東ティモールで“希望のボール”配布開始！101個のサッカーボールが子どもたちへ

この度、湘南ベルマーレと国際支援NGOのピースウィンズ・ジャパンが共同で行っていますサッカーボールを贈る「希望のボールプロジェクト」のボールが東ティモールに到着し、配布が開始しましたのでお知らせいたします。
今回のボールは、2009年8月23日と9月2日に平塚競技場で行われました湘南ベルマーレのホームゲームで呼びかけ、サポーターの皆さんにお持ちいただいた使用済みのボール101個です。

現地の状況を見て最適な時期を見極め、2月末に日本通運株式会社の協力を得て送られたボールは、東ティモールのPWJディリ事務所に無事に到着。3月12日より東ティモールのエルメラ県レテフォホ郡とリキサ県の小学校や中学校に配布を開始しました。

配布を終えたリキサ県ダロレテ集落の中学校では、子どもたちが歓声を上げて目の前の広場に向かって走り出しました。雨が止んだばかりのぬかるんだ広場でしたが、そんなことはお構いなしでボールを蹴り始めました。「日本からの思いがけないプレゼントでとってもうれしい！雨期が終わって、思いっきり遊べる季節が来るのが楽しみです」と子どもたちの喜びの声が届いています。

湘南ベルマーレとPWJは、2005年3月、さまざまなプロジェクトやコミュニティー活動をともに行いながら、国際支援の輪を広げていくことを目的に提携しました。
2005年、2006年には、以前から湘南ベルマーレが取り組んできた「希望のボールプロジェクト」にPWJが参画し、サポーターの皆さんや地域の皆さんからご提供いただいたサッカーボールを、PWJが活動するイラク、スマトラ島沖地震・津波で大きな被害を受けたインドネシア・アチェ州、そしてアフリカのシエラレオネ、リベリアに届けてきました。

東ティモールは、1999年の大規模な騒乱を経て2002年に独立した21世紀最初の独立国。PWJは騒乱直後から支援を開始し、2003年からは、コーヒー生産者支援に取り組んでいます。サッカー熱が高い一方で、ボールを手に入れるのは簡単なことではありません。今回集められたボールは、コーヒーの収穫で忙しくなる5月の配布完了を目指して配布が続けられます。

皆様の温かいご支援に改めて御礼申し上げます。ありがとうございました。