1stステージ 第10節 vs サガン鳥栖
5月4日(水・祝) 13:04キックオフ @ベストアメニティスタジアム
HOME サガン鳥栖 | 湘南ベルマーレ AWAY |
0 | 0 | 前半 | 0 | 1 | ||
0 | 後半 | 1 | ||||
8 > 8 | 勝点 | 5 > 8 | ||||
得点者 | 71分 大槻 周平 |
選手 | シュート | シュート | 選手 | |||||
GK | 33 | 林 彰洋 | 0 | STARTING LINEUP |
0 | 村山 智彦 | 1 | GK |
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DF | 8 | 藤田 優人 | 0 | 0 | 奈良輪 雄太 | 24 | DF | |
DF | 5 | キム ミンヒョク | 0 | 0 | 坪井 慶介 | 20 | DF | |
DF | 29 | 谷口 博之 | 1 | 0 | アンドレ バイア | 4 | DF | |
DF | 23 | 吉田 豊 | 0 | 0 | 高山 薫 | 23 | MF | |
MF | 10 | 金 民友 | 1 | 1 | 下田 北斗 | 22 | MF | |
MF | 14 | 高橋 義希 | 0 | 0 | 石川 俊輝 | 16 | MF | |
MF | 16 | 崔 誠根 | 1 | 1 | 三竿 雄斗 | 6 | MF | |
MF | 9 | 白 星東 | 3 | 0 | 端戸 仁 | 17 | FW | |
FW | 39 | 岡田 翔平 | 1 | 0 | 藤田 祥史 | 11 | FW | |
FW | 11 | 豊田 陽平 | 2 | 2 | 菊池 大介 | 10 | FW | |
GK | 1 | 赤星 拓 | – | SUB | – | タンドウ ベラピ | 25 | GK |
DF | 2 | 三丸 拡 | – | 0 | 島村 毅 | 30 | DF | |
DF | 36 | 菊地 直哉 | – | – | 長谷川 アーリアジャスール |
15 | MF | |
MF | 6 | 岡本 知剛 | 0 | – | 神谷 優太 | 28 | MF | |
MF | 25 | 早坂 良太 | 0 | – | 齊藤 未月 | 32 | MF | |
FW | 18 | 富山 貴光 | 1 | 0 | 山田 直輝 | 8 | FW | |
FW | 22 | 池田 圭 | – | 1 | 大槻 周平 | 19 | FW |
警告・退場 | スタッツ | 警告・退場 | ||
◆17分 白 星東■ ◆78分 谷口 博之■ |
10 | シュート | 5 | |
11 | ゴールキック | 15 | ||
8 | コーナーキック | 4 | ||
11 | 直接フリーキック | 20 | ||
6 | 間接フリーキック | 7 | ||
6 | オフサイド | 7 | ||
0 | PK | 0 |
得点経過 | ||
|
~:ドリブル →:グラウンドパス ↑:浮き球パス S:シュート |
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入場者数 | 天候 | 気温 | 湿度 | ピッチ状態 | 試合時間 |
---|---|---|---|---|---|
20,219人 | 晴、中風 | 26.1°C | 38% | 全面良芝、乾燥 | 90分 |
コミッショナー | 主審 | 副審 | 副審 | 第4の審判員 | 記録員 |
加藤 光雄 | 松尾 一 | 中野 卓 | 馬場 規 | 三原 純 | 藤崎 隆弘 |
監督コメント
●曺監督 総括
お疲れ様でした。
ここからそう遠く離れていない熊本始め、九州の方が今もなお余震だったりとか車の中での生活を余儀なくされているということも聞いています。
そういう九州地方でやるプロサッカーチームの試合として、その人たちの分までと言えばおかしいですけど、少しでも明るい気持ちになれるように、選手には特に伝えませんでしたが僕の中では思っていました。
今日は2万人近くの方が来てくださり、鳥栖の綺麗なピンク色のユニフォームと、うちのサポーターは少なかったですけれど、お互いにファイティングスピリット、気持ちが出た良い試合だっと思います。
ただ風があったのでフットボールとしてはもっとつなげたらという部分はあったんですけれど。
我々は1-0で守りきって勝つスタイルを目指しているわけじゃないんですれど、2試合連続で1-0で勝てたというのは、ある意味スタイルに上積みができたのかなと思います。
選手たちは辛抱するところは辛抱して、そこを凌いで、自分たちでハードルを越えてこれたのかなと思いますし、そこに関しては監督として選手の成長に対してこれからも楽しみです。
勝点3取れたことに対して、今日頑張ってくれたピッチに立った選手と、ベンチにいた選手と、湘南に残っていた選手におめでとうございますと言ってあげたいです。
●曺監督 質疑応答
–後半システムを変えた意図は?
もう一回対戦があるので詳しくは言えないですけど、長いボールに対するセカンドボールがうまく拾えていなかったんで、そこをはっきり相手の2トップを3人で見る形にして、普段の形に戻してセカンドボールを拾ってそこから攻撃の糸口をつかんだ方が良いかなと思って変えました。
ただ後ろが4枚でも3枚でも、変な話2バックでもやることは変わらないですし、ここ最近チームが成熟してきたというか、どんな形どんなやり方でやってもそういうところでパニックにならないようになってきたなという印象はあります。普段の練習の中からいろんなポジションをやらせているので、自信を持って後半3枚にして送り出しました。
–横浜FM戦での勝利が今日の勝利につながった部分はあるか?
僕の中では今日の試合やF・マリノスさんとの試合以上に内容的に手応えがあったけど勝てなかったという試合はあります。
ただひとつ勝ったことで、自分たちがこうやればいいんだということが、遮られることなくスムーズにできるようになったと思います。
血液だったら流れを遮るような、コレステロールのようなものが取れたのかなと思います。
進むべき方向は変わらないんだけれども、スムーズに、シームレスに行けるようになったかなと思います。
少々アクシデントがあってもすぐ前向きになるというか、そういうことを試合見てて今日は感じました。
だから最後ちょっと押し込まれましたけど、僕の中では偉そうな言い方になりますけど、心配していなかったというか、あそこで跳ね返してカウンターでもう1点行きたいなと思う感じもあったんで。
そんなに鳥栖さんのロングボールを入れるリズムが良いとも思っていなかったですし、
ゴールキーパーも高い位置で非常に良いセーブを見せてくれていましたし、それもまたひとつ成長したところかなと思います。
–この2試合失点がないですが、良くなったところは?
ナビスコカップも含めると4試合で1点しか取られてないんですけど、勝てないから後ろに下がって失点しないようにしようと言ったつもりは1回もありません。
去年も1-0で勝つ試合ってあんまなかったと思うんですけど、前向きな姿勢というか、負けてもラインを高くしてコンパクトにして奪いやすい状況作って前に出て行くというような、我々の大事にしていることを信じた結果、得点は最少得点ですけれど、失点が減っていると思っているんで。
1-0にしてそのあと80分ずっとボールを持たれてしのいでやるのが我々の望んでいるサッカーではないよという話を選手によくするんですが、結果そうなったというか。
結果的に別の力が上積みされたと思いますが、これで1-2にされたら何の説得力もないんで、あくまで結果論だと捉えてもらえばと思います。
●フィッカデンティ監督 総括
走力を活かして相手の良いところを潰すという戦い方で臨んだ試合という中で、ちょっといつもと違う戦い方をしたのですが選手はそれをしっかり理解してできていたと思います。
実際にチャンスもできていましたし、そこは相手のキーパーの素晴らしいセーブもありました。
ホームの多くの試合、磐田や柏の試合で勝点を落としてきましたが、今回の失点のシーンもそんなに難しいようなシチュエーションでなかった中で、どうしてあの瞬間だけ何か気が抜けたのか。
自滅しているような場面が結果が出ない試合の中では何回か生まれれしまうと感じています。
ちょっと理解がし難い一瞬が生まれてしまうので、選手たちも走っていないかと言われれば走っていますし、気持ちを込めていないかといえば気持ちを込めているので、彼らに対してもコメントがしづらい状況です。
データで話てもしょうがないですが、この試合でもどちらが多くのチャンスを作ってゴールに近づいたかというのを見てみれば、そんなにリスクを冒したシーンはなかった中で、先ほども申し上げたように失点シーンもそんなに危険な状況を作られたわけではなかったので本当に理解がしにくい。
サッカーの美しいところでもあると選手には伝えているんですけれども、試合を振り返る時に本当に小さなところを舐めてかかるとサッカーでは本当に痛い目に遭いますし、耐えて耐えてシュート1本でも打ったら1-0で勝つという可能性もあるスポーツです。
チームとして本当にどういう戦い方をするかというのを徹底してチームに落とし込んでいる中で選手たちはすごく良くついてきてくれているんですが、本当に小さなところをもっとこだわって選手もやっていかないと結果としてついてこないと思っています。
●フィッカデンティ監督 質疑応答
–後半に落ちてしまう試合が多いが体力的な問題か、他に要因があるか?
体力的というより、どんな試合でも最後10分は相手チームより優っていると思います。
90分間試合をほぼコントロールしながらも、シュート1本でも打たれたら取られてしまうんだぞというところ。
そこを絶対に頭の中に入れておかなければいけない。
フィジカルコンディショニング的に落ちてきているということであるならば自分たちがゴール前にへばりついて跳ね返して下がりっぱなしになるという状況になると思うので、90分戦う力はこのチームにはあると思います。
結果として後半失点するというシーンは多いんですけれど、もちろん結果が出ない時は分析をして理由を探さなければいけないんですが、うまくいっているところを信じてやっていかなければならないですし、本当に何がダメなのかを試合が終わってから分析する必要があると思います。
現状としては先ほど言った通り小さなところをおろそかにしているというところがこの結果の原因だと思っています。
選手コメント
●大槻周平
前半から相手のラインが高いのと、ディフェンスとゴールキーパーの間にスペースがあることは見ていたので、そこは入った時に狙おうと思っていたし監督からも言われていたので、それが結果に繋がってよかったと思います。
ゴールシーンのような場面は練習の時から意識していました。
本当に良いボールが来たのでしっかりボールを見てあとは頭にしっかり合わすだけだったので、そこを意識してシュートを打ちました。
2連勝しましたけど次のホームが本当に大事なので、これで浮かれることなく、謙虚に次の試合に向けて、次また勝てるように良い準備をしていきたいと思います。
ここまで本当にチームに迷惑をかけてきてたんで、点が取れなくてもどかしい気持ちもあったし、一つここで取れたんで、勢いに乗ってどんどん取っていけるようにしていきたいです。
●村山智彦
風が強いとか、ボールがなかなか走らないピッチだったりとか色々難しい状況だったんですが、今日の試合を取らないと横浜FMに勝った意味が、なくなりはしないけど薄くなってしまうと思っていました。
あれだけのパフォーマンスが横浜FM戦でできて、この試合でできなかったら「あの試合だけか」と思われてしまうので、それは嫌だったので。
全員、こっちに来ていない選手も含めて湘南ベルマーレ全体として非常に良い試合ができたのかなと思います。
2試合連続の無失点勝利はもちろんプラスになると思いますし、前線の選手から本当にみんな相手のボールを奪う意識が非常に強くて、見ていて頼もしいですし、全員が同じベクトルで向いてやれているのかなと思います。
フィールドの選手があれだけ頑張ってくれていたんで、やっぱりその選手たちを助けなきゃという想いはありますし、チームの勝利に貢献するというセーブが出来たのは本当に良かったのかなと思います。
フィールドが全体的にコンパクトにできていますし、そこは非常にん良いかなと思います。
ファーストディフェンダーの決定が早くなっていて、それができると後ろも狙いやすくなりますし、そこは大きいと思います。
●菊池大介
良いゲームが横浜FM戦でできましたし、この2戦目が重要だということはわかっていました。
チームとして準備期間が短い中でもしっかり良い準備ができて、良い姿勢で自分たちのサッカーというのを貫けたと思います。
アシストのシーンは、こぼれ球だったので余計なことはしないでしっかり中に入れるという気持ちで。
狙っても良かったんですけど、あれくらいのところに、という感じで蹴ったら本当に良いところにいてくれて、決めてくれたんで良かったです。
自分の中で何か手応えをつかんだようなアシストではないですけど、得点につながったというのは本当に良かったと思います。
横浜FM戦と同じようなポジションでスタートして、あまり考えすぎないようにというか、感覚を大事にしてやろうと思っていました。
相手のサッカーもわかりやすいやり方なので、難しい状況というのもあまりなかったですし、セカンドボールをしっかり拾うことだったりとか、そこで潰すことだったりとか、前へボールを運ぶというところは意識してやったので、うまくいかないところもありましたけど、ただ勝ちに貢献できたというのは非常に大きいかなと思います。
●アンドレバイア
やはり連敗をしていたということは毎回失点をしていたということだから、まずは失点しないことを心がけていました。
結果無失点で2連勝できたことは全員のハードワークの賜物だと思います。
失点が多かったところから変えてきたことはそんなにないですが、強いて言えばコミュニケーションのところ。
ひとつは自分自身の部分、あとはチーム全体でも向上してきたところだと感じています。
やはり試合の流れの中でキツい時間帯もあるけれども、みんながうまくコミュニケーションすることでそのキツさを最小限に抑えることができたと思うし、それが無失点につながったと思います。
コミュニケーションをとることで他人任せになることもないし、一人一人の役割をハッキリさせることができる。
そういう相乗効果があったと思います。
今日は空中戦での戦いは予想していたし、去年から鳥栖もスタイルが変わっていないのでうまく対応することができたと思う。
●三竿雄斗
多くのチャンスを作ることができなかったし、風もある中で難しい試合となりました。
相手もロングボールを蹴ってくる中で、いい形でボールを奪って攻撃にという場面もなかなか作ることができませんでした。
その中で下でつないで相手のバイタルエリアまで迫るシーンもありましたけど、パスがずれちゃったりしてなかなかリズムを作ることができなかったです。
ただそれでもこういう試合で勝ちきれたというのは自信になるし、後半相手にずっと押し込まれましたけどしっかり跳ね返して、ただ引くだけじゃなく前からもしっかりプレッシャーに行けていたんで、1-0という結果は悪くないんじゃないかと思います。
自分が後ろから組み立てるというよりサイドで起点になって崩して、クロスだったり中に切れ込んでスルーパスとか、そういう形を狙っていましたがそういう形が全然なくて、チャンスも作れませんでした。
それでも守備のところで跳ね返したり、危ないところを消したりとか、そういうことが必要になる試合だとは思っていたので、そういうところで貢献できたのは良かったと思います。
どのポジションで出てもしっかりプレーできる自信はありますし、システムが変わってもポジションが変わってもチームとしてやらなきゃいけないことは何も変わらないです。
その中で自分の役割をしっかり整理してやれば問題ないし、今日も問題なくやれたと思っています。
この3試合を3連勝で終えるというのを目標にやっていますし、今のところ2連勝はできていますけど次の試合で勝つか負けるかはすごい大事だと思います。
ホームで今シーズンまだ勝てていないですし、しっかりまた良い準備をして驕ることなく謙虚に練習をやって8日の試合に臨みたいと思います。