第37節 VS 愛媛FC
10月7日(日曜日) 16:00 @Shonan BMW スタジアム平塚
HOME 湘南ベルマーレ | 愛媛FC AWAY |
0 | 0 | 前半 | 0 | 0 | ||
0 | 後半 | 0 | ||||
63 > 64 | 勝点 | 38 > 39 | ||||
得点者 |
選手 | シュート | シュート | 選手 | |||||
GK | 27 | 阿部 伸行 | 0 | STARTING LINEUP |
0 | 秋元 陽太 | 37 | GK |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DF | 2 | 鎌田 翔雅 | 0 | 0 | 関根 永悟 | 13 | DF | |
DF | 3 | 遠藤 航 | 0 | 1 | 田森 大己 | 6 | DF | |
DF | 22 | 大野 和成 | 0 | 0 | 浦田 延尚 | 2 | DF | |
MF | 5 | 古林 将太 | 0 | 0 | 渡邊 一仁 | 4 | MF | |
MF | 6 | 永木 亮太 | 1 | 2 | 村上 巧 | 26 | MF | |
MF | 7 | ハン グギョン | 0 | 1 | 石井 謙伍 | 11 | MF | |
MF | 23 | 髙山 薫 | 3 | 1 | 前野 貴徳 | 7 | MF | |
FW | 10 | 菊池 大介 | 1 | 0 | 伊東 俊 | 34 | FW | |
FW | 9 | キリノ | 0 | 0 | 加藤 大 | 18 | FW | |
FW | 19 | 大槻 周平 | 0 | 0 | 有田 光希 | 9 | FW | |
GK | 1 | 金 永基 | – | SUB | – | 兼田 亜季重 | 21 | GK |
DF | 20 | 三原 向平 | – | – | 園田 拓也 | 22 | DF | |
DF | 30 | 島村 毅 | – | 0 | トミッチ | 3 | MF | |
MF | 8 | 坂本 紘司 | 0 | 1 | 東 浩史 | 14 | MF | |
MF | 14 | 下村 東美 | – | 0 | 赤井 秀一 | 16 | MF | |
MF | 28 | イ ミンス | – | – | 大山 俊輔 | 17 | MF | |
FW | 15 | 岩上 祐三 | 0 | – | 福田 健二 | 24 | FW |
警告・退場 | スタッツ | 警告・退場 | ||
|
5 | シュート | 6 |
|
7 | ゴールキック | 9 | ||
3 | コーナーキック | 4 | ||
14 | 直接フリーキック | 13 | ||
0 | 間接フリーキック | 2 | ||
2 | オフサイド | 0 | ||
0 | PK | 0 |
得点経過 | ||
|
~:ドリブル →:グラウンドパス ↑:浮き球パス S:シュート |
|
---|
選手交代 | ||
|
|
入場者数 | 天候 | 気温 | 湿度 | ピッチ状態 | 試合時間 |
---|---|---|---|---|---|
5,938人 | 晴、弱風 | 20.3℃ | 66% | 全面良芝、乾燥 | 90分 |
コミッショナー | 主審 | 副審 | 副審 | 第4の審判員 | 記録員 |
川北 信幸 | 野田 祐樹 | 今岡 洋二 | 関谷 宣貴 | 赤阪 修 | 岩崎 洋 |
湘南 曺監督 試合後コメント
総評
今日、残り6試合という状況で、(試合が)終わった後初めてサポーターと会話をしたんですけども、この順位にいたら当然、昇格というものを目指して勝点3を取るということは、誰が見ても明らかなので、そういう意味で最後にまた大きな声援を送ってくれたことは選手の力になったと思いますし、サポーターには本当に心から感謝したいと思います。
3つ連続負けていましたが、内容的にそんなに下を向く内容ではなかったと思います。ただ、交通事故のような失点が最近増えていたので、その辺の整理を選手たちと向き合ってやってきました。
今日も我慢のような展開が前半からずっと続いたんですけど、その我慢をしきれないで、いい加減なプレーがフィールドの中に起きなかったということは、以前徳島さんと0-0になった試合もありましたが、この0-0の意味合いは当時と比べても違うんじゃないかなと。ベストウェイはあの後半の畳みかけた時に得点がこちらにこぼれたらとか、このシュートが入ればとか、もっと思い切って打ってればとか、そういうことは前半も含めてありました。そういう所で決めていれば本当に、また違った湘南のテイストの試合で勝点3を上げられることができたんですけど、今日のゴール前の愛媛さんの守備の集中力は本当に素晴らしいと思いました。
前節、千葉さんに最後に点をとって勢いに乗ってきているチームだったので、いろいろな意味で難しい試合でしたけど、今日の試合で自分たちがまた立ち返らなければいけない立ち位置というものを選手たちも改めて感じることができたと思います。
複数得点をとって勝つという湘南スタイルには到らなかったですけれども、そのプロセスの途中にまだ我々はいて、次の天皇杯の柏とリーグ戦の甲府に対して、奥底に潜んだ海底マグマを爆発させていきたいなと自分は今感じています。
今日の90分、アディショナルタイムも含めたら93分、足を止めないで前方にエネルギーを出そうということに関しては、選手たちが出るメンバー同士で協力をしてやってくれたと思っているので、あとはそれを結果に結びつけていきたいと思います。
今日の勝点1は前向きに捉えたいと自分では思っています。
質疑応答
今日の選手交代はいつもと比べて遅かったが、動かなかったのかそれとも動けなかったのか?
動かなかったというのが一番大きいですね。前半からリズム的には悪くなかったので。
ちょっと足のトラブルでキリノを代えたところもありましたけど、今日の展開で早く動き過ぎるのは良くないなと思ったので。そういう試合も今まであんまりなかったんですけど。にリザーブの選手に力が無かったとかそういうことではありません。流れを変えるっていうところが一つポイントになってくるとは思っていたんですけども、相手はその流れを変えるところを狙って、少ないチャンスでカウンターで取るというゲームプランはもう分かりきっていました。
そのチャンスを相手にみすみす与えてロストから入ってしまうのは厳しいなと思ったのでこのメンバーでやっていったほうがいいかなということで、2枚の交代に留めました。
前節の失点もあったのか、前への怖さが若干出てなかったように映ったが?
前に行くなとか後ろで回せとかはいっさい言ってないし、失点があったから大きく蹴れとも言ってない。ただきょうの愛媛さんは帰陣がすごく速かった。取られた瞬間ボールホルダーに行かずにみんなで帰ろうというなかで、高山が100%のスピードで50~60m上がってもきっちり付いていくしぶとさがあった。我々のパフォーマンス自体に前へのエネルギーがなかったとか前に行く気持ちがなかったとは思っていない。
ただあのように帰陣した相手に対してボールを動かしながら崩していかないといけないというところではもう一工夫足りなかった。それは我々のチーム戦術ではなく、ボックスのなかや付近でのミドルシュートやワンツーの精度があればもうすこし決定的なチャンスを掴んでいたかなと思います。
ハン グギョン選手コメント
やはりプレーヤーというのは、ピッチに立つことが一番幸せなことなので、幸せを感じてプレーしました。
(早い復帰だったが怖さは?)選手である以上は怖さを克服しなければならないし、ケガをしたらまた手術をすればいいというシンプルな気持ちで思い切ってプレーしました。リハビリをやりながら、精神的にも鍛えたいと思っていたので、そういうものが出たのではないかと思います。
骨が早くついたことは、丈夫な身体をもらったということで両親に感謝したいと思います。
勝ちたいという一心で準備をしていました。勝てなくて本当に残念です。久々の試合だったけど、試合になったら自分が足を引っ張ることなくゲームに入ろうと集中していました。
相手はすごく守備的だったけれど、自分の体力的にもう少し上がればもっと対応できたのかなと思います。
何度もコールをしてもらって、ファンの皆さんには本当に感謝してるし、ファンのためにも頑張りたいと改めて思った。甲府戦、そしてその前に天皇杯もあるので、目の前の試合を全力で戦いたいと思います。
髙山薫選手コメント
守ってくる相手に対してどう得点するか、自分たちの課題はそこだと思う。もっと工夫が必要だったし、僕自身は最後に決定機があったのに決め切れなかった。やっぱりそこを決めなければいけない。
チャンスはいつもより少なかったと思うけど、ないわけではなかった。そこを自分は決め切るべきだったし、そこをモノにできるかどうかが本当に重要だと思っています。
湘南は、どの順位にいても常にチャレンジャーだと思うので、その気持ちを忘れず試合をすることが大事だと思います。
サポーターの皆さんは、J1に行きたいと強く思ってくれていると思うし、自分たちもJ1に行きたい。残り5試合になりましたが、全然チャンスがある。3連敗して今日引き分けてしまったけど、ここから全部勝つくらいの気持ちで戦う。最後に嬉し泣きできるように頑張ります。
遠藤航選手コメント
前々節は退場してしまってチームに迷惑をかけてしまったので、本当に今日は基本にかえって、ラインをコンパクトにすることや球際にしっかりいくこと、チャレンジ&カバーをしっかりすることなどを意識して試合に入りました。
DFラインは僕が前にいったら翔雅さん(鎌田)やカズくん(大野)がしっかりカバーしてくれたし、逆に二人がいった時には僕もカバーできていたので、そのあたりの連携はとれていたと思います。
ここ最近失点が多くなってしまっていたのですが、怖がらずにラインをコンパクトにして、中盤との距離を詰めようと意識してやりました。そこは90分通してできていたし、攻めていた時のリスクマネジメントもできていたと思います。そこは次に繋がると思います。
(リトリートする相手を崩すには?)サイドハーフで起点を作ろうという話をしていて、そこはできていたと思うんですけど、最後のクロスの精度やもうちょっと際どいところにボールをつけられればよかったのかなと思います。縦パスをうまく使いながらサイドに展開するなど、工夫しなければ崩せないのかなと思いました。
(今後に向けて)昇格に向けて、自分たちがやることというのは分かっているし、一戦一戦、勝点3をとるために僕たちは頑張るだけだと思っています。
坂本紘司選手コメント
あともう少しのところで得点が奪えた試合だったと思うので残念です。
みんな自分たちの力を出し切ろうとしているし、何も変えることはない。あと一歩先にボールを触れるかとか、ちょっとした力みもあったと思う。そういうものも昇格争いする中で当然あることなので、若い選手簡単ではないなということを感じていると思います。そういう意味では、短い期間の中でみんな成長していると思います。
あとほんの少しのところを、練習やコミュニケーション、チームワークで埋めていきたい。
ゴールの確率を上げるためには回数を増やすことだと思うので、ゴールの前を横切るボールや1回でダメなら10回チャレンジして、なんとか1点2点とって勝ち切る試合をしたい。
前節と違って失点はしなかったので、前向きに考える材料はある。ピンチでもしっかり集中してゼロで抑えられたということは収穫だと思っています。
ここ4試合、勝点3がとれていないので、皆さん考えるところがあると思うんですけど、僕たちは必ず上にいけると思いながらプレーしています。
信じて、勝ち切れると思いながらプレーすることが一番大事だと思います。
(甲府戦に向けて)またアウェイの雰囲気の中での試合になると思いますが、いつも甲府とはいいゲームになるし、過去どうだったかということより、この試合で勝点3をとらなければいけない。
その前に天皇杯があるので、天皇杯もいい試合をして、それもいいきっかけにしようという話をみんなでしていました。勝ちにいっていいきっかけを掴みたいと思います。
菊池大介選手コメント
3連敗した後の試合でしたけど、緊張したりプレッシャーを感じることはなかった。自分たちのサッカーができている時間帯もありましたし、相手よりも自分たちが支配する時間が多かったと思います。
ただ、相手が引いてきた中でも点をとれなければいけない。前線の選手として、もっとチャンスを作らなければいけないし、少ないチャンスの中でも決めなければいけないということを感じています。まだまだだと思っています。
もっとクオリティを上げることや、ゴール前にもっと人数をかけることなどが必要。クロスに入っていく時に人数をかけたり前に入っていく時にパワーをかけることは今週の練習でもやったんですけど、それが出せた場面もあったし、もう少しだなというところもあった。
それが出せた場面でも、決め切ることが必要だった。
(次節に向けて)ここ4試合勝ててない状況で首位のチームと対戦することになりますが、勢いを取り戻すためには最高の相手だと思うので、本当に一人ひとりが力を出し切って、チーム力で勝負したいと思います。
愛媛 バルバリッチ監督 試合後コメント
総評
非常に堅い試合だったと思います。チャンスはそんなに多くはなかったんですけど、ただ守備のプレーに関して、また集中力に関して選手たちに対して非常に満足しています。
攻撃のところは、もうちょっと個のレベルでの攻撃参加、仕掛けそういった物が足りなかったかもしれませんが、相手にもそんなにチャンスを多く与えませんでした。いくつかのシュートはありましたが。
前半いくつかのシュートを受けました。あと後半は特に終盤、相手が勝ちたいという気持ちが強いですから、前に多くの選手をかけて攻撃に人数をかけてきたんですけど、その時に我々としては逆に裏の空いているスペースをもっと使えればよかったなと思います。
まぁそれでもしっかり我慢が出来て、最後まで0点に抑えられましたので、我々の選手たちの努力、頑張り、ひたむきさを祝福したいと思います。あとは遠くまで来てくれたサポーターの皆さんに感謝申し上げたいと思います。
質疑応答
湘南の攻撃を封じるにあたり堅い守備だったと思うが一番のポイントはどこだったのか?
しっかり堅固にブロックを敷いて早くスライドをすること。スタートに関しては中央の選手たちが早いスライドをすること、あとはサイドの選手たちに関しては相手のサイドの選手たちをフリーにしないようにしっかりそこに対してアプローチチャレンジをすると。
それに加えて、相手は中央の縦パスを前線の3人に対して供給をするという狙いがあったんですけども、それに対してうちの最終ラインの3人のところでしっかりチャレンジカバー出来ていました。そこはすごく良く出来ていたと思います。
攻撃のところは、我々は足りなかった。相手同様に前線の3人のところに縦パスを送りたいという狙いはあったんですけれども、パスが入った後、トップ下二人、或いは両ウィングバックの参加がもしかしたらちょっと足りなかったかもしれません。
ただ守備での消耗が非常に多かったので仕方ないかなとも思います。
ここ3試合で勝点合計5だがこの3試合の積み上げはどう感じるか?
今年、シーズンが始まって最初前半戦というのは内容的にも結果の部分でも非常に良い、期待以上の成果をあげることができました。ただ、前半戦終わって後半戦に入ってから選手のケガもあり、疲れもあり、そこまで上手くいってた4-4-2っていうのがだんだん機能しなくなってきて、しかも12試合。
内容的に全部が悪かったわけではないんですけど、ちょっと負け方、失点の仕方が精神的にダメージのある自信を失うような試合が多かったので、そういった色んなものを含めて、結果が出なかった期間が長く続いてしまったと。その時点で4-4-2というのは機能し辛くなってきましたので、システムを変えざるを得なくなったと。
このシステムの変更というのは守備の部分を強化する、守備の厚みを増させるという意図でのシステム変更なんですけども、このシステムに変更してから、岡山にも勝ちました、その後千葉と2-2で引き分けました。しかもその試合っていうのは内容的には運もあり最後の最後で追いついて引き分けに持ち込めた試合で、今日も非常に堅実な堅固な試合をしましたのでこのシステムになってからの内容っていうのは結果も含めて満足しています。
湘南と2試合戦って2回とも負けなかったがこの点については?
シーズンは長いんですけれども、天候の影響もあったり、夏の暑い時に疲れのピークが来るということで非常に難しいリーグです、お互いにとって。1試合目やった時っていうのは湘南のほうがちょっとこう勝てないっていう時期がありました。連敗をして3試合4試合勝てない時期があったんですけども、そのタイミングで我々とあたりました。
そこで我々はホームで勝つことが出来て、今日の2試合目に関しては、お互いに堅い試合をしてなんとか負けずに引き分けに持ち込むことが出来ました。ただ、湘南というチームは非常に個のレベルでも良い選手が多くいますし、守備のブロックしっかり敷きますし、そこから早い攻撃をしてくるそれをやるためのハードワークも出来ますし、規律もありますし、とても良いチームであるという印象を持っています。