチームですし、カウンターも非常に飛び出しが速く、そういう特徴の選手が揃っているところで、できるだけ相手のペースにさせないような対応を心がけました。
我々の守備からカウンターという場面も何度か作れましたが、欲を言えばもっとカウンターで決めるところは決めないといけない、そこの質を高める必要はあると思います。
ただ今チームの調子も選手たちの意識も非常に高く保ててますので、チームのやるべきところ、スタンダードが築かれつつあると、成長しているようにチームを見ています。
●ネルシーニョ監督 質疑応答
–監督から見てペドロジュニオール選手の一番いいところは?
彼のストロングはやはり、ボールを持ったときの仕掛け、打開する意識、そして突破力だと思います。
ケガから復帰して、調子を上げてきて3試合連続で出ている訳ですけど、得点もアシストもできています。
今までは60分、70分で替えていたん中で今日は初めて90分出た訳ですけど、今日は最後まで行けるだろうというパフォーマンスを本人が見せてくれたので最後まで使いました。
–ペドロ選手、レアンドロ選手へ相手の3バックに対して与えた役割と試合を通してどうだったか。
2トップの時に今年与えている役割で一番基本的なことは、とにかく相手の脅威になるような存在でなければいけないということ。
そこはこの二人はスピードもありますし、インテリジェンスもある。それが相手の警戒を高めると思います。
相手のDFが攻撃に絡んでくる抑止力にもなります。
特徴柄、攻撃だけだと思われがちですが、攻撃だけではなく、彼らも後ろのラインと一緒にコンパクトにしたり、必要なときにはプレスバックもするということを強く強調しながら彼らに伝えています。
–同点ゴールを決めた渡邉選手は今後チームにとってどういう存在になってほしいか?
去年からずっと見てきて、チーム内での振る舞いや、選手たちの中でも発揮しているリーダーシップ、周囲が彼に一目置いているということも感じていました。
また若手にも気さくに話しかけているというそういう人間性からもキャプテンにふさわしいと思い選びました。
今年も彼はパフォーマンスに波がない状態をキープしてくれる選手の一人ですから、攻守にわたってタスクを与えることもできますし、戦術面でも非常に機能してくれていると思います。
選手として成長してくれていますし、このまま引き続き成長しながらこういう今日の試合のような、試合を決定づける一点や彼の持っている得点の特徴を出しながら成長し続けて欲しいなと思います。
–上位グループに追いついてきましたがこれからどうしていきたいか?
いつも選手たちに言っているのですが、君たちは上位に食い込むポテンシャルは持っていると。
その言葉の証明にもなりましたし、彼らが自分たちの力を証明してくれていると思います。そういう意味で非常に今日の結果は大事でした。
今日ここにきたのは順位を上げるためにきたので、それを彼らが実行して達成してくれたのは非常に大事な結果だったと思います。
やはり上位にいることは大事ですので、最後にどこかの相手がつまずいたらそこを追い抜いていくと。
いつでもそういう準備はできていると思います。
選手コメント
●高山薫
内容は良かった、と言いたいですが結果的に負けてしまったので、結果が全てなので悔しいです。
間違いなく去年より良くなっているところはあるし、そういう意味では自信を絶対になくしてはいけないと思います。
見ている方々は「いや、結果が出ていないじゃないか」と思うかもしれないですが、練習から今年積み上げてきたものは良い形になっていると思うので、そこで勝てないからと気落ちしてしまうとズルズルいってしまうので。
もっと自分たちで自信を持って良いところはたくさんあると思うので、あとはやっぱり勝つということが大事だと思います。
選手は気落ちせずに切り替えてまた戦っていけば良い勝ち方ができると思うので、切り替えてやるしかないです。
今日は前線はすごく良い形でシュートまで行けていたので、僕も決めなくちゃいけなかったですし、やっぱそこで前半に同点か逆転にできていればまた全然違ったと思います。
最後の守るところ、決めるところを詰めないといけないと思いますし、そこさえしっかり出来れば調子ももっと上がっていく気もしているので、そこは一喜一憂しないで自信を持ってやっていきたいです。
サポーターの方にも大きな声援をもらって「次頑張れ」といっていただいて、本当申し訳ないなという気持ちがあります。
勝ってみんなで喜ぶというのが一番気持ちが良いですし、そうできるように、勝利をイメージしながら次はナビスコですがしっかり勝って、リーグでも勝てるように頑張っていきます。
●端戸仁
自分自身後半にチャンスがあった中でそこを決めるクオリティがまだないし、そこで自分が決めていれば最低でも引き分けにできたので、チームが今年リーグ戦で勝ってないという状況もあるので悔しいです。
個人的にはボールタッチも悪くわなかったですしチームとして先制点も取れていたので、その後の運び方だったり最後のところが課題なのかなと思います。
最後俊輝(石川)からもらって相手と1対1になった時は、仕掛けてちょっと相手を外して打ったシュートが弱くなってしまったんですけど、そこでやっぱりガツンと一発ネットを揺らせる選手になれればもう一段階上のレベルに行けると思います。
そこはやっぱり普段の練習しかないですし、そういうところで違いだったり試合を決められる選手になりたいと思って、成長したいと思ってこのチームに来たので。今そのシーンを悔やんでも仕方ないですけど切り替えて次頑張ります。
自分自身90分Jリーグで試合をするのかかなり久しぶりで後半しんどかったんですけど、こういうシビアなゲームを90分戦えたということを自分自身前向きに捉えています。
ああいう最後の最後のところでゴールやアシストができるように、もちろん守備もそうなんですけど、FWなんで点に関われるようなプレ−をしたいです。
●坪井慶介
簡単ではありますが、悔しいですね。
試合全体通じて選手は勝つために努力をしていたと思いますし、一人一人が切れることなく集中力を保ったまま出来ていたと思うので、その中で勝点を取れなかったことは残念ですね。
やっているサッカーは非常に良いサッカーを目指してやっているので、どんな状況になっても続けていくことが自分たちの強みになっていくと思います。ブレないで続けていきたいと思います。
個人的にはまだまだやらなきゃいけないことがたくさんあるので、満足せずに少しでも成長をしていけるようにしたいです。
サポーターの皆さんには一緒に戦ってもらっていると強く思いますし、サポーターの皆さんの気持ちというのに選手の僕らがピッチで応えられるようにもっともっと努力をしていかないといけないと思うので、これからも一緒に戦ってもらえると嬉しいです。
まだまだやらなきゃいけないことがたくさんあるので、満足せずに少しでも成長をしていけるようにしたいです。
●大竹洋平
全体的にやっているサッカーは悪くないですけど、最後のゴール前のところで決め切るとかチャンスをもっと作るとか、そういうところを自分がもっとやっていかなきゃいけないと思います。
流れも悪くなかったし、失点のしかたとかで流れが相手に行ってしまったところがあると思うんで、そういうところはチームとして修正する必要があると思います。
曺さんも言っていましたけど、変えずに続けてやっていくことが大事だと思うので、個人的にはもっと試合に出て前線で起点になってチャンスを作る、得点に絡むというところでもっとやっていきたいと思います。
個人的に調子は良くなってきて、自分の良さというのを取り戻しつつあるので、これを続けてチームの結果に繋げられるようにしていきたいです。