第39節 VS ジェフユナイテッド千葉
10月21日(日曜日) 16:00 @Shonan BMW スタジアム平塚
HOME 湘南ベルマーレ | ジェフユナイテッド千葉 AWAY |
1 | 1 | 前半 | 0 | 1 | ||
0 | 後半 | 1 | ||||
65 > 66 | 勝点 | 62 > 63 | ||||
永木 亮太 28分 | 得点者 | 85分 佐藤 勇人 |
選手 | シュート | シュート | 選手 | |||||
GK | 27 | 阿部 伸行 | 0 | STARTING LINEUP |
0 | 岡本 昌弘 | 1 | GK |
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DF | 30 | 島村 毅 | 0 | 0 | 山口 智 | 5 | DF | |
DF | 3 | 遠藤 航 | 0 | 0 | 竹内 彬 | 3 | DF | |
DF | 22 | 大野 和成 | 0 | 0 | 渡邊 圭二 | 27 | DF | |
MF | 5 | 古林 将太 | 0 | 0 | 高橋 峻希 | 33 | DF | |
MF | 7 | ハン グギョン | 1 | 0 | 佐藤 健太郎 | 16 | MF | |
MF | 6 | 永木 亮太 | 1 | 2 | 佐藤 勇人 | 7 | MF | |
MF | 23 | 髙山 薫 | 2 | 1 | 兵働 昭弘 | 15 | MF | |
FW | 10 | 菊池 大介 | 2 | 1 | 谷澤 達也 | 39 | MF | |
FW | 9 | キリノ | 2 | 0 | 米倉 恒貴 | 11 | FW | |
FW | 18 | 古橋 達弥 | 0 | 2 | 荒田 智之 | 14 | FW | |
GK | 1 | 金 永基 | – | SUB | – | 大久保 択生 | 21 | GK |
DF | 4 | 山口 貴弘 | 0 | – | 大岩 一貴 | 29 | DF | |
DF | 20 | 三原 向平 | 0 | – | 山口 慶 | 13 | MF | |
MF | 8 | 坂本 紘司 | – | – | 伊藤 大介 | 20 | MF | |
MF | 14 | 下村 東美 | 0 | 0 | オーロイ | 8 | FW | |
FW | 15 | 岩上 祐三 | – | 1 | 藤田 祥史 | 18 | FW | |
FW | 19 | 大槻 周平 | – | 0 | 大塚 翔平 | 32 | FW |
警告・退場 | スタッツ | 警告・退場 | ||
8 | シュート | 7 |
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7 | ゴールキック | 9 | ||
0 | コーナーキック | 2 | ||
19 | 直接フリーキック | 5 | ||
0 | 間接フリーキック | 6 | ||
6 | オフサイド | 0 | ||
0 | PK | 0 |
得点経過 | ||
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~:ドリブル →:グラウンドパス ↑:浮き球パス S:シュート |
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選手交代 | ||
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入場者数 | 天候 | 気温 | 湿度 | ピッチ状態 | 試合時間 |
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10,918人 | 晴、弱風 | 21.5℃ | 42% | 全面良芝、乾燥 | 90分 |
コミッショナー | 主審 | 副審 | 副審 | 第4の審判員 | 記録員 |
望月 豊仁 | 西村 雄一 | 相樂 亨 | 中野 卓 | 金次 雄之介 | 岩崎 洋 |
湘南 曺監督 試合後コメント
総評
お疲れさまでした。
今季最高の数のサポーターに来ていただいて、黄緑のビブスを着てもらっていい雰囲気の中の試合で、本当に勝点3を取りたかった。終わってみて、ジェフさんとやるときはいつもお互いに緊迫した中でのゲームなので、勝たせたかったですが、今日戦った我々のメンバーもそうですし、ジェフさんのメンバーも含めて、見に来てるお客さんに対して、無骨だったですけども、良いゲームができたんじゃないかなと思います。
ちょっとテンションが低いのは、ここ(記者会見場)にあるレコーダーも今季最多なので、あんまり大きい声を出すと、うまく録れなかったら嫌なので(会場笑)。
ここにいる記者の方々も今季最高の数だと思いますし、それだけ注目されてたんだなということを感じます。次はアウェイの富山戦にはなりますけども、もっとたくさんの人に来ていただいて、我々の良さをまた伝えていただけるとありがたいなと思います。
試合に関しては、前半は、ジェフさんは前半に得点を取ることが多いチームなので、この前の試合で、甲府の試合も良いゲームだったんですけど、ゴール前のバトルというところで少し甘さがあったので、今週そういうところを詰めてやってきて、非常に前線から後ろまで、ちょっと動かされる時間はありましたけども、いい守備ができてたなと思います。そういう形で、狙い通りのクロスから相手の対応の遅れを、今日はミドルシュートを狙っていこうという話をしていました。、永木が本当に素晴らしいシュートを入れてくれて。僕のプランがそこまで良かったとは自分では思いませんけども、いい流れだったと思います。
後半に入って、前節ちょっと、もう1点取りにいこうって勝ち急がせてたような場面があったので、少し我慢しながらという話をしたんですけども、当然相手はJ1でやっていた選手がたくさんいるので、やっぱりバイタルのところのインサイドプレーだったりとか、兵働が前を向いたときのクオリティがあるのはわかってたんですけど、3バックと両サイドハーフとボランチが前半から厳しい対応ができていたので、最後オーロイを入れたときに、ラインを下げずに同じような対応ができれば、その前からカウンターで何回か取るチャンスがあったんですけども、そこのところも含めて入っていれば、我々のプラン通りの試合になったと思います。あのへんが取れないのがまだまだ甘いところで、勝ち点1に留まったのかなというふうに思います。
ただ、ゲーム全体に関して、これで我々はJ2で今上位を占めているチームに今シーズン一度も負けなかったという事実もありますし、逆に今、実力があるにも関わらず下の順位にいるチームになかなか勝てないというような状況でもありますので、残り3試合を、本当に開幕のような気持ちで、一戦一戦が決勝戦のような気持ちで、戦うしかないと思います。
今日も、今ロッカーで話しましたが、誰も自動昇格の2位という順位を諦めてる選手、スタッフは誰もいません。柏から続いて甲府、千葉と、ビッグクラブという言い方が正しいかどうかわかりませんけど、そういった相手に勇敢に、そして我々の良さを出そうとして戦った選手たちは本当によくやってくれたと思ってます。
木山(監督)とは育成年代でも何度も対戦した仲で、今日もお互いがんばろうという話を終わったあとしたんですけども、お互いにこれから先の3試合がんばって、お互いに喜べるようになりたいなと、今日、終わったあと素直に思いました。
質疑応答
特に前半、相手の最終ラインからの組み立てを中盤のハン選手と永木選手の位置で遮断できたと思うが?
もちろん相手のストロングを消すということをやってはいますが、我々の本質は自分たちのよさを出そうということ。ただ、自分たちのよさを出すだけで勝点3を取れるレベルの試合ではないので、そういう話を選手たちに伝えたことをしっかりやってくれたと思います。それによって自分たちのよさが出なかった場合は指示してまずかったなという気持ちになりますが、そういう気持ちではないです。必要なことをやってくれたけれど、勝点3を取るまでには至らなかったというのが現実だと思います。
1-0でシャットアウトという展開を考えていたのか?
いや、そんなふうには全然考えていませんでした。相手が両サイドバックを上げてボランチに兵働を落として前に圧力をかけてきたので、ある意味2バック状態で守っていた。菊池がドリブルで行ってシュートを打った場面とか、あの形でもう1点取ることが僕のプランでした。とはいえ全部前から行ってハーフウェイ付近で取れればいいのですが、こはジェフさんも百戦錬磨なのでそういう展開にはなかなか持ち込めない、こちらがリードしてることも含めて。あそこでやはりワイドからのクロスや、カウンターになったときに決め切る力が――いま言った甘いという表現が正しいかどうかは分からないが、まだまだ我々に足りないのかなという感じはしています。
遠藤航選手コメント
相手の状態がいい時はしっかり下げて、バックパスや横パスなど相手の状態が悪い時にはラインを上げるということの繰り返しでした。
しっかり見ながら対応できればと思っていたのですが、そこはできたと思います。
高い選手が途中から入ってきましたがそれでもラインを下げないで、できるだけ高い位置で競ってそのセカンドを狙うように、もし事故があってもゴールから遠い状況を作りたいなと思っていました。
最初の1本でやられてしまったことには悔いが残っていますが、その後の対応は悪くはなかったと思います。
(追加点がとれなかったことについては?)練習を積み重ねていくしかないと思いますし、追加点がとれなかったことが引き分けに繋がってしまったことは全員が分かっているので、本当に次からは2点、3点とれるようなチームにしなければいけないと思っています。
(オーロイ選手については?)対戦するのは去年含めて2回目でしたが、そういう意味ではあまり焦らず対応できました。ロングボールを跳ね返せるシーンも何回かあったので、そこはよかったかなと思います。競らないでセカンドを狙うことも考えましたが、競った時にいけるなと思えたので、タイミングをしっかり合わせて競れたと思います。
(U-19日本代表について)複雑な気持ちはありますが、みんなを信じて、代表に集中して戦ってきたいと思います。
アジアの戦いでは、ロングボールを入れてきたりカウンター狙いのチームも多くなってくると思いますけど、そういう意味ではリスクマネジメントすることなど、湘南でやっていることをそのまま生かせばと思う。センターバックとして自分の役割をしっかり果たさなければいけないと思いますので、いいイメージをもってアジア大会でしっかり出せればと思います。
(サポーターの皆さんへ)今日、ああやって横断幕を出してくれたり声援を送ってくれて、本当に嬉しかったし感謝しています。期待に応えられるように頑張りたい。リーグはここからの3試合、本当に大事な戦いになりますが、湘南のチーム力を示す時だと思いますので、選手と共に、残り3試合戦ってもらいたいと思います。
J1に行きたいです。みんなのことを信じて、僕は僕のやるべきことを精一杯やりたいと思います。
永木亮太選手コメント
結果引き分けになってしまって悔しいです。内容はよかったと思うしいい時間帯に点もとれたのですが、後半の失点と追加点が奪えなかったことが悔やまれます。
コンパクトにして相手が中盤でボールを持ってたんですけど、そこへあえて行かずに、縦パスのコースを切って、サイドに追いやってそこからディフェンスという形はうまくできていた。中盤でミスが起こった時はグギョンと僕でしっかり止められた。相手に縦パスを通させないという部分では、すごくよかったと思います。
ボランチのところで全部が全部防ぐことは難しいんですけど、DF3人とも連携がとれていたし、前にいかれた時にもしっかりプレスバックできていたので、崩されたという感じはなかった。
失点の1点はボールが入ってきてすぐだったので、ああいう形でやられたのは悔しい。でも崩されたわけではないので、自信をもってやっていきたいと思います。
(ゴールについては)こぼれてくるかなと思っていたら本当にこぼれてきたので、シュートを打った。相手に当たって入る形でしたがよかったです。
身体は動くしコンディションはいいので、攻守に関わるということはできていると思います。
島村毅選手コメント
特に前半はボールを持たれる時間が長かったのですが、それは想定内だったのでDF陣としては焦らずに、どこかでボールを奪ってショートカウンターを狙おうという意思統一はできていました。
いい形で点がとれたのですが、後半、相手は高さを入れてきて押し込まれる展開になった。それでも粘り強く戦えていたのですが、最後にパワープレーに屈する形になってしまった。なんとか無失点に抑えたかった。
レベルの高い相手との試合が続いて、今日もゲーム自体はやっていてすごく楽しかった。でも内容以上に結果がほしいと思っていたので引分けは悔しいです。
自動昇格が残り1枠になって、今日の試合の重要性というのはチーム全体として強く感じていました。
残り3つ、とるしかない。本当に勝つしかないということがもうはっきりしたので、今まで以上に強い気持ちで戦いたい。
髙山薫選手コメント
前半はあまり自分のプレーを出せず、後半ようやく出せてきたときに体力的な問題が出てしまった。個人的には前半からもっと自分のプレーを出したかった。裏を狙われているのは分かっていたし、挟み込まれたりもしたが、ハーフタイムでいったん気持ちを切り替えて後半に臨んだ。
(残り試合に向けて)もう気持ちです、本当に。運は頑張っている人のところにくると言う。ああいう失点も自分たちがいいときはたぶん入らないと思う。残り3試合、いいサッカーをして、失点もしないで勝てるようにしたい。
ハングギョン選手コメント
今週少しコンディションを落として、練習も全力でできなかったんですけど、そういうものは後半に出てしまったかなと思います。惜しい試合でした。
前半は、守備の面でDFラインとの連携もうまくいったし、その点は残り3試合も続けていきたいと思います。
失点シーンを振り返ると、少しずつ運動量が落ちてきたことも影響しているかなと思います。
(攻撃に関しては?)まずやるべき役目は守備ですが、チャンスがあれば当然上がっていくという意識をもっていました。
千葉 木山監督 試合後コメント
総評
勝点の差を縮めたいゲームだったが、結果的には縮めることはできませんでした。ただ最後よく追いついたと思いますし、それは選手の、なんとしてもこの接戦に生き残っていきたいという意地だったと思うので、よくやったんじゃないかなと。ゲーム開始から、けっして悪いゲームではなかったと思うが、ボールは持てていたし、ただ前半はボールは持ってるんだけどなかなか相手の組織のなかにうまく入って行く回数が少なかった。ただ焦れずに続けていくことと、もうすこしテンポを上げて相手の懐に入っていくことさえできればなんとかできるのではないかと思っていた。後半はある程度――もちろん湘南さんのカウンターは速く鋭い、それを時折り浴びながら、なんとか打開しようとよく努力したと思います。ただそこで1点が取れなかったというところだと思います。残り3試合ですが、全力を尽くしてやっていきたいと思います。
質疑応答
前半、攻めあぐねた原因は?
ボールを動かすテンポがちょっと遅かった。あと、外から見ていると間のパスを入れていけるんじゃないかと思って見ていますが、やはりプレーしている選手からするとカウンターも鋭いしそこで引っかけられたくないという意識が強く働き、ワンテンポプレーが遅れてしまう。そのあいだにまた相手にしっかりとスライドされてしまうということだったと思う。もうちょっと勇気をもって入れていってもよかったのかなと。
ただ、こういう厳しい、絶対落とせないゲームのなかで、しっかりとアバウトにならずにボールをしっかり握っていこうという意図はあった。そこでもうすこし精度というかトライがあればよかったのではないか。ただ選手たちは慌てずにそれをずっとやろうとしていたので、それに関しては僕自身は、逆に最後攻め合いの展開になったなかでも――湘南はJ2のなかでいちばん走れるチームなのではないか、それに対して――最後ずっと自分たちが押し込めたのは前半ボールを保持したからだと思う。そこは結果論になるが、もうすこしテンポやトライがあれば前半のうちになんとかなったかもしれない。逆にそこでロストする回数が多くなればもっと苦しい試合になった可能性もあります。
ミドルレンジでシュートを打てる場面であまり打てなかったのはチーム戦術なのか?
シュートを打つなというチーム戦術はないと思うのでもちろん打てるチャンスがあれば打ってかまわないと思う。ただ湘南のほうもしっかりと、時々うちがいい形で間にパスを通して顔を上げた瞬間にすっと寄ってくるスピードがある。そのへんは最後は選手の判断になると思う。もちろん打てれば打ったほうがいいと思います。
残り3試合に向けてとくに考えることは?
これからは勝点3を取るのか勝点1でも積み上げるのかは非常に難しくなってくると思います。今日はおそらく自分たちの前後は勝ってるチームが多いので、そうなったときに、何度も会見でも言ってますが、プレーオフに行ったとしても勝ち切るつもりでやらなければいけないし、逆にそこにもある程度頭に入れて試合を戦わなければいけない。その意味ですごく難しいというか、ジャッジしながら冷静に勝点3を取れるのか、最後残り10分スコアが0-0など拮抗しているときにどうするのか、そういうことをみんなでしっかり共有して整理しながら戦わなければいけないと思います。